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仏心寺駐在日記 2月23日

2日目と3日目は、絵を描きました。
まずは、木に絵を描いていきました。
題材は自由!
西山さん学校訪問1

その後、画用紙に夢を書いてと言ったつもりが、
通じてなくてそれぞれ自由に書いていました。

絵を見ると、国旗と家、木を書く子供が多かったのが印象的。
そして、もう一つ印象的なのが、色鮮やか?
色は混ぜたりしないで、原色でふんだんに色を
使って書いていたのが印象的でした。

西山さん学校訪問



こんな感じであっという間に3日間が過ぎていきました。


学校の授業以外に、朝晩のお勤めや、仏教の勉強もしていただきました。
最後の夜は部屋でお茶を飲みながら雑談。

わざわざ、日本からボランティアで来て下さったのに
「ありがとございました!」と言ってくださいました。
こちらこそ本当に「ありがとうございました」
皆さんの気持ちが本当にうれしかったです。

ボランティア全般にそうですが、自分に時間があろうが、お金があろうが、
相手である貧しい人達や困っている人がいないとできません。
なので、する方は「させていただいている」と言う気持ちをもち、
出来る事に感謝をしないといけないと思います。
そういう人達がいるからこそ、ボランティア活動
ができるんだと、受け取っていかないといけないと思います。


こうしてきてくださったことは本当に感謝です。
子供達にも大変いい刺激になったようです。
勉強以外の楽しさも学んでくれたはずです。

こうして、仏心寺という器を使ってくださる方がいる。
そして、いろんな思いを受け取って帰っていかれる。
お寺というのは、色んな事を伝えることができるんだなと思いました。
西山さん集合写真



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仏心寺駐在日記 2月22日

 しばらく日記の更新が空きました。
その間にブッダガヤは大変暑くなりました。

昼間は真夏のような日差し。
外を歩けば、肌が焼けるように痛いです。
坊主頭なので頭が特に熱いです。
朝晩は、涼しいですが、日本と比べれば大変過ごしやすい毎日です。

21日、神戸から5人の知人が仏心寺を訪れてくれました。
ボランティアで子供たちに刺繍や木工細工を教えていただけるとの事。
この人達との出会いは、2年前の宿泊者からの紹介がきっかけです。
少しずつつながってきました。


初日は、まず授業の始めにダンス!
ダンス大好きなインドの子供達なので、ノリノリでした。

西山さん学校訪問2


次は、裁縫の練習。
ある程度出来上がった袋を仕上げました。
子供達に出来るかと心配でした。
針に糸を通すことも手伝ってもらい、
上の学年の子はあっという間に仕上げました。
小さい子は、試行錯誤しながらチャレンジ!

西山さん学校訪問4
それぞれ縫い方に特徴はありましたが、
できあがった子供達は、
「アッチャー(いい?)」と聞いてきます。
「ボフットアッチャー(すごくいい!)と答えると大喜び。
西山さん学校訪問3


裁縫になれたところで、
フェルトを車の形に切りストラップを作りました。
西山さん学校訪問5


器用に縫っていきます。
それぞれ個性あふれた車が出来上がりました。

これにて、1日目は終了。

仏心寺駐在日記 2月16日

 今日は貴重な体験ができた一日でした。

旅行者がなんと日本から、お抹茶セットを持ってこられました!
しかも、ただ抹茶をたてるだけじゃなく、
菩提樹の木の下で抹茶をたてるためにということです。

考えもつかなかったです・・・。
ということで、
宿泊者にも声をかけて6人ほどで、大塔にある菩提樹の木の下へ。

菩提樹の木の下先客が、
チベットの法要が開かれていました

大塔 チベット法要


その横に陣どって、早速お茶会?をスタート。

お茶セットを持ってきた方がお茶をたて、それを頂きました。
作法などは気にせず、それぞれ気軽に飲んでいきます。

大塔 お茶2

BGMは、チベットのお勤め。独特の低い声です。
それを聞きながら、抹茶を飲む。
そして、場所は菩提樹の木の下というすばらしい場所。

大塔 お茶3

それぞれ感じ方は違ったと思いますが、
僕は、ほっとして落ち着く気持ちでした。

僕もお茶セットを持ってきてくださった方に
お茶をたてて振る舞いました。

そして、僕たちが飲み終えると、
周りにいた西洋人や、チベットの僧侶達にも振る舞いました。

大塔 お茶5

恐る恐るという感じで飲まれていましたが、
最後は「Thank you」と言い残してくださいました。


僕は、お茶をたてるという事は思いつきませんでした。
旅行者さんと一緒に楽しく飲むことができ、貴重な経験でした。

少しでもブッダガヤが身近な場所になるきっかけ作りとして、
これは最高の方法だと感じました。

大塔 お茶4

仏心寺駐在日記 2月15日

2月15日は涅槃会です。
お釈迦様が亡くなられた日です!

