仏心寺駐在日記 7月10日

今日が仏心寺滞在の最終日です。

いつもならもっと長い期間いるのですが、
今回は日本での予定もあるので、早めの帰国になります。
1週間強の滞在はあっという間ですね。
気づいたら帰る日になったという感じです。
長い滞在の時は、帰る日が近づくと楽しみな気持ちもありましたが、
今回は寂しい気持ちでいっぱいです。
最後のお勤めを仏心寺の本堂でしましたが、
またこの場所に戻れるようにという気持ち、
そして、これからもお寺として仏心寺が
この場所で有ってほしい気持ちがわいてきました。

 朝一番に大塔へ行くと、アルゼンチンから
仏教の勉強をするためにきている人と出会いが。
アルゼンチンでも、チベット仏教が
広がってきていると言うことです。
「何で仏教を始めたのか」と聞いたら、
「仕事などで心の悩みをもっていて、
それを解消してくれたのが仏教だった」
と言っていました。
心のことや、感じ方、どんな悩みが人生にはあるのか
ということを書いてあるのが仏教です。
もちろん他の仏様についても書かれています。
何もないときや、元気な時よりも、
悩んだときに助けてくれるのが仏教です。
この方もそうやって助けてもらい、
仏教徒になり、その中心地に来たといっていました。
「この場所がスペシャルで、最も大切だ。
ここはやっぱり来てみると違う」と。

大変フレンドリーな方で、
メールアドレスを交換してお別れしました。

 その後は、慌ただしくパッキングに部屋の掃除。
なんだかんだで終わったのが、夜!。

お寺と大塔での最後のお勤めをして、一日終了。

明日、朝一というか夜中3時に
電車に乗ってコルカタに移動します。
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仏心寺駐在日記 7月9日

今日は、朝から強い日差しが降り注いでいたブッダガヤです。
ここ4日は、すっきりしない日ばかりでしたが、
今日は晴れのいい天気でした。

 今日は、学校の子供達に二人一組になって
お互いの似顔絵を描いてもらいました。
10月に京都で仏心寺の展示会をするので、
そのときに展示しようと思います。

 ただ、お互いの似顔絵を描くのが初めてみたいで、
相手の顔をまじまじ見るのが恥ずかしい様子でした。
そして、どう書いていいのか戸惑いながら、
周りの友達の様子をみて恐る恐るという感じ。
でも、慣れてきたら、どんどん書き出して、
できあがった絵を見せてくれては
「アッチャーハエ?」(うまい?)と聞いてきます。

1時間ほどで書き終えていったん回収。

その後、各々の顔の絵を持って前に立ってもらいました。
自分で描いた顔じゃないので、みんな恥ずかしそう。
似顔絵

似顔絵を見ていると、
日本の子供たちの似顔絵とはちょっと違う感じがしました。
目が離れている絵が多いことも気づきました。
また今度、日本で展示会の時に見てみてください。

お昼からは、町の中を散策。
歩いていると、テーラーという服を作ってくれるお店から、
ワイルドなインド人のお兄さんが声をかけてきました。

一休み中


見た目は大変ワイルドですが、
日本にいったことがあるフォトグラファーでした。
でも、ここで問題が。
私は、日本人だといっても信じてくれない。
「お前は、韓国人だ。体の雰囲気が違う。
話し方も韓国人のような話し方だ。
それに日本語ほとんど話さないから、絶対に違う。」

なるべく会話は英語を使って話すようにしているので、
それが日本人ぽくないということでした。

話を戻しますが、
この人達は、シブァの神様のお祭りのために、
オレンジ色の服を作ってもらって、
明日から友達と一週間かけてお参りにいくようです。
車も使わず徒歩で数百キロ歩くそうです。
簡単に笑いながら言ってましたが、大変なことです。
「足の皮がすり減って、足が腫れて痛くなる。」って笑ってました。
しかも、毎年行くそうです。

