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仏心寺駐在28日目

ついに最終日。とっても、慌ただしい一日だった。

朝お勤めをしていると、昨夜の学生グループの数名がお参りのために訪れてくれた。

お勤めの間後ろで座り、その後は仏心寺の中を見学。

部屋の広さと綺麗さにびっくり。屋上からの眺めの良さも感じてもらった。

機会があれば、ゆっくり長期で、と話をさせてもらい別れた。

その後は、今回お世話になった人たちへの挨拶をして廻る。そして、部屋に戻りパッキング。

何だかんだで時間は過ぎ、10時半。
昨日、施喰の約束してくれた学生が、旅で出会った友達を連れて訪れた。

友達は宿を探しているらしい。 個室部屋はないが三階にドミトリーというベットだけの
共有スペースがあるので、そこに案内すると、綺麗なので「ここに泊まります!」と。
また一人、仏心寺を使ってくれる日本人が増えた。

そして、子供達に約束のカレーを振る舞う。
今回も前回と同じカレー粥のキチリーだが、子供達は嬉しそうである。配られると我先に食べ始めた。

日本人の学生さんも、にこやかに笑みを浮かべ眺める。そして、たくさん写真を撮っていた。

日本では、少ないお金であったり、たった一人の力で、いろんな事をするのは難しいと思うが、
この場所に来てもらって、何かが出来るという事を感じてもらえたら大変うれしく思う。
また、これから社会人として進んで行かれた時に、大学最後にインドの仏心寺であんな事をしたな
と少しでも心に残っていてくれたら本当にうれしく思う。

そんな感じで出発の時間になり、従業員さんに見送られながら仏心寺を後にした。

一ヶ月という短い時間だったが、日本では出会えない人たちに出会い、
日本できない会話を楽しみ、いろんな物を見て、本当に充実した一ヶ月になったと思う。

次は、2月8日に渡印する予定である。

帰り際に現地の人やインドの友達に言われたこと
「いつインドに帰ってくるの?」

この一ヶ月で、インドは来る場所じゃなく、帰ってくる場所になった。
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仏心寺駐在27日目

今日もまた一つ出会いがあった。

朝のお参りとご飯を終えてお寺に戻ってくると、日本人の男性が子供達と一緒に座っていた。

授業を一緒に座って聞いたり、ヒンディー語の本を片手に子供達と会話を楽しんでいた。

話しかけてみると、大学の四回生だそうだ。時間があったから一ヶ月程インドを一人旅しているとのこと。

道ばたで出会った子供が、たまたま仏心寺の生徒で、授業がはじまったので一緒に入り、見学をしていたという。

何故、ブダガヤにと聞くと。ブダガヤがガイドブックに載っていて、のどかそうだったから来てみたという。

インドの生活状況や仏心寺でしている活動などを話をしていると、
「子供達に僕もご飯をごちそうしたい」
といっていただき、明日ご飯を振る舞うことになった。

こうして、少しずつだが仏心寺の活動に賛同してもらい、それがもっともっと周りに広がっていってくれたら、仏心寺もお寺(安心して泊まれ、交流を深めていける場所)として役立っていけるのではないかと思う。

今日は、夜も日本の大学のツアーの人達とお話しする機会をもてた。

将来は、僧侶として進んで行かれる人達のグループで、
添乗員さんと話をしていたら、是非、仏心寺の活動を説明してくださいと言われて、晩ご飯の場にお邪魔をした。

20人程の人が座っていてびっくり。少し腰が引ける!。

でも、自分の思いであったり、ブダガヤに来てもらいたい気持ちを話させてもらった。

その後、個人的に何人かと話もさせてもらい、たくさんの人に賛同をしてもらった。

まだまだ、小さい活動で知れ渡っていない場所ではあるが、これからいろんな可能性を秘めている場所だと思う。

一人ではなく、みんなで協力してやっと成り立つものである。
何かをしたい。だが、何をしていいか分からない。
したい事があるけど、一人でどうしていいか分からない
などという人が集まり、いろんな活動を進めていくことも可能だと思う。

ある人に言われました。
「建物は、使う人の気持ちによって、そのような雰囲気になり、その気持ちにあった人が自然と集まってくる。」と。

まだまだ、先は長いが楽しみである。

明日は最終日。なんとなく寂しい気持ちである。

仏心寺駐在26日目

仏心寺に居るのもあと数日となった。
やっと日本に帰れると思うと、なんか寂しいような複雑な気持ち。
でも、こっちに居ると本当にすごいなと思うのが日本のコンビニ。

日用品から食べ物まで何でも揃う。24時間開いていて、しかも暖かいご飯がすぐ買える。
日本に居ると当たり前に思うが、離れてみて日本の当たり前のことがありがたく感じる。
そして、同時に日本は物にあふれているのも実感。

