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ダライ・ラマ法王がブッダガヤに到着

昨日12月28日

ダライ・ラマ法王がブッダガヤに到着されました。
ブッダガヤの街中には、いたるところにダライ・ラマ法王を歓迎するポスターなどが貼られています。



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噂で午後2時や3時に到着されるということがまわり、午後1時頃には沿道で到着を待つたくさんのチベットの方々が。

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ダライ・ラマ法王が滞在されるお寺の周りにも、多数の人たちが。

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道は完全に封鎖され、車やリキシャーなど一切通れない状態。
沿道には、チベットの国旗やルンタというチベットのお経が書かれた旗が貼られ、人々はカタという白いスカーフのようなものを持って、出迎えていました。

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そして、車に乗って到着。
白いアンバサダーというインドの古い車に乗られて空港からこられました。





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沿道で待っている方に手を振りながら通過していく様子を見ることができました。

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これから1月後半までブッダガヤは、ダライ・ラマ法王、そして行われるカーラチャクラという法要一色です。

ただ、前回行われた2012年の時と比べると、やはり外国人の数が格段に少ない
街中でも、宿がキャンセルされたり、埋まってない場所があり、安い値段で宿泊できる場所がでてきました。



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新婚家庭で、食事のダーナ

ダーナ(布施)というと、日本ではお金のイメージが強いと思いますが、こちらでは食事のダーナがよく行われます。

それも1週間前などに連絡がきて、予定が決まって行われるものばかりではなく、前日や当日の朝いきなり連絡が来ることもしばしば。


今日はブッダガヤの隣、ガヤという大きな街に行ってきました。
前日の昼ごろ電話がなり「明日空いている?」と聞かれ、一緒に行くことになりました。

一人の僧侶(下の写真の一番左)の兄弟の息子さんが結婚したのが10日前。

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その新婚夫婦が、お坊さんを招待して食事のダーナをしたいということで、呼ばれました。

一緒に行ったのは、インド・シッキム・マレーシア・日本の僧侶

マレーシアの僧侶は、数ヶ月の予定でブッダガヤに滞在しており、他の二人の僧侶はブッダガヤに数十年住んでいるブッダガヤでは有名なお坊さん。
有名だから偉そうにしていることもなく、気軽に会うことができ、気さくに話をしてくれ、今回のように電話で一緒にダーナへ行こうとも誘ってくれます。

道中の車でも、「いろんな国の僧侶が集まっていいな。」と笑いながら話をしたり「お互いの国のお坊さんの違いなどの話で盛り上がりました。


ブッダガヤはからは、車で30分ほど。
静かな住宅街に新居はありました。

到着すると、新郎新婦がそれぞれの僧侶の足を右手で触り、それを額に当てて敬意を表す挨拶で迎えてくれました。

挨拶もそこそこにすぐ食事へ。

今回は、チキンカレーにご飯と、プーリー(あげパンのようなもの)
お祝い事などのご馳走では、油をたっぷり使ったスパイシーなチキンカレーがよく振る舞われます。

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施主は一緒に食事はせず、隣で待機していて、カレーやご飯プーリーなどがなくなりそうになると、すぐ運んできてくれます。
大変嬉しいのですが、ここからが少し大変なところで、お腹いっぱいと断っても、あとちょっとといって次々お皿に入れていきます。
毎回恒例の作法?

おいしく食事をいただいた後は、お経を唱えて感謝の意を示します。
インドの僧侶のお経の後、私も日本のお経を唱えました。
「今日はいろんなお経があって特別だ」とインド僧侶がお話をし、終了

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最後は恒例の記念撮影。

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インドの地で、僧侶がどのような生活をし、どのように信者さんと関わっているのかを知る、貴重な体験でした。

そして、国が違っても、共にお経を唱え、共にダーナを受けさせていただける体験は、毎回ありがたいなと感じます。


ダライラマ法王によるカーラチャクラの準備が進むブッダガヤ。巨大が釜が完成

ダライラマ法王によるカーラチャクラまで、あと10日ほど。
ブッダガヤでは、昨日カギュモンラムが終わり、参加者が早速ブッダガヤを出発。
これから代わりにカーラチャクラに参加する方が、到着し出しています。

当初は、かなりの数の参加者が集まると予想されていましたが、最近になりインドの新紙幣の問題などがでて、予想より少ないのではないか?という声もささやかれています。
まだ、予約で埋まっていないゲストハウスもあるようです。(ただ、値段は高いですが)

といっても、数万人・10万人以上という数が集まるので、多いことには変わりありません。


準備も着々と進み、参加者に無料で配るお茶やチベタンブレッドを作る巨大なキッチンがほぼできあがっていました。

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巨大な釜は、バターティーを作るだけの物

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人と比べると大きさがわかると思います。


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このたくさんの夜間を持って、キッチンから会場へ若い僧侶が全速力で走ります。
チベット仏教の法要の風物詩

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隣にあるカーラチャクラグラインドでも、テント設営が進んでいます。
竹で組まれたテントで、会場自体を覆います。

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ただ広大な土地なのでそこを竹を使いテントをはるだけでも、かなりの時間がかかります。


下記の地図の上部「kalachakra Maidan」と書かれたミドイ色の地域です。
広さがわかってもらえると思います。






会場内では、すでにチベット人の二人の男性が座って、ダライ・ラマ法王が座るステージに向かいマントラ(お経)を唱えていました。

二人の目には、ダライ・ラマ法王の姿が写っているのかもしれません。


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一つの法要が終わり、また次の法要が始まるマハボディーテンプル