仏教国のはずの日本ですが、
あまり知られていないのが現実です。

去年もそうでしたが、隣の日本寺での法要に参加してきました。

10時50分開始ということで、余裕を持って30分に到着。
準備は出来てましたが、お坊さんはチベットの僧侶数名のみ。
45分頃になると、少しずつ僧侶が集まってきました。
それでも約半分。
50分を過ぎてやっと全員集合。

待っている間に隣にいたチベット僧侶と話をしました。
出身はラダックというインドの北の方に位置する場所で、
こっちにもう30年近く住んでいる方でした。
あとは世間話や、まだ来ないのか?
今日はこれだけの人数なのか?
という会話でした。最後はアドレスを交換。
(僧侶もちゃんと携帯もってるんです)

法要は、チベットのお勤め、テーラバーダ(パーリ語)のお勤め、
最後に日本のお勤めの順番で、約30分ぐらいで終了。

その後、食堂に移り、みんなで食事。
友達のタイの僧侶は
「今日は日本のお寺だから、寿司だ!」
といって、笑っていました。
が、食堂にはいつも通り?
インドのカレーが並んでいました。

食べている間は、会話もなく静かに食事が進み、
ある程度みんなが終わったのを見計らって、解散。

食事を食べ終え帰る時に、先程話したチベットの僧侶が、
「どこの僧侶だ?いつここに来た?」と話しかけてきました。
話の最後に、
「蓮は泥の中からきれいな花を咲かせる。
ブッダガヤの汚い世界の中でもまれて、
あなたも綺麗な花を咲かせなさい!」
と言ってくれました。

納得できる言葉です。
でも、僕的には、十分もまれて疲れましたが、
まだまだ足りないということかな?。

仏心寺駐在日記 2月14日

 今日は朝から大塔で行われるタイの法要に参加してきました。
昨日の夜、いきなり電話がかかってきて、
「明日の朝8時に来て!」といわれて急遽決定。

朝8時前に大塔へ行くと、
菩提樹の木の下でタイの僧侶達が準備していました。
マイペースで準備をしてて、当然8時になっても始まりません。

インド時間・・・・。

真ん中に祭壇を作り、お釈迦様の像や、
大塔の置物をたくさん置いていきます。

その周りを囲むように僧侶が座ります。
僕を含めて、9ヶ国の僧侶が招待されていました。

招待された僧侶とタイの偉いお坊さん達が最前列に座ります。
しかも、背もたれ付きの椅子です。
タイ法要

座ると、その前に水の入ったボールや、
花ビラがお皿にたくさん盛ってあります。

タイ法要1

そして、後ろにはタイの僧侶がたくさん座っていました。


いつの間にか人が集まり、スポンサーみたいな
タイ人の方がきて法要が開始です。

スポンサーのような方が僧侶の前でお経を唱えたり、
お供え物に線香をお供えしていきます。

タイ法要2

それが終わると今度は、僧侶達が一人ずつ水のボールを使い
お供え物を清めていきます。お水の後は、花。
もちろん僕も僧侶として一緒に水をまき、お花を散らしてきました。

タイ法要3

タイ法要4


そして、最後にもう一度お勤めをして終了。
法要が終わり、一番偉いお坊さんが寄って来て、
笑顔で「良く来た!」といい、頭を抱きかかえてくれました。

初体験でしたが、僧侶として他の国の方と肩を並べることは、
本当にうれしいことでした。
日本の僧侶も「ちゃんとここいるんだぞ!」と
アピールができ、知ってもらえたと思います。

仏心寺駐在日記 2月10日

本日は、たくさんの方が出発されました。

宿泊者4

お一人は、約2ヶ月宿泊していたイギリス人の方。(右から2番目)
毎年、来てくれます。
出発の際に、自分が使った本や使えそうな物をお寺に寄付してくれました。
そして、去年もそうでしたが「ホスピタリティなお寺」という言葉を残して
喜んで帰って行かれました。

日本人の男性も出発されました。(僕のとなり)
2週間程宿泊されていて、自転車でネパールから来られました。
仏教やヒンドゥー教、いろいろなことを勉強されています。
断食をしたり瞑想をしたりと、大変すばらしい方でした。

宿泊者3

次は、始めての方々です。
1番左の人が、2番目の人とインドで出会い
「仏心寺がいいよ。」と誘って連れてきてくれました。
旦那さんが先生をされていて、帰り際に仏心寺の先生へ
「子供達をちゃんと教育してください。」
という励ましの言葉を残して帰られました。
(僕のとなりが仏心寺の先生です)

出会いと別れの中で、いろんな人に支えられていることを実感します。

仏心寺駐在日記 2月8日

 前々からビジャイさんに
「会ってもらいたい女性がいる」というので、
今日、会いに行ってきました。

いつも通り、ビジャイさんのバイクに乗って行くつもりでしたが、
ビジャイさんがバイクを売ってしまいました。

今年から仏教の考え方を学ばすために、
子供をチベット系の学校に行かし始めました。
それで、お金が必要になったとの事です。
ただ、お金が必要なのは、
子供を学校にやるためだけではありません。

ビジャイさんは、貧しい人達に薬代を渡したり、
食べ物を買って配ったりしていています。
その為に、お金がなくなっていった理由と言うことです。
そこまで出来るビジャイさんの姿は、本当にすごいの一言です。