せっかくインドに来たのでお土産を買おうと考えるのだが、これといってうかぶ物がない。
紅茶の葉っぱ・木彫りの象・木彫りの仏像。。

そんな中で、最近見つけた珍しいものが、岩塩。

岩塩というとピンク色の岩塩を思い浮かべるだろうが、ピンクの他に黒い色の岩塩がある。
ピンク色の岩塩よりも硫黄が強く、それだけを舐めると卵の黄身に塩をつけて食べているような味がする。
初めて食べる人は本当にびっくりすると思う。
私も初めて食べたときは、美味しさにびっくり。

これを、お土産に持って帰ることにして、1キロ以上を仕入れてきた。

そのほかにはブラックペッパー。
ただ、こちらのブラックペッパーで気をつけないといけないのは、何とパパイヤの種を乾かした粒をブラックペッパーに混ぜて売っている物があるらしい。

乾かしたら大きさも変わらず、見た目も変わらないので分からない。
インド人もだまされるから、ちゃんとチェックしないと「だめだよ!」と言われた。
チェックしようにも、あれだけの小さい粒をチェックするのは大変。
混じってないことを祈るだけ。

お土産の準備もある程度整い、後は残りの時間。インドを満喫して過ごすのみである。

仏心寺駐在25日目

今日は、先日仏心寺を訪れてくれた先輩ツアーの人達が、生徒達の為に寄付していただいたお金を使って、キチリーというカレー雑炊とポテトサラダみたいなポテトチョーカー・パーパルという揚げせんべいを振る舞った。(すべてインドではポピュラー)

「生徒達に!」という願いがあったので、良いものを振る舞う事とした。本来は、キチリーは少しのご飯と豆のみ、もしくは少しの野菜を入れるだけだが、にんじんやキャベツ、カリフラワー、玉ねぎなど、野菜をふんだんに入れた。(こちらでは、本当に贅沢な作り方である)

今は、テスト週間なのでお昼まで学校をして、その後振る舞った。

生徒達を、一列に並べてバナナの葉で出来たお皿をくばる。
生徒達は、まだかまだかと待ちわびた顔で、配る人の方を一心に見つめる。

自分の皿にキチリーが入ると、他の人を待たず食べようとする。
もちろん手で。
しかし、出来たてなので、すごく熱くてなかなか手でつかめない。
食べたくても熱くて食べられない、何ともいえない顔でお皿を見つめている。
賢い子は、お皿(バナナの葉)の端をちぎってスプーン代わりにして食べようとする。が、なかなかすくえず断念。