こんなに宗教を信じる心が培われたのは、
どうしてなのか知りたかったですが、
そこまでは聞けなかったです。


話をしていると、

チャイ

インドでは当たり前のチャイが運ばれてきました。
最近はガラスのコップが多いですが、
珍しく昔ながらの素焼きのコップで。
飲んだ後は、店先に投げて割ってしまいます。
土で出来ているので、外に捨てても土に帰るだけ。
エコですね。

そんな感じで、あっという間に一日が終了。

明日がブッダガヤ滞在最終日になります。

仏心寺駐在日記 7月8日

 本日は、ころころ変わる天気でした。
晴れて日が出てきたと思ったら、
すぐ雷がなり雨が降る。
土砂降りの雨は1時間降った後にやみ、
しばらくすると雲の切れ間から日が射す。
こんな感じの一日でした。
仏心寺の敷地も川のように水が流れて、
深さ10センチぐらいの水たまりができました。
雨の華


バナナの葉っぱ

でも、雨で濡れた後の緑はきれいですね。
仏心寺の境内にできてる、マンゴー・バナナも水に濡れ、
おいしそうに見えました。

マンゴー


バナナ雨


 今回のブッダガヤ滞在ももう少しなので、買い物に出かけたら、
案の定雨が降り出しお店で雨宿り。

雨宿りお店

このお店は、政府直営のお店で、
スジャータ村などの貧しい場所で作られている
カディという布を売っているお店です。
雨宿りだけでは悪いので、布を購入。
やむまでしばらくまち、
写真を撮ったり動画を撮ったりしていると興味津々。

俺も撮れと催促してきました。
日本だと向けるなという感じになるはず。
この辺インド人独特ですね。

でも、こうやって雨宿りをしていると
いろんな出会いがあり楽しいですね。
興味を持って話しかけてくれるので、
いろんな話が聞けたりしますし。

自然に任せる生活は日本では難しいですが、
こうやって自然に任せて生活することは、貴重な体験です。

仏心寺駐在日記 7月7日

 本日は、日本では七夕ですね。
こちらでは七夕という習慣はないので、空を見上げている人、
笹を用意している人は見ませんでした。

 ただ、今はインドのヒンドゥーの神様、シヴァ神のお祈りのために、
約1ヶ月間完全ヴェジ(野菜だけ)の生活を皆さん送っています。
この辺の宗教に対するスタンスが、すごいなと感心します。

 昨日はソヌに会いに行ってきました。
ソヌは両目が見えない病気で、両親がいません。
おばあちゃんが一人で面倒をみていました。

出会ったときは、お金もなく、薬を買うお金もありませんでした。
今は、薬のお金を毎月援助しています。

 約4ヶ月ぶりの再会です。
会うたびに、おばあちゃんが泣きながら手をにぎってくれます。
「目の調子は」と聞くと、
目の前数センチしか見えなかったのが、
5メートル先の物を見えるようになったということです。
歩き方も、前はおそるおそるだったのが、
今は堂々とした歩き方にかわっていました。
日雇いの仕事もたまに行くようになって、
収入も少し入るようにもなったということです。
といっても、月収/100円です。
ソヌ(おばあちゃん..

数年間見ていますが、この変貌は驚かされます。
そして、うれしいの一言です。

うれしいのはこれだけでなく、 
なんと結婚していました。
周りの人が、おばあちゃんが亡くなっても
一人にならないように結婚をさせたみたいです。
ただ、その奥さんも片目が見えない子です。
やはり、カーストや差別の問題で障害がある者
同士結婚させたんだと思います。
何にしろおばあちゃんは、少し安心になったはずです。

また、家の屋根が壊れたらしく、
雨が降るたびに家の中にすごい量の雨がながれこみ、
ベットの下も水浸しになるということでした。
さすがに屋根をすべて直すのは無理なので、
ビニールシートを町から買ってきて渡しました。

 
 日本のみなさんにいただいた寄付のお陰で、
遠いインドの地で一つの家族の役にたっています。
目の見えなかった子が、見えるようになり、
仕事にいけるようにもなってきました。
それだけでなく、性格も明るくなっているようにも感じます。
おばあさんも明るくなったと喜んでいます。

