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2010仏心寺駐在2.27

昼間に外を歩くと暑すぎて、肌が痛くなってきました。
一日一日確実に暑くなってきているのを肌で感じます。

仏心寺に泊っている人も日に日に減って、今では三部屋のみになりました。
お寺の中も静まり返り、風の音、鳥の声が大変よく響いています。

インドに居ると感じることが本当にたくさんあります。

泊る場所ひとつとっても、安心感や清潔感など、
日本ではきれいなのが当たり前でシーツが白いのも当たり前なのに、
インドではシーツが白いだけで感動してしまいます。
人があふれかえっている外から部屋に一歩入ると、
ほっと一息つける。これも本当にありがたいことである。

食べ物も、日本はおいしいものがたくさんあり多国籍の料理が
どこでも味わえるが、インドではほとんどがマサラ味。カレー味。
おいしいが、毎日同じものだとやはり飽きてしまう。
日本でいかにおいしいものに囲まれていたか、今身にしみる。

また、日本ではどこでもいろんなものが売っていてすぐ手に入るが、
インドではなかなか思ったものが手に入らない。
日本が、物で溢れかえっていることを感じる。

こんな感じで日々いろんなことを感じるのがインド。
そして、感じるからこそ心に残りまた行きたくなるのが、インド


今、日本人のカップルが泊っているが、初インドで
いろんな所を回る予定だったのが、ずっとブッダガヤにいる。
明日出発する。
かれこれ1週間近く。
何となく、居心地が良くいてしまうのがブッダガヤという場所です。

言葉ではうまくあらわせません。
やはり来てもらって体験してもらわないとわからないです。
インドの中でもブッダガヤはまた一味違います。

私たち仏教徒にとっても、聖地というのことでインドの中でも特別な場所です。

この場所に長期で泊って、本当にいろいろ体験してもらいたいです。
そして、若い人にたくさん来てもらいたいです。
日本では当たり前のことが当たり前じゃなくなり、
いろんなことを、肌で感じることができる。
日本に帰っても、ものを見る目線や感じかたが変わると思います。

夕焼け

写真は、仏心寺からみた夕焼けの空です。
幻想的な感じの夕焼けの空を毎日見ることができます。

後の二枚は、宿坊の入り口にあるマンゴーの木です。
あと、一・二カ月したら身がなる状態で、今は花が咲き始めています。
インドのマンゴーは安くて大変甘くおいしいです。
マンゴー01
マンゴー02
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2010仏心寺駐在2.26

あっという間のことで、残すところあと10日で日本に帰る予定である。

その間に、インドの正月ホーリーがあり、友達が日本から一週間
生活を体験しに来たりであっという間に過ぎていくことだと思う。

話は変わるが、「スラムドックミリオネア」を見た方は
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
去年話題になった映画で、スラム街出身の主人公が
「ミリオネア」(クイズに答えて正解するにつれて賞金が上がっていく番組)
という番組に出る映画。

結構いろんな意見があると思いますが、個人的な感想としては
インドをうまくあらわしていると思います。
ぼろぼろの服を着た裸足の子供たちが遊んでいる様子。
警察が棒を持って殴る様子。
そこらじゅうがゴミだらけの様子。
物乞いの様子。
その他言い出したらきりがないが、本当によくインドを映していると思う。
ところどころ大げさだと思う部分もあるが、全体的には
インドの雰囲気を知るという意味ではよくできている映画だと思います。
見たことない方は、ぜひ一度見てください。

実際、ブッダガヤも同じような服装で遊んでいる少年がたくさんいて、
ゴミだらけです。
でも、雰囲気や人の様子は暗いわけでなく、大変陽気なので明るいです。

一番いいと思うのは、やはり知らない人でも笑顔で見ると
笑顔を返してくれる部分ですね。


また写真を紹介します。
今回は日本では見れない風景です。
この写真はお寺の隣にある村の中の風景です。
裏通り01
裏通り02

拡大してみると、真ん中に籠を頭に乗せた女の人が歩いています。
籠の中身は、牛の糞を藁と混ぜて壁に押し当てて乾燥させたものです。
これは燃料の代わりになるので、
インドではお金で取引される収入源の一つです。
日本の炭のかわりですね。
これでなすを焼いて、焼きなすを作ると大変おいしくできるんです。
ただ、糞が原料だからと嫌う旅行者は多いですが。