少し冷めてきてから、美味しそうに食べ始める。
キチリーに続き、ポテトチョーカーを野球のボールぐらいに固めて配っていく、最後にパーパルを配る。

40人もいるので、一通り配り終えると始めに配った子がお代わりを要求する。
何日もご飯を食べていないかの様に必死に食べる。 そして、すぐお代わり。

時々、私たちに顔を上げて笑顔で語りかけてくる。カメラを向けると本当にうれしそうな顔をしてくれる。

生徒達を見ていると、うれしそうで、おいしそうで、よかったなと心から思える。
しかし、家ではどんなご飯をどれだけ食べているのだろうか?という心配もでてくる。

ここ数日で、物価が上がり野菜の値段も二倍ぐらいになった。給料はあまり変わっていないので、厳しい状況の中ご飯も満足に食べられていのではないかと思う。

日本の、幼稚園・小学校低学年ぐらいの年齢の子が、直径15センチ深さ8センチのオタマですくったキチリーを何杯もお代わりをする。

前回来たときも振る舞ったのだが、その時はこんなには食べなかったように思う。
スタッフさんや先生も、こんなに食べて「びっくり!」と言っていた。

普段から、お腹一杯食べられていないのか、余程美味しかったのか分からないが、取りあえず振る舞って良かった。また、寄付してくださった先輩達に感謝をしたいと思う。

ちなみに、一人分の食事は15ルピーの計算で作ってもらった。
15ルピーとは、日本円で約30円。それが40人で1200円。

これで、こちらでは豪華なご飯が作れる。

この金額が高いか安いかは、国が違う(物価や豊かさが違う)ので何とも言えないが、日本のお金1200円でインドの子供達がこんなに笑顔に、そして元気になってくれる。

日本も確かに厳しい時代だが、もっともっと厳しい現実がインドにはある事を感じる。
そして、私たちが出来ることというのは、本当にたくさんあると思う。


インド、ブッダガヤは、お釈迦様が悟りを開いた仏教徒にとっては聖地である。
そこに、「仏心寺」がある。
そこは、長い間でも安心して泊まれる処である。
そこで、日本とは違った不便な、頑固な、でも優しいインドの生活を体験することが出来る。
沢山の情報を読んだり聞いたりして知るのではなく、実際に見て聞いて触れてみて知ってもらいたい。
そして、日本人が忘れてしまった物を見つけてほしい。

仏心寺駐在24日目

残りも少なくなってきた今日この頃。
リズムも出来てきているので、いつも通りの朝をむかえ本堂でお勤めを行い、その後は「大塔」でお勤め。

今日は、朝ご飯を食べにチベットのレストランヘ。

朝は人が少ないのでゆっくりでき、オーナーのお母さんとゆっくりお話しすることが出来る。
何時も好くしてくれるので、日本のインスタントのお味噌汁と緑茶のパックをプレゼントしようと持っていった。

目の前でお湯をいれて、味をチェックしてもらった。

両方とも美味しいと言ってくれたが、少し飲んで両方とも置いたまま、お店に入った時からしていたミサンガ作りを黙々と続けた。

注文した料理を食べていると、お父さんが買い物から帰宅。
するとお母さんが、さっき作った味噌汁とお茶を食べるようにお父さんに渡した。

一口、お味噌汁を飲んだお父さんが一言。
「ファンタスティック!」
「インドのスープは全くだめだが、日本のは本当においしい」(英語)
喜んで、あっという間に飲み干してしまった。

お母さんは、お父さんに食べさせたくて帰ってくるのを待っていたのである。
持ってきて良かったと喜んでいると、お母さんが手を出してといってきた。

手を出すと、今まで編んでいたミサンガを私の手首の長さに合うかチェックして、「プレゼント」といって結んでくれた。
びっくりした。!
何てこともない品だが、心のこもったお母さんの手作りがすごくうれしかった。

紐の色は、紺と白のしましまで、私がよく白黒のしましまの服をきているので、それに合わせてくれたのでは?と勝手に想像してみた。

朝はサプライズからの始まりだったが、昼間はゆっくりした時間を過ごす。

ただ、問い合わせが多い。
1月の始めにダライ・ラマさんがブダガヤに来るので、前もってブダガヤを訪れて部屋を確保しようとする人が何人も訪れる。
部屋の広さや綺麗さをチェック、そして値段も聞いてくる。

数名でブダガヤのホテルや宿坊を回って、後から来る人の為に部屋を確保しようとしているようだ。

今でも、人が溢れかえっているのに、1月に入ると本当に宿が無くなって大変だと思う。

世界中の人が、一人の僧侶の話を聞くために集まる、ダライ・ラマという人の影響力のすごさを実感する。

一月に、此処にいないのが残念である。

こんな感じで、また一日があっという間に終わってしまった。

日々、言葉は違うがなんとかコミュニケーションをとり、仲良くなっていく。
楽しい毎日である。ただ、英語は難しい。

仏心寺駐在23日目

前回はシンさんに野菜カレーの作り方を教わったが、今日は鶏肉カレーの作り方を習ってきた。

ただ、お寺はノースモーキング・ノーリカー、そしてお肉類も禁止なので、シンさんの家に行って作り方を習った。

シンさんの家には広い庭があり、そこには二頭の牛と畑があった。

牛は牛乳をとるためで、一日10㍑近くとれるという。
取れたての牛乳でチャイ(インドの紅茶)を入れてもらったが、濃厚でおいしかった。

畑では、大根やナス、タマネギやにんにくなど色んな野菜が育てられていて、牛の糞などを肥料にしているので、街で売っているものより水水しくおいしい。

さて、本題のカレー作りですが、ガスを使わず、牛の糞を乾かした燃料と薪だけで作っていった。
土と草を固めて作ったコンロに、牛糞と薪で火をおこし、その上に鍋をのせる。
ここでも生活の知恵があり、鍋の底に粘土みたいな土を薄く塗っておくと焦げ付いても簡単に取れるという。

あとは、薪の量などを調整して火加減をみながら調理していく。
野菜の時もそうだが、時間をかけてゆっくり作っていくのがインド料理のポイント。
なんだかんだで1時間半ぐらいかけてカレーが完成。

