仏心寺駐在日記 12月25日

クリスマスです。

ブッダガヤは毎年ながらそんなことおかまいなしの、ごく普通でした。
クリスマスだからイルミネーションも特に多くなるわけもなく
(ちょっと木にイルミネーションが増えていたかな?)
いたってかわりない状態。

変わってきたといったら、日に日にチベット人が増えてることだと思います。

車両規制が始まり、バスと地元の車以外は1キロ圏内から進入禁止になり、
みんな道ばたを歩いています。

そこで役立つのが、サイクルリクシャー(自転車のタクシー)
ここぞとばかりに増えてきました。
ガヤから出稼ぎにきたり、
普段運転手をしない人が、運転手になったりしています。

仏心寺もカーラチャクラに参加する人でいっぱいです。

昨日はその中の台湾の人と一緒にお勤めをしました。
いつも一緒にいる仲のいい3人組です。

お経の本は漢字なので読み方は違っても、
意味はわかってくださると思い何ページを読むか説明をして開始。

よくよく考えたら、読み方が違うのでページが変わっても解らない。
始まってから気づきました。!

お勤めの間も、見よう見真似で頭を下げたり、合掌をしたり。
そんな感じで約30分のお勤めします。

途中、1人の女性が鼻をすすり初めました。
寒いからかなと思い、「寒かったですか?」
と声をかけると、
「なぜかしらないけど、涙でました」と。
言葉も意味もわからないけど、聞いているだけで感動して涙を流されたそうです。
本当にうれしいです。

お勤めを、しっかりと心から唱えることの大切さを感じました。
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仏心寺駐在日記 12月20日

すぐとなりの道にチャイ屋さんができていましたが、
そのお店が今日クローズされました。

というのも、人が通らない裏道のような場所なのでお客さんが来ないのです。

確かに仏心寺のある場所は、裏道になります。
仏心寺も、場所がわかりませんということがあったり、
通り過ぎましたということもあります。


このチャイやさんは、家族みんなでお店をきりもりして、
お父さんは気前のいい、笑顔がすばらしい人でした。

次は、もっと人通りの多い大きなお寺の近くでお店を開けると言っていました。
でも、その場所も1ヶ月ぐらいで、人通りがなくなります。
又、商売ができなくなります。
「どうしたらいいの?」と言われました。

その言葉を聞いた後、店をたたんでいる姿をみていると寂しく感じます。
そして、どうしたらいいのか、何ができるのか。。悩みです。
お寺で助けることができたらいいのですが、
それだけの費用の余裕もないので、それもできません。


「家でお昼を食べましょう!」と招待され、ご飯を食べに行きました。

両親と兄弟3人で住んでいるようです。2階建ての屋上がある家でした。

屋上にあがるとブッダガヤが一望できました。

風景


そこで、チキン、野菜、魚などのカレーをいただきました。
スペシャルですね。

ご飯1


食べながら、家の状況、悩みも聞きました。
家族同士が仲良く行っておらず、
お金をもったお兄さんが家の鍵を掛けて入れないようにしたり、
屋上の部屋しか与えてくれなかったりと、
いろいろな悩みを聞きました。

インドは、お金が関わるとどうなるかわからない国です。
優しい人でも、お金が関係すると人が変わってしまうことも多々あります。
本当は優しいのですが、お金の誘惑に負けてしまうというか、
すぐに気持ちが出てしまうというか。

深刻な話ばかりでしたが、最後はみんなで記念撮影。

記念撮影



本当に心優しい人でした。
なんとかしたいですが、何もできない現状が、寂しいというか悲しい気持ちでした。

仏心寺駐在日記 12月18日

今日は、目の不自由なソヌに会いに行ってきました。

夏に片目の手術を受け、少し前より見えるようになったということです。
もう少ししたら、もう一方の目も手術するということです。

ソヌ
 真ん中がソヌです。

おばあちゃんに聞くと
「以前ソヌは、外にも出ず家にばっかりいたが、
治療をして貰うようになってから、外にでるようになった。
すごく変わった。ありがとう!」
と言われました。

