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仏心寺駐在日記 1月31日

幸福度ナンバー1の国といえば、ブータンです!

国教は仏教で、国民総幸福(GNH)を国王が提唱し、
その普及に努めました。その結果、幸福度ナンバー1の国。

国旗をみると龍が真ん中に描いてあります。

ブータン人は、自分たちの国を「龍の地」と呼びます。

その由来は、仏教に関係しており、
「747年にグル・リンポチェと呼ばれる高僧が、
龍の背中に乗ってチベットから飛んできた」という。
こんな逸話から「龍」が国旗に描かれています。

その「龍」に関する話を
2011年11月、国王が来日の際に、
福島県相馬市の桜丘小学校でのスピーチされました。

「ブータンの国旗には、国の象徴である龍が描かれていますが、
皆さんは龍を見たことがありますか?」
「私も王妃も、龍を実際に見たことがあります。」
「私の言う龍とは、人格のことです。」
「龍は、私たち一人ひとりの中に住んでいます。」
「龍は、私たちが歳を重ねるにつれ、その経験を糧にして、
大きく強くなります。」
「大切なことは、その龍をたえずコントロールすることです。」
「私は、ブータンの子供たちに、『自分の龍を養い育てなさい!』
と言っています。」
「皆さんも自分の龍を養い育てて下さい。」

17世紀、ブータンを事実上初めて統一した指導者が
高僧シャブドゥン・ソガワン・ナムゲル。

その指導者に関するお寺が、ブッダガヤにもあります。

そのお寺から、お正月のお祝いに招待していただきました。

宿泊者の方とオートリキシャーに、みんなで乗るとちょっとした旅気分。

大通りを過ぎ、ガタガタ道を通り約15分程で到着。

ブッダガヤの中心から少し離れた村の中にあるお寺です。
のどかで、大変な静かな場所です。

朝早くから法要が行われているようで、
たくさんのブータンの人達が参拝に訪れていました。

ブータン寺05

招待してくれた僧侶の部屋へあいさつに行くと、
沢山のカタと云われる白いスカーフ(チベットでの祝福の証)
が山のように積まれていました。

ブータン寺03

何故かと云えば、
その僧侶の長年の功績が認められ、
一番上の位が授与されたということでした。

ブータン寺04

部屋で話をしていても、次々と祝福に沢山の僧侶が来られます。

ブータン寺02

色んな話を聞き、写真を撮らせてもらい、
美味しいブータン料理をいただきました。

ブータン寺01

ブータンの現状もお聞きしました。
ブータンでも若い世代に様々な問題が出てきているそうです。

それでも、仏教を中心に心を豊かにしていかないといけない。
と言っておられました。

この様な話が同じ僧侶として印象的でした。
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仏心寺駐在日記 1月26日

日本でも、「建国記念日」をお祝いするように、
インドでも「共和国記念日」があります。
1月26日には、国中でお祝いをします。

道端には国旗を売る店が並び、
子供達は国旗を持ち国のカラーの帽子をかぶり、
リキシャーや車やバイク、
ホテルや家の門にも国旗が掲げられます。

学校や大きいホテルでは、ポールに国旗掲揚がされ、
お祝いの歌を歌います。

仏心寺でも、毎年この日は子供達が色とりどりの紙で飾り、
国旗を揚げ・歌を歌ってお祝いをしています。

建国記念日03

建国記念日04


そして、子供達お待ちかねの、
甘いお菓子「ジェレビー」をもらって帰って行きます。

建国記念日01

学校の子供達だけじゃなく、
周辺地域の子供達も
「ジェレビー」を目当てに集まってきます。

子供達がかぶっている帽子を見るとそこには
「I Love My India」と書かれていました。

建国記念日02

Myという文字が、自分たちの国という意識、
自分の国が大好きなんだ・ほこりを持っているんだ
と主張しているように感じました。

私も日本をもっともっと好きになり、
もっと知っていかないといけないなと感じました。

仏心寺駐在日記 1月25日

仏心寺は、日本の特定の宗派のお寺と云う訳ではありません。
あえて云えば、「仏教のお寺」です。

ただ、私自身は、浄土宗の僧侶です。

その浄土宗を開いたのが、法然上人と云うお坊さんです。

1月25日は、法然上人の命日にあたります。

この日、浄土宗のお寺では「南無阿弥陀仏」というお念仏を唱える
「同時同行念仏」という事を呼びかけています。

それに併せて、仏心寺でも宿泊者の皆さんと
一緒にお勤めを行いました。

別時02

別時01

毎日、朝晩お勤めをしていますので、いつもの時間に集り
いつもより長い1時間ほどのお勤めを行いました。

参加者みんなが、こんなお勤めするのは初めてでした。
仏教の聖地で体験したことが仏教に対する+のイメージになることを願います。