味は言うまでもなくGood。
しかも、外にイスとテーブルを並べてご飯を食べたので、のどかで雰囲気も最高。
ただ、横で見ている牛がどうしても気になったが。

マサラ以外は日本にある材料なので、帰ったらチャレンジする予定。

早いもので、もう一週間もしないうちにインド生活も一段落。
体力的には辛かったり、生活習慣の違いもあるので戸惑う部分もたくさんあったが、なんだかんだで本当に楽しい毎日を送れていることに感謝。

遊びに来ている訳じゃないので、楽しいというと悪いかもしれないが。
もちろん、僧侶としての朝晩のお勤めも欠かさず行っています。

仏心寺駐在22日目

昨日に引き続き、ツアーの方が朝一番から「大塔」へお参りに行くというので同行。

まだ夜も明けぬうちにお寺を出て大塔へ歩いて行く。

「大塔」は、朝と昼と夜では全然顔が違う。

昼間は観光客の人ばかりなので、観光地という印象を受けるが、早朝や夜は、沢山の人が五体投地をしたり、お経をあげたり、一カ所に集まってお勤めをあげたりしている。

私たちが到着した時間帯も、観光客は全くといっていい程おらず、修行やお参りの人ばかりである。

その中をツアーの人達とお参りをしながら、お釈迦様にまつわる場所を見学していく。
「大塔」自体は、高さ52m、その敷地は一変が400mぐらいの四角形である。

途中、特別な場所にも入れてもらい、静かに1時間かけてお勤めを行った。
そこは、他の人は一切入れないのでツアーと私たちだけの本当に贅沢な時間を堪能。

朝ご飯は、いつもお世話になっているインド人の家でカレーをごちそうになった。ツアーの人達は、お昼には日本に向けて出発するので、そのお見送りに空港へ。
(車でだいたい15分ぐらい)

嵐の後の静けさという感じか、何かほっとして、お寺で一息ついた後、夜のお勤めを行う。
そして、晩ご飯。

いつものチベット料理やさんに行くと、「今日はパーティーだから」と言われる。

「じゃあ明日きます」といったら、
「キッチン!」と言って手を回しながら裏へ連れて行かれる。
特等席を用意していてくれた。

調理の最前線、出来上がった料理がいち早く運ばれてくる場所、「キッチン」である。

その、ど真ん中の調理台の横にイスを置いて座る。

チベットの女性が3人に、男性が1人、あとインド人のスタッフ5人ほどに囲まれて、複雑な心境。

はじめは、「こいつは、何んだ?」って顔をしていたが、ご飯を食べていると少しずつ近くに寄ってきて、食べ終わる頃には横に立って「暑いだろう」などと話しかけてきた。

いつもお世話になっている料理屋さんのオーナーのお母さんも横に座り、
「今日は、学校のパーティーでダンスとかがあった。」とか、
「今はどこに住んでいるの?」
「いつ帰るの?」
「次はいつ来るの?」・・・・と。

私は、22日帰ります。と言うと
「1月にダライラマが来るのに帰っちゃうの?」と言われた。

何だかんだで1時間半ぐらいご飯と会話を楽しんで、帰ろうとキッチンを出て、また立ち話。

万国共通の話題、年齢について!
お互いの年齢を、当て合っていると不思議なことがわかった。

インド人は日本人の顔が基本的に童顔に見えるのだが、チベット人はそんなことがないらしい。インド人にとって太っている人は、お金持ちの象徴だが、チベット人は太っている人は年を取っている人にみえるらしい。(チベット人の場合、若い僧侶は五体投地とかして引き締まっている人が多いからかな?)

言葉は片言ながら、笑顔でたのしく話をして帰路につく。
チベット料理店

今日も楽しく一日が終わりました。

言葉が違うとなかなか気持ちとか言いたいことを伝えにくいが、それでも、笑顔で笑うと笑顔で返してくれる。

国が違えば習慣も違うが、こうやって笑顔で交流できるのはうれしいことである。

仏心寺駐在21日目

今日は、日本の先輩僧侶が13人のツアーでブッダガヤに到着した。

久々の日本の気が知れた人達に会えるので、心待ちにしていた。

インドが初めての人が多いツアーだったので、疲れているのを想像していたのだが、皆さん元気で、旅を楽しんでいる様子だった。

「仏心寺」に参拝してもらい、説明をきいてもらい、本堂宿坊も見学してもらった。

その後は、晩ご飯をご一緒させていただき、インドの感想を聞いたり、逆にいろんな質問を受けたりと有意義な時間を過ごすことが出来た。

「仏心寺」のこういうところを変えたら?など、お寺に対しての意見もたくさんいただき、日本では聞けない生の意見をいただいたことをうれしく思う。

今日は、疲れたので短い文で終わります。

仏心寺駐在20日目

毎日朝晩、お参りで訪れている世界遺産の「大塔」には、たくさんの世界各国の人が訪れている。
その中でも、チベット人が今の時期最も多い。その姿を見ていると、驚かされる風景を目にする。