 本当にありがとうございます。
ソヌ家族も「ダンニャワード」(ヒンドゥー語のありがとう)
と日本の方に伝えたいといっています。

仏心寺駐在日記7月5日

今日は、早朝から停電です。
5時前ぐらいからファンが止まり、暑くて起床。
その停電がなんとお昼近くまで続きました。
何時もは、1時間ぐらいなのですが、
今日は珍しく長かったです。
日本の計画停電と違って、
いつ電気がくるのか分からないので、困ります。

今日はいつもお世話になっている、
ビジャイさんに会いに行ってきました。
家を改修中でバタバタしていましたが、
笑顔で迎えてくれました。
奥さんは少し前の選挙で、
ビジャイさん達が住んでいる村(仏心寺のすぐ近くの村)
マスティープールの村長さんになっていました。
ビジャイさんと少し話をして、
近くの村の様子を知りたいとお願いすると、
友達を呼んでくれ一緒に村を見て回りました。
一人で行って、カメラを向けたりすると
すごく嫌な顔をしたり、逃げられたりするので、
インド人の方がいると助かります

ホテルが建ち並ぶすぐ横に村があります。
そこでは裸の子供が走っていました。
男の人たちも暑いので、上半身裸で休んでいたり、
女の人たちも日陰でおしゃべりをしています。
朝ご飯時(10時ぐらい)なので、
女の人は食事の準備をしています。
子供は、しゃばしゃばで具の入っていない
カレー色をしたお米を食べています。

そんな子供たちもカメラを向けると、
笑顔で走ってきます。
撮って撮ってと大騒ぎ、
女の人は恥ずかしそうに顔を隠しています。
貧しい村

村の中をちょっと奥の方にはいると、
ゴミだらけの汚い池のような場所で、
子供達が遊んでいます。
感染病が気になるほど汚いです。

そんな村の中を歩くこと2時間。
汗だくになりましたが、
何時もの変わらぬ姿を見ることができました。

発展して豊かになっていると云われているインドですが、
それは富裕層の人だけの話で、格差がひどくなる一方です。
ブッダガヤにきて4年が経ちますが、
ホテルが増えて、
いい車が走るようになり、
一気に携帯が普及しました。
が、貧しい村の中の現状は、4年前と変わっていません。

これが今のインドです。

お昼頃からは待ちに待った雨が降りました。
ただ、量がすごい。
大雨を通り越しています。お寺の道は池になりました。
ちょうど帰宅時間の子供達は、雨宿り。
いっこうに雨がやまないので、
子供たちは鞄を置いて傘もささず
ビショビショになって帰っていきました。

雨のお陰で、気温も下がり、風も涼しくなりほっとしました。

日本の雨というと嫌なイメージが多いですが、
雨のお陰で気温が下がってくれて、雨のありがたみを実感。

自然はうまくできているなと感じます。
また、その自然にはかなわない、
自然のお陰で生活も助けてもらっているんだと感じます。
今日記を書いていますが、外は虫の声が一段とにぎやかです。
虫たちも雨を喜んでいるはずです。

駐在日記7月4日

日本では電気がずっとくるのが当たり前ですが、
こっちは、停電するのが当たり前です。
暑いので寝るときに天井についているファンを回して寝るのですが、
停電でそれが停まると、一気に汗が噴き出します。

そんな感じの朝の目覚め。

でも、この時期は冬の時期と違い、とにかく目に入るものがきれいです。
朝焼けの水色から、青に変わっていく瞬間。
植物の緑。
冬の時期ではみれないみずみずしさを感じる色です。
そして、濃いです!!
これはこの時期独特です。

ただ、今年は特に暑いということです。
毎年暑くなってきていて、今年は雨がふらない状況で、
地元の人たちもまいっています。
夜になると、貧しい人たちは外に出ます。
裸になり、道ばたや、木の椅子の上、荷車の上。
それでも、汗だくです。