2010仏心寺駐在2.25

一日ゆっくり体を休めたこともあり、回復しました。
やはり、あせらずゆっくりマイペースにというのがインドでの教訓です。
インド人がマイペースな理由が違うかもしれないがわかった気がします。

仏心寺の学校は今日から休みになります。
3月1日がホーリーになるので、その前後はほとんどが休みになります。
そして、前の日の28日の夜からお酒を飲んで大騒ぎをして、
その勢いで朝からの色を投げたり、泥をなげたりする
お祭りに移動する予定だという。

私自身も今回初めてなので、どんな感じか想像がつかないが、
友人のインド人には「危ないから外には出ない方がいいよ」
と助言されています。

一応中から眺めて、状況をみてちょっと外に出てみようかと考え中です。

日本も暖かいみたいですが、インドは30度を超えています。

暑いのと観光シーズンが終わりに向かっているので、
外を歩いている人も減ってきて、ブッダガヤ恒例のお土産物屋さんも
少しずつ減ってきております。
たくさんいたチベットの人もそれぞれの場所にもどっていき、
タイ人ばかりが目につくようになっています。

日本だと暑いと冷たい飲み物というイメージがあるが、
インドの人(ブッダガヤといった方がいいかな)は
冷えた飲み物はあまり口にしない。
冷たいものを飲むと、お腹が冷えて壊すから
駄目だと言ってあまり飲まないのである。

ただ、ホテルや電車などクーラーがあるときは、
クーラーをずっとつける。
しかも、寒くなるほどつける。
どうせつけるならという考えがあるみたいで、
基本的に寒くなるまで強で冷やし続けます。

本当に不思議な国です。

2010仏心寺駐在2.24

インドにきて二週間ちょっとが立ちました。

今日もまた数名の日本人の人が朝早くに旅立って行かれました。
ちょっとの間でしたが、一緒にお話をしたりお勤めをしたりしていたので、
さみしい気持ちになります。
けれど、「また来ます!」の一言が大変うれしく心に響きました。


毎回のことだが、二週間前後で少し身体に疲れがたまってくる。
今回はのんびり過ごしていたはずなのだが、やはり少し疲れがたまってきた。
また、日本の寒さから、急激にインドの暑さの中に来たから
その影響もあるのかもしれないが、今日は疲れをとるためにゆっくりお寺の中で
休息をとりました。


ここでまたブッダガヤの風景を紹介します。
「大塔」の入り口のすぐ横にはバザールがあります。
そこには、お店がたくさん並んでいますが、そのほかに道端に露店が並びます。
特に日曜日など多く並ぶ。

お店には、旬の野菜や果物がたくさん並びます。
村で採れた野菜をもってきて、道端に座って量り売りをします。
野菜店01

お店によって品質や値段や値引きの量などが違いますが、
歩いていると「味見をしてみて」と声をかけてくれて、味見をさせてくれます。
野菜店02
野菜店03
野菜店04

今の時期は、マスカット?なのかわからないが、小さい緑色の種がない
小ぶりのブドウがたくさん売られていて、大変おいしいです。
食べ方がちょっと日本と違います。
日本では皮をだして食べますが、インドでは皮ごと食べてしまいます。
チャレンジすると、皮が破れた瞬間甘い蜜が飛び出てきて、
皮の歯ごたえとマッチして大変おいしく食べれます。
また種がないのが食べやすいですね。

ちょっとしたインドの紹介でした。

2010仏心寺駐在2.23

一日一日が本当にあっという間に過ぎていきます。

朝起きて、お参りをして「大塔」まで歩いて行く道では、
たくさんの人が掃除をしています。
お店を持っている人はお店の前を、露店をする人は自分の場所を、
そして、車を持っている人は毎朝車を濡れたぞうきんで拭いています。
ホイールまで。

インドに行ったことある人はわかると思いますが、
基本的にゴミはその辺に捨てるのが当たり前、
そこらじゅう汚いインドでこの風景は不思議に感じる。

また、ブッダガヤの道はコンクリートで舗装はしてありますが、
道の端のほうは舗装されず砂だらけです。

毎朝きれいに掃除するなら、きれいに舗装をしてしまえばいいと思うのですが、
その辺はインド、なぜか砂だらけのままである。

本日は、お世話になっている方の息子さんが誕生日
ということで家にお邪魔してきました。
誕生日会?とまではいきませんが、ちゃんとケーキを買ってお祝いをします。
日本ではケーキを買ってローソクを立てて歌を歌い、
火を吹き消しておめでとうということになるが、インドではちょっと違います。

