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YMCAミーティング。人と人の距離感がすごく近い!

前回は、サンガダーナの事を書き、様々な国の僧侶が集まっている姿を伝えましたが、宗教も超えて集まっている姿がブッダガヤにあります。


YMCAというと知っている方もいると思いますが、世界中にある団体で、キリスト教にそって様々な分野で活動する非営利団体。

Young Men's Christian Association


実は、仏心寺の真横の建物が、YMCAの建物で、会議のためのホールや宿泊施設を完備しています。
数年前から、隣の建物に看板が掲げられたのを覚えています。


昨日は知り合いのインド僧から電話で

「今から peace pujaがあるから、すぐ隣の建物に行けますか?」

と誘いがあり、一緒に行ってきました。

会場に入ると、ヒンドゥー教のバラモンやイスラム教の大学教授、仏教の僧侶などが10人ほど集まって待っている状態。

インドでよくある、開始時間を超えても始まらない、そして、いつになったら始まるかわからない状態です。(実際1時間待ちました。。。)


ぞろぞろと集まってきて、多くはキリスト教の方々。
そして、インド人以外は私のみ。

もしかしてと思ったら、やはりヒンドゥー語での演説が始まってしまいました。
ヒンドゥー語がちゃんとわかるわけではないので、所々言っている言葉はわかりますが、細かいにニュアンスは。。。

内容としては、イスラム教の教授が、「イスラム教の平和について」話しており、中には、数日前のブログで書いたイードについてや、タージマハルの話もでてきていました。

今回が第1回目のようで、これから回を重ねて他の宗教の人達とのミーティングを増やしていくと、主催者が言っていました。



ただ、演説中気になったのが、写真撮影。


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日本でしたら、話している人の近くに寄ることはあまりないと思います。
近寄るといっても、ある程度の距離があると思いますが、インドは違います。


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写真のように、ものすごく近い距離でじっくり構図を決めて写真撮影。

しかも、ズーム付きのカメラで。。。





この辺はなんというか、どういう感覚か理解できないですが、細かいことは気にしないインド人らしいいです。


そして、これがインド人の人と人の距離感?なのかとも感じました。
これだけ近くてもお互い気にならないというのは、普段からこのような距離感で人と人が接していると考えると納得できます。


ただ、あまりにも次々真剣にこの距離で写真を撮っていくので、面白く笑ってしまいそうに。


所変われば、失礼というか礼儀の感覚は、これだけ違うと言うことを実感します。

でも、このように様々な感覚を文字や映像でなく、実際目の前で生でみて体感できることは、様々な考え方・目線を身につけるいいきっかけになると思い、ありがたく感じます。


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ブランボォージ(亡くなった方の為に、徳を積む)

ブランボォージとは、家族が亡くなった日から12日後に行われる、食事を振る舞う集まりのこと。

友人などに声をかけ、家に集まってもらい、食事を振舞って亡くなった方の為に徳を積むという意味合いらしい。

ずっとお世話になっている現地の方のお父さんが亡くなったので、招待してもらい参加してきました。

用意された食事は、数種類のカレーやご飯、そして、スイーツ。

そして、おかわりも自由です。

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写真のように会場を作り、空いているところに次々と人が座って食事を食べていきます。

だいたいの時間しか決まっていないので、自由にきて自由に帰っていくシステム

食事は大きな釜で用意され、バケツに移しスタッフが忙しそうに移動しどんどん振舞われる。


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参加者は、白い封筒にお金をいれ渡します。

(結婚式の場合は、綺麗な模様がついた封筒にお金を入れます)
金額は人によって違い、決まっていません。

ただ、1年以内に身内に結婚などのお祝い事があった人は、食事を食べずお金の入った封筒だけ渡して帰る習慣ということです。


人が亡くなった後の食事会ですが、雰囲気は大変明るく、ワイワイ笑顔でご飯を食べて帰っていきます。

現地で様々な日本とは違う習慣を感じることは、大変興味深いが、体験するほど、自分の国の習慣の意味などをしっかり知っておかないといけないと感じるようになりました。

共和国記念日

「共和国記念日」
1月26日は共和国記念日。
1950年、インド憲法が公布。
共和国になったことを祝う日です。
ちなみに8月15日が独立記念日です。


インドでは、国を挙げて盛大にお祝いされます。
バイクの曲芸乗りが披露されたり、
街中がインド国旗一色になります。

国旗は、リキシャーや建物・店先に掲げられ、
紙の国旗を売る人が街を歩いています。
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インドの学校では、国旗掲揚をします。
そして、お祝いのお菓子をもらって帰ります。

仏心寺でも、朝から子供達が色紙を貼って飾りつけます。
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国旗掲揚のあと、子供達にお祝いのお菓子
「ジュレビー」を配りました。
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この光景を見て、本当に自分の国が好きなんだと感じました。
普段でもインド人と話をしていると、
国の将来について、
「自分ならこうするよ。」「どう思う?」
などと話している事が多いです。
自分の国に誇りを持っている事。
自分の国が大好きな事。
これは、見習わないといけない!。

日本は、どうだろう?。
国旗を家の前に飾る家も少ないな?。
国旗を持って街中は歩かないな?。
学校での旗掲揚や国歌斉唱も物議をかもしているな?。
自分自身も、どうしたらいいのか!。
改めて様々なことを考える日である。

仏心寺駐在日記 1月26日

日本でも、「建国記念日」をお祝いするように、
インドでも「共和国記念日」があります。
1月26日には、国中でお祝いをします。

道端には国旗を売る店が並び、
子供達は国旗を持ち国のカラーの帽子をかぶり、
リキシャーや車やバイク、
ホテルや家の門にも国旗が掲げられます。

学校や大きいホテルでは、ポールに国旗掲揚がされ、
お祝いの歌を歌います。

仏心寺でも、毎年この日は子供達が色とりどりの紙で飾り、
国旗を揚げ・歌を歌ってお祝いをしています。

建国記念日03

建国記念日04


そして、子供達お待ちかねの、
甘いお菓子「ジェレビー」をもらって帰って行きます。

建国記念日01

学校の子供達だけじゃなく、
周辺地域の子供達も
「ジェレビー」を目当てに集まってきます。

子供達がかぶっている帽子を見るとそこには
「I Love My India」と書かれていました。

建国記念日02

Myという文字が、自分たちの国という意識、
自分の国が大好きなんだ・ほこりを持っているんだ
と主張しているように感じました。

私も日本をもっともっと好きになり、
もっと知っていかないといけないなと感じました。

仏心寺駐在日記1月23日

1月になった!・・と思えばもう月末です。

ブッダガヤは、1月が一年で一番寒い季節です。
インド=暑い!というイメージを持っていると思いますが、
インドは暑いばかりじゃないんです。!

特に今年は、首都デリーで44年間で一番寒く500人が寒さで
亡くなったということです。
(日本では100人という報道がでていましたが)

今日のブッダガヤは、昼間の日差しのもとでは暖かいんですが、
日陰や朝や夜は、防寒着がないとつらい状況です。

今、仏心寺には日本人が4人、
その他の国の人が5人が泊まっています。

21日にマハボディーテンプル(大塔)での大きな法要が終わり、
今年の大きな法要は全て終わった状況です。

法要の最中は、どこもチベットの僧侶ばかりで、
聖地という言葉がぴったりでした。

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今シーズンの法要が終わると、ブッダガヤの人口は
日に日に減っていきます。

大塔のお参りは人が少ない方がお参りをしやすいのですが、
少なすぎてもなぜか寂しい気持ちになります。