話を戻しますが、その女性は60歳ぐらいの方でした。
ご主人はなく、一人娘も結婚をしていて、一人暮らしをしています。

ちょっと前、病気になり手術を受けたのですが、
手術をした人が悪い医者だったみたいで、
術後に体調が悪くなり寝たきりになりました。
貧しい生活の上に、動けなくなり一層生活が厳しくなり、
食べ物もなく、家は荒れ放題の状態です。

貧しい家

一部屋だけの家で、奥の方で女性は寝ています。
入り口から部屋の中までハエだらけ。
食べ物が腐ったような臭いが充満しています。
鍋などには、ネズミが。
周りのインド人も嫌な顔をして見ています。

ビジャイさんが、この人を支援したいというのです。
周りの人たちも、かわいそうなので何とかしてほしいと。
結婚した娘さんも帰ってきて看病をしていましたが、
自分も貧しいので、どうする事も出来ないと言っています。

ビジャイさんと話をして、まずは食事と病院に行くための
お金が必要ということになりました。

ご飯や、ダール、ポテトなど買い
病院に行くお金を渡しました。
後日、ビジャイさんが病院に連れて行くということになりました。

ブッダガヤは、表面上はホテルが建ったりいろんな学校ができ、
お寺の支援も入って少し豊かに見えます。
でも、個人単位では忘れられている人が沢山います。
寝たきりや一人暮らしの人達、生活の問題を抱えている人が、
村の中にはたくさんいます。

僕たち外国人では、見た目にはわからない、
気づかないことがたくさんあります。
僕も、ビジャイさんに教えてもらって
少しずつわかってきています。
ビジャイさんも、
「こうやって一緒に町を歩いたり、
村を訪れてくれる人がもっとほしい」
と言っています。

難しい問題です。
少しずつでも僕自身が出来ることを
がんばっていけたらと思います。

貧しい家1
(娘さんと、娘さんの子供)

仏心寺駐在日記 2月7日

外でお話

ある日のお寺の風景です。

こうやって天気がよくて暖かい日は、
外に椅子を並べて旅行者さんと話をしています。

宿泊している方も、たまたま立ち寄った方も一緒になって。


そして、お茶は、チャイではなくに、日本茶。

インドでのチャイは本当においしいですが、
でも、やっぱり日本人の僕は、日本茶が一番。
おいしいですし、なにより一番ほっとします!

よかったら仏心寺にお越しください。

一緒にお茶を飲んでゆっくりお話しましょう!

仏心寺駐在日記2月4日

インドのお菓子を紹介します!


 インドでは、子供が生まれたら友達など身近な人に
お菓子を振る舞う習慣があります。
お菓子だけじゃなく、ご飯を振る舞うこともあります。

 インドのお菓子は、とにかく甘いです。
ラスグーラー

このような形でお店で売ってます。
日本のケーキ屋さんとは、雲泥の差。

今回買ったのはラスグーラーというお菓子。
白い甘い蜜をたくさん吸ったお菓子です。

ラスグーラ1
ラスグーラ3

味は、砂糖味?。
というか、インドはほとんどの甘いものが砂糖の味がします。
日本みたいな繊細な味はないです。
(日本って、いい国だなと感じます)

でも、みんな大好き。

自分の分だけじゃなく、子供たちの分も買いました。
ラスグーラ2

子供たちはお菓子大好きなので、
お菓子の袋を持って帰ると、嬉しそうに近づいて来ました。
もちろん子供だけじゃなく、大人も大好きです。

仏心寺駐在日記 2月3日

 1日からスリランカのお寺で公開されていた仏舎利が、
今日はブッダガヤの街を行列をつくって練り歩きました。

大音量の音楽の中を、スリランカやベトナムの僧侶
、そして一般の人も歩いていました。

仏舎利3

一般の人は民族衣装に身を包み紙吹雪を巻きながら歩いて行きます。
その後ろには、象が続きます。

仏舎利
象の上には、僧侶が仏舎利を持っています。

その後ろに、たくさんの人が続きます。
仏舎利4

又その後に、今度はラクダが歩いてきます。

仏舎利行列3

日差しがきついので、ラクダに乗っている人もダウン状態。。

インドの子供たちも、ずっと行進していきます。
仏舎利行列2

子供たちのあとに、お釈迦様の歴史の一部を再現した
舞台をトラクターで引っ張っていきます。

舞台の上の人形は、なんと人間が人形のように固まって立っていました。
さすがインド。
仏舎利行列
しかも、びしっと立っているわけじゃなく、動きながら人形のふりでした。

こんな感じで、距離にして400メートルぐらいの行列でした。
仏舎利行列1

日本みたいにしっかりとしたパレードとは行きません。
音楽あり動物あり、子供たちがいて、
そして、それぞれの国の民族衣装が見れたり、
楽しく見ていられる行進でした。

なにより、お釈迦様の遺骨がこうして練り歩く事自体
一年に一回のことなので、貴重な行事に出会えました。

毎年この時期にあるので、是非興味がある方は、
この頃にブッダガヤを訪れてください!