1ヶ月500ルピーは、日本の基準からしたら少ないお金です。
そのお金で、これだけの感謝の言葉をいただきました。

会員の皆様の支援が、このような言葉となって返ってきました。

ありがたいことです。

仏心寺駐在日記 12月17日

昨日から一気に仏心寺は人でいっぱいになりました。

台湾やイングランド、チベット、日本人。
いろんな国の人達で賑わってます。

ちなみに、今年の1月から12月の今日まで
宿泊してくださったのは、
198人になりました。


1泊の人、1週間、1ヶ月。2ヶ月。

国もさまざまですが、いろんな人に来てもらい、
いろんな人の口コミで、又、仏心寺に来てもらっています。

尚いっそう、いろんな人に訪れてもらえるよう、がんばっていきます!

冬

仏心寺駐在日記 12月16日

久々に日本の人が宿泊。
12月初めは結構日本人は居たのですが、
そこから一気に日本人は居なくなっていました。

久々の日本人の宿泊者です。

ひいきする訳じゃないですが、
同じ国の人と同じ言葉で話するとほっとしますね。
日本語同士なので自然と話がつづくというか、
細かいニュアンスも伝わるので落ち着きます。

寒いので牛糞のコンロを囲んで、ほっとしながらのお話でした。

こうして話をしていると、いつも言われる言葉があります。
「お寺さんとゆっくり話できると思っていなかった」
この言葉絶対に出ます。

法事の時ぐらいしか話したことないし、
普通に話できると思わなかったと。

この部分。

どうにか関わっていってほしいです。
お寺さんとも気軽に話してほしい。
お寺さんも気軽に話できるんですよ。

ここで終わらさずにどうしたら日本で、このことがつながっていくのか。

課題ですね。

一番はお互いが歩み寄ることだと思いますが。

仏心寺駐在日記 12月15日

とにかく寒いです。
一気にブッダガヤは冬になりました。

辺り一面真っ白。
ダウンジャケット着ないと寒くて外歩けません。

朝晩はコンロが欠かせません。

コンロ


土でできた器に、牛の糞と木炭をいれて火をつけます。

この方法でブッダガヤの人は料理をしたりもします。
万能です。

ただ、牛の糞というのが日本人には抵抗あるみたいで、
よく大丈夫ですか?と聞かれます。

あまり気にならないので、大丈夫です。

乾燥しているので臭いも何もありません。

これがエコです。

仏心寺駐在日記 12月14日

冬

今日からブッダガヤでは、チベットの一つの派
(カギュウ派)の法要が始まりました。
チベットの人達がメインですが、チベットの人だけでなく、
ヨーロッパや台湾の人など、いろんな国の人が押し寄せてきます。

毎年行われるので、去年会ったヨーロッパの人や、
チベットの僧侶など、町中を歩いていると「久しぶり」と声をかけらます。
1年は本当に早いなと実感します。

ただ、今年は少し人が少ないです。

やはり、来年にダライラマさんが来るので、
ずらしている人が多いみたいです。

ブッダガヤは本当に寒くなりました。
朝は霧で真っ白です。

冬の朝


仏心寺の前も霧で真っ白です。

仏心寺駐在日記  12月11日

 前日、物乞いの人のことを書きました。
でも、何でそのような状況になったかということが大事です。

大塔の前で子供にお金をあげるツアーの人達をよく目にします。
お菓子やご飯、フルーツをあげている人もたくさんいます。
興味深く見ていると、お金をもらった子供は、一目散に露天へ。
そこで、お菓子を購入。
そして、すぐ次のお客さん?のところへ。

これの繰り返しです。

次の日、友達と大塔の前で話をしていました。
そこで、どうしてこんなに子供とか物乞いの人が多いのか聞きました。

答えは
「村から出稼ぎに来る」

子供の方が儲かるから、親子が遠い村から出て来て、
大塔の前に寝泊まりし、子供に稼がせるということです。
そして、夏になって暑くなると村へ帰る。

全部が全部そうではないです。
確かに足が曲がっている人、目が見えない人も沢山います。
実際に家のない人もいます。
ただ、数は少ないです。
大半の物乞いの子は、出稼ぎ?です。