ろうそくを消した後に、ある儀式をします。

ヨーグルトと、赤い色の粉とお米の順番に右手の薬指につけ、
それを誕生日の人の眉間に押しつけます。
健康を祈るという意味があるそうです。

誕生日ひとつとっても、ちゃんとお祈りをするということに
結びついているインドであります。

2010仏心寺駐在2.21

本日は日曜日でした。
インドももちろん学校などが休みの日なので、
家族連れのグループがお寺巡りをしていたり、
バザールで買い物をしていたりしていた。

今日は私自身もちょっと息抜きに、朝からお買い物に。
といっても、大塔の近くのバザールだが。
日本人の人と二人で歩きながら、普段素通りしている露店をじっくりみたり、
電気店や携帯ショップを覗いてみた。

前々からほしかった「電気ケトル」を物色して、
お決まりの値切り交渉を行うと意外と安い値段
(420ルピー、日本円で800円ぐらい)になったので、購入。
電気店の中はおもしろいものばかりで、エレクトロタップがあったが、
コンセントにさす部分が壊れているものが普通に袋にはいって売られていたり、
「IPODシャッフル」の偽物が売られていた。
試しに値段をきこうとしたら、「一回聞いたら壊れるから買わないほうがいいよ」と。
そんなもの売らなければいいのにと思うが、そこはインド、不思議な国です。

一方の携帯ショップでも、偽物が。
ストレートの形をした携帯で、表示の仕方やメニューの感じが全く
「Iphone」と全く同じの携帯や、ドコモの最新式の携帯の全く同じものが
1万円ぐらいで売られていた。

面白い電化製品をみたところで、お昼御飯へ。
旅行者の方に教えてもらったお店へ。
チベットの方の店なのだが、「チンジャオロースー」があったり
「焼うどん」があるお店。
もちろん味もGoodです。もちろん牛肉をしようしてます!

その後は、前々から注文してあった「作務衣」を取りに行った。
今回試しに作ったのだが、作りはいいです。
まさにあずけた「作務衣」どおりに作ってくれました。
しかも、値段も日本で買うより安上がりで好きな生地を選ぶこともできる。
インドならではです。

そんなかんじで、たくさんの物をもってお寺に戻る。
ひさびさに大きな買い物をして、充実な日曜日をすごせました。

2010仏心寺駐在2.20

日々暑くなっていくブッダガヤです。
ただ、それに比例して朝晩の冷え込みが増してきました。

今は、連日タイのお坊さんのグループがたくさん訪れているので、
タイ人ばかりです。
大型バスが毎日到着し、ホテルの前に行列をなしている。

道端を歩いていて、横を車が通ると砂埃が巻き上げられ、
身体全体が砂埃で包まれてしまう。
空気が何処もほこりっぽいので、部屋の中もどことなくほこりっぽい感じ。

そして、春休みの影響だと思うが、日本のバックパッカーの人も
どんどん増えてきています。
街を歩いていてもすれ違ったり、お寺に泊りにきてくださっている方
もいますし、やはり日本人の私だけに、日本人を見るとどことなく懐か
しいというか、うれしい気持ちになる。