そんな過酷な環境のインドです。

お昼から、友達の僧侶と連絡を取り、近くのお寺へ。
約4ヶ月ぶりの再会を喜び、日本茶を飲みながらトークタイム。
彼は、タイの僧侶で、以前は一般の仕事をしていて、
その仕事を辞めて僧侶になった人です。
大変熱心で、毎晩大塔にこもり一晩中瞑想をしています。

彼のこれからのプロジェクトの話やタイのお寺の実情。
あまり詳しくは書けませんが、どの国も同じ悩みを抱えているようです。

しばらく話をした後、二人で別のお寺へ。
インドの仏教のお寺です。
そこで、すべてのインドの仏教のお寺の偉い方にお会いしました。
どっしりと構えて、ゆっくりをお話をする方。
今度はチャイを飲みながら、それぞれのお寺のお話を。
仏心寺のことも色々興味を持ってくれて、
困ったときは何でも連絡してくれば協力すると番号交換。

冗談も交えながら、気付けば4時間経過。
有意義な時間はあっという間ですね。

同じようにインドでお寺を開いている人は、
だいたい同じ問題にぶち当たるみたいだということも実感。
少しずつ僧侶の輪もひろがって、
悩み相談にも乗ってくれる人が増えていってうれしい限りです。


夜は、チベット人の友達のお店へ。
顔を見るなり笑顔で「welcome」と言ってくれました。

座るなり、iphoneを買ったとみせてくれて、
「facebookをしたいから登録教えてくれ」と言われました。
インドではfacebookがとても流行っています。
携帯も貧しい人は別としても、
二個持っている人がたくさんいます。
日本みたいに機器が高くなく、通話料も安いので爆発的に普及してます。
ただ、電波の状態は不安定ですが。
データの通信速度も日本とは比べものにならないぐらい遅いです。

話を戻して、友人と一緒にfacebook登録しようとすると、
何とメールアドレスを持っていないということになり、
メールアドレスをとることから開始。
Iphoneまでもってるのに、アドレスがないというのは、矛盾!。

そんなこんなで悪戦苦闘しながら2時間かけて、
アドレス所得とfacebook登録完了。
友人は上機嫌でiphoneを眺めていました。
お礼にご飯をごちそうになって帰宅。

あっという間の一日でした。
でも有意義です。
外にでていくと何かしら出会いがあり、何かしら起こるインド。

お釈迦様の言葉
「生まれが卑しい人を作るんじゃない。生まれが偉い人を作るんじゃない。
 行動が卑しい人を作るんだ。行動が偉い人を作るんだ。」
という言葉が、実感できるのがインドです。

仏心寺駐在日記 7月3日

ナマステ!!

仏心寺の日記を再開します!

数ヶ月空いてしまいましたが、またインドに戻ってきました。

6月30日、日本を出発。

3月の中旬に日本に帰国してからのあっという間の3ヶ月ちょっと。
あっという間でした。
でも、日本は本当にいい国ですね。
毎回日本に戻るたびに思います。

なんだかんだ綺麗で、明るくて、お店も多く、
おいしい物がそろい、100円で物が買える。
道端ばたでは、自動販売機がそこら中にあり、
24時間コンビニが開いている。
コンビニのご飯もおいしく、パンもしっとりしている。
値札もちゃんとついている。

インドでは考えられないことが、たくさんある国だと思います。


そんなこんなで、日本を出発。

今回は、バンコクで一泊してから、インド、コルカタ入り。
コルカタでまた一泊して、電車でブッダガヤへ。

ブッダガヤへ入ったのは、7月2日。

2泊3日かけて入りました。
ゆっくりした日程なので、体力的にも楽です。

ただ、暑い!
蒸し暑い!!
モワッという空気に押されます。
ちょっと外を歩くとシャツは汗だらけです。
でも、ブッダガヤからお寺に到着すると何ともいえない安心感でした。

戻ってきたんだなというより、
戻ってこれた。
また、この場所に無事来ることができたことに感謝の気持ちでした。


約2週間の滞在ですが、またブログを続けていきます!