彼が、もう一言
「昔はツアーの人が100ドルとかあげてたよ。最近は減ってきてるけど」

もらえるから来る。
もらえるから増える。

一回味を占めれば、やめられない。
でも、このような状況を作ったのは、
外国から来た人達です。

今でも、あげる人がたくさんいます。
貰えないと、服を引っ張ったり、ポケットに手を入れてくる子もいます。
暴言を吐く子もいます。
周りを囲む子供達も増えてきました。

そうなると、ツアーの人達は逃げまどう感じです。
バスの窓から、お菓子やお金を投げる人も増えてきました。
(こうなると動物にえさをやっているようです)

接し方については、賛否両論があると思います。
でも、あげる事で生じる問題もたくさんあります。

仏心寺駐在日記 12月10日

仏心寺の学校の子供達は、一つの村ではなく、複数の村からきています。
一つは、田舎の方にある村。
もう一つは、大通りの裏側にある村です。
大通り裏の村

大通りの裏側にある村にはちょっと問題があります。
大通りの裏にあるということで、
大塔の近くにいって物乞いをする子供達が結構います。
また、その村には昔からたくさんのドネーションや、
支援物資がたくさん入っていました。
服や毛布など。
ただ、それが問題です。


最近では、もらえるのが当たり前の状況になってしまったのです。
人から物がもらえなかったら、何で!もらえないのかという状況です。


子供達が学校に行かずに遊ぶのも、普通の状況になっています。
なぜ、お金にならないのに学校に行くの?
なぜ、お金がもらえる物乞いをしたらいけないの?
かという状況です。

親もそのような考え方なので、子供に学校に行けとも言わない。
子供は学校に行かず、遊んだり物乞いをする。
その子供が親になる。

この繰り返しです。


ブッダガヤの現状です。

仏心寺駐在日記 12月9日

昨日、「日本山妙法寺」という宗派の若いお坊さんが宿泊されました。
28歳と僕のちょうど一個上の鴨下上人といいます。

数年前に出会い(どうしてであったか忘れましたが)年齢も近く、
仲良くさせてもらってます。
普段は、ブッダガヤから車で2時間ぐらいの
ラージギルという所に住んでおられます。

余談ですが、ラージギルという場所には、温泉精舎というのがあります。
その名の通り温泉がでていて、そこでインド人が沐浴しています。
ただ、並ばないインド人、並んでも前とくっついて並ぶインド人なので、
温泉の中は超密着状態。
お湯が出てくる所では、押し合いながらの沐浴。すさまじい光景です。
夜になって人がいなくなると、地元の人たちが静かに温泉につかって
体を温めるみたいです。

余談から話を戻します。

鴨下上人は、5年ほど前にインドを旅して、
その時に日本山妙法寺の僧侶の方と出会い
出家をされたました、
話し方姿も仕草も、お坊さんという雰囲気を持っている方です。

昨日、日本寺の法要に参加するためにこられ、
ブッダガヤに1泊し、今日ラージギルに帰られました。

昨夜、一緒にお勤めをしご飯を食べ、今朝もお勤めをし、
大塔へお参りし、
そして、そのまま歩いてラージギルへ帰って行かれました。
歩くとだいたい3日ぐらいということです。
なかなか真似できないです。

お話をさせてもらうと、もっと僧侶としてという思いがわいていきます。
「一緒にがんばりましょうよ!」と声をかけてもらうと、本当にうれしいです。

「インドばっかり来て、どちらかというと変わっている人?に僕は入ると思います。」
と話をすると、
「変人同士がんばりましょう!」
と笑顔で一言。
またまた、励まされました。

変わっていても、間違ってないはずですから、
お寺として維持していくこと、発展させていくことを
がんばっていきたいと思います。