ただ、僧侶だというと、ちょっとびっくりされるというか、
お坊さんとはじめて話をしたという人もいました。

それだけ日本では僧侶と接する機会が少ないというか、
ないのだと思う。

また、いろいろな悩みを抱えている人もたくさんいるので、
そこで僧侶として話を聞くということ、話を聞きやすい環境を
整えるということが本当に大切だと感じる。

こちらにいると、日本では接する機会が少なかった方と
いろんな話ができたり、ゆっくり話をする機会ができるので
本当に有意義な時間が過ごすごとができている。

そして、いろんな考え方を学んで、
いろんな意見も聞くことができる。

たくさんの話をして別れ際に
「話ができてよかったです」
と笑顔で行ってくださったときは本当にうれしい瞬間である。

2010仏心寺駐在2.19

日に日に暑くなっていくブッダガヤです。

ブッダガヤに来て沢山の人が頭を悩ますこと。
それは、子供たちに対する態度。

物乞いの子供がたくさんいます。
特に大塔の周りやホテルの周りには沢山集まる。

子供たちにお金をあげるかあげないのか。

本当にたくさんの子供たちがいて、赤ちゃんを抱いてくる子もいる。
日本では見ない光景である。

ブッダガヤではこの光景が当たり前である。
学校がある時間でも子供たちは集まってきて、
学校にいかず物乞いをしている。

本当に貧しい子もいれば、遊び半分でしている子もいる。

どう接するのか本当に難しいことである。

答えはない。

人それぞれの感じ方になってくるが、やはり学校に行って、
ちゃんと勉強して、仕事につくように教えてあげることが
私たちができることの一つだと思う。

今、日本では物が溢れているが、ちょっと場所が変われば、
こういうインドのような場所もある。

私たちができることはたくさんある。
そして、少しのお金でできることもたくさんある。

あとは、動くか動かないか。
どれだけの思いをもって行うかだと感じる。

そして、思いをもって行えばうまくいくはずである。

仏心寺も、思いによって始まって、たくさんの思いを
もった人の協力でできあがり、今も思いを持った人に支えられている。
この場所には、これからもたくさんの思いが必要である。

夜の大塔第二弾です。
夜の大塔04
夜の大塔05
夜の大塔06

写真は夜8時ぐらいですが、その時間でもまだまだお祈り、
五体投地をしている人がたくさんいます。

2010仏心寺駐在2.18

ブッダガヤという場所は、小さい街である。
その横には大きなガヤという街があります。

ブッダガヤで売っているものは、ガヤで仕入れたものを
売っていることが多いので、その場合少しガヤより高く売られています。
今回、学校の子供たちに食器を買うことになったので、
ブッダガヤで買うよりたくさん買うと値段が結構変わってくる。
(といっても、日本円に換算したら安いには変わりないが)

車に乗せてもらい、ガヤへ。
だいたい30分ぐらいで到着する。

しかし、大きな街だけあって、車と人と自転車がものすごい数。
そして、道のど真ん中で寝ている牛。
何故、ぶつからずに運転できているのかが不思議。
常にクラクションが鳴り響き、反対車線を走り、
合流地点では容赦なく突っ込む。。。
「運転できるか?」
と聞かれたので、
「インドでは無理」
と答えたら
「インドはものすごく簡単だよ」
って・・・・。

たしかに交通ルールありそうでないから簡単だけど。

そんな感じでヒヤヒヤしながら、お店に到着。
目的は、ステンレスでできた食器。

いろんなものを見せてもらい、なんだかんだで悩むこと2時間近く。
子供たちの食器を購入!
金額もブッダガヤで購入するより結構な安さに。

いいお買い物ができました。
余談だが、インドのお店(食器やサリーなどちゃんとしたお店)
に入ると絶対にチャイ(紅茶)のサービスがあります。

そして、帰りもあり得ないすり抜けや追い越しを起こしてお寺に戻る。
さすがにヒヤヒヤしながらの運転なので、気がつかれました。
でもこれで子供たちも喜んでくれるはず。
大切に使っていかないかなければ。
夜の大塔01
夜の大塔02
夜の大塔03

写真は、夜の大塔の風景です。
これから何日かに分けて夜の大塔の風景をアップしていきます。

2010仏心寺駐在2.17

今日は台湾の僧侶の方が帰って行った。

日本人の長期で滞在していた人も、明日出発という。

色んな人と日々出会い、短い期間で別れていくが、
本当に色んなことを学ぶことができる。

インドというちょっと不思議で変わった国なだけに、
そこを訪れる人も色んな考えの人もいる。

本当に一日一日の出会いを実感でき、一人ではなく
色んな人と共に生きているんだということを実感できる。
出会いからだけでなく、インドの生活風景や、人の雰囲気をみていても、
共に生きている雰囲気を感じることができる。

お寺という場所の重要性。
お寺という場所の本来の意義
僧侶の役割。
この様な事もお寺にいて、色んな国の人に会って
話をしたりすることで実感できる。

そこから、自分が進んでいく道やしなければいけないことを
見つけていくこともできるだろう。

本当にインドという場所は、色んなことを感じることができる、
そして考えさせられる国である。

ただその分奥が深いので、まだまだそこは見せません。

インドは暑いです。
初夏のような日差しです。

ただ、雨があまり降らないのでほこりっぽい。
日本はどうですか?
写真は、仏心寺の子供たちです。
子供たち01


インドの子供たちは写真が好きなので、カメラを向けるとみんな寄って来る。
ただ、笑っているのに、なぜかカメラを向けるとすぐ真顔に、、、
そんな時は一言「ハスナー!」笑顔と言うとすぐ笑ってくれます。

いい笑顔です。