「大塔」の地面は、ほとんど(回廊となっている部分は)が大理石の石に覆われていて、その所々に庭があったり木が植わっている。
なので、大理石の上にたまに蟻が迷い込んでくる。

日本では気にすることもなく、踏みつぶしてしまう人の方が多いと思うが、チベットの人たちは見つけた瞬間、手や紙などで蟻をすくい取って庭に戻してあげている。
それが一度ではなく、何度も目にするのである。

本当に、命を大切にしているのだ。! と実感する風景である。

今日は、一昨日カレーの作り方を教えてもらったので忘れないようにすぐ実践にうつした。
カリフラワーとじゃがいものカレー。そして、ダールカレーとご飯。
今回は、ナスが余っていたので、ナスとトマトのチョーカーも作った。

今日は、シンさんが居ないので、スタッフさんに補佐として横で手伝ってもらうようにお願いした。
が、いざ作り始めるとスタッフさんがどんどん進めていき、終われば半分以上スタッフさんがしてくれた。
残念なような、楽だったような・・・・・・。?

作り方も人によって少し違うので、味は大丈夫かな?と心配だったが、おいしく完成。
前より少し辛い感じだが、毎日辛い物を食べているので逆に物足りない感じがした。

直径20センチ程のお皿の上には山盛りのご飯、最後は苦しくなったがご飯もたいらげた。

ブダガヤ周辺では、道ばたに寝ていてやせ細っている人がたくさんいる。ご飯をお腹一杯に食べられると言うことは、この上ない贅沢である。感謝、感謝!。

また一日が終わり、本当にあっという間に時間が過ぎていく。

あと10日で日本に帰国。

寂しいような、待ち遠しいような。

残りの時間もがんばりすぎず、時間に任せて自然に任せていきたい。

仏心寺駐在19日目

いつも通り、朝のお勤めを始めようとすると、後ろに女の人が立っていた。

せっかくなので、横に座ってもらってお勤めを始めた。
数珠をポケットから出して、合掌をして拝んでいた。

約30分ぐらいのお勤めが終わって、私が「お勤めありがとうございます」と言うと、仏教に興味がある様なそぶりなので尋ねると、「私は仏教徒で、日蓮宗です」と返事が返ってきた。
詳しく話を聞くと、彼女は33歳のイタリア人で10年前に日蓮宗に入信したそうだ。
家には1メートルぐらいのお仏壇があり、普段は5センチぐらいのペンダントを持ち歩いているそうだ。

そして、「今、あなたがお勤めで称えていたものは何ですか?どれぐらいの長さを称えたりするんですか?」と尋ねてくる。

日本語だったら説明しやすいが、英語で説明するとなると・・・。! 何とか身振り手振りを交えて伝えられたかなと思うが。?

その後、「是非一人でお勤めをさせてほしい。」と言われ、ちょっと低めの迫力のある声でお勤めを称えてくれた。
言葉は、たぶん日本語ではないと思うが、20分ぐらい称えてくれた。
彼女は、「声がすごく響いて、酔う様にお勤めをすることができた」と大変喜んでくれた。そして、「また、来年来ます。」と言って帰っていった。

また、なかなか会えないような人に会えた。インドに来て、また改めてよかったと思う。

今日は、土曜日。
インドでは、土曜日にキチリーというカレー雑炊を食べる習慣がある。
キチリー

味はカレーの味なんだが、少しあっさりというか水っぽい印象を受ける。
そして、その中にチョーカーと言われるナスやトマトをつぶして、ライムやレモン、塩で味つけたものを混ぜて、味を自分好みにアレンジして食べる。

また、パーパルという薄いギョウザの皮に黒こしょうを混ぜ揚げた物や、お米のおかきみたいな物でパリパリした食感を楽しみながら食べる。

おなかにも優しく、味もあっさりなので大変おいしいカレーである。

ちょっとインドの習慣の紹介でした。