12月2日〜12日まで行われていたTipitaka changing が終了しました。

テーラバーダ仏教の国が集まり、それぞれの国のブースを設け、そして同じお経を唱えるという法要。
また、菩提樹の下のメインブースでは、毎日日替わりでそれぞれの国の僧侶がマイクを使い、代表で唱えていました。

年々規模が大きくなっており、参加する僧侶・信者さんの数も増えているように感じる。

最後のあいさつでは「来年は、大乗仏教の方々にも参加してもらうことを企画している」というアナウンスもありました。


国が違えど、言葉が違えど、仏教で様々な人たちがつながり、ともにすごす貴重な空間がマハボディーテンプルです。

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現在は、チベット仏教のカギュウ派によるKagyu monlam が始まり、多くのチベット人、そして、ロシア・ヨーロッパの人たちでマハボディーテンプルは溢れています。


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行われる法要によって集まる人たちが変わり、雰囲気も変わるマハボディーテンプル。

言葉では伝わらない雰囲気がそこにあります。

ブッダガヤ両替情報  12月14日

ブッダガヤにおける両替情報

ブッダガヤで両替ができる銀行
 State bank of INDIA
 (中国寺のすぐよこの青い看板が目印)

営業時間
 朝10時〜

上限
 ドルは、70ドル
 円は、8000円
  (一週間で)

準備物
 パスポート
 パスポート・ビザのコピー
 両替の為の記入用紙 2枚
 (カウンターでもらえます。あらかじめ書いておくとスムーズ)

※注意点
 100ドルや1万円は、受け取ってくれない可能性が大です。
 運がよければ、おつりをくれますが、銀行におつりがない場合、受け取ってくれません。
 これから来る方は、10ドルや1000円など細かいお金を用意してください!


本日の銀行レート
ドル 65,8
円  54,6

どうしても大きな金額はほしい人は、街の両替屋があります。
そこでのレートは、
ドルで 61 or 62
円で、 50 or 49 

並ぶ時間が惜しい人は、そこで交換している人も多いです。

ATM
 あいているATMがありますが、だいたい並んでいます。
 うまくいけば、15分ほどでお金を引き出すことが可能です。
 ただし、一回のリミットあり


本日、並んで両替をしてきました。
朝9時半と営業時間前に行き、10時と共に銀行の中へ。
ただ、両替担当者がいない状況でカウンター前で待つこと30分ちょっと。
そこから両替作業が始まり、約15分後に両替完了。
終わる頃には、10人ほどが待っている状況でした。
日によって人数が違いますが、朝一番が狙い目のように感じます。
どの人もルピーを手に入れる事に苦労しており、「特別たくさんほしいのではなく。ご飯を食べるために私たちは必要なんだ」という会話もありました。

これからカーラチャクラにむけて、多くの外国人が訪れる事が予想されるブッダガヤ。
今以上に、両替に苦労することが予想されます。

途中にも書きましたが、細かいお札を用意するのを忘れずきてください!

ブランボォージ(亡くなった方の為に、徳を積む)

ブランボォージとは、家族が亡くなった日から12日後に行われる、食事を振る舞う集まりのこと。

友人などに声をかけ、家に集まってもらい、食事を振舞って亡くなった方の為に徳を積むという意味合いらしい。

ずっとお世話になっている現地の方のお父さんが亡くなったので、招待してもらい参加してきました。

用意された食事は、数種類のカレーやご飯、そして、スイーツ。

そして、おかわりも自由です。

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写真のように会場を作り、空いているところに次々と人が座って食事を食べていきます。

だいたいの時間しか決まっていないので、自由にきて自由に帰っていくシステム

食事は大きな釜で用意され、バケツに移しスタッフが忙しそうに移動しどんどん振舞われる。


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参加者は、白い封筒にお金をいれ渡します。

(結婚式の場合は、綺麗な模様がついた封筒にお金を入れます)
金額は人によって違い、決まっていません。

ただ、1年以内に身内に結婚などのお祝い事があった人は、食事を食べずお金の入った封筒だけ渡して帰る習慣ということです。


人が亡くなった後の食事会ですが、雰囲気は大変明るく、ワイワイ笑顔でご飯を食べて帰っていきます。

現地で様々な日本とは違う習慣を感じることは、大変興味深いが、体験するほど、自分の国の習慣の意味などをしっかり知っておかないといけないと感じるようになりました。

カーラチャクラに参加で、ブッダガヤへくる方へ

ダライ・ラマ法王による、カーラチャクラが近づいてきました。
数日前にスケジュールの変更も発表されているので、チェックがまだの方はHPからチェックしてみてください。


今年は例年より寒くなるのが早く、一月も大変寒いことが予想されますので、防寒着・寝袋など寒さ対策を忘れずしてください。
また、カーラチャクラが行われるグランドは下は土なので、おしりから冷えてきます。
その対策も必要です。



※ルピー両替について

銀行は、1回に70ドルまで(1週間で)
ドルの場合、10ドルのお釣りがあれば、100ドルを出しても受け取ってもらえますが、お釣りがないと受け取ってもらえません。
また、日本円に関しても、おつりの関係で1万円は受けとてもらえない可能性があります。
ですので、1000円札でお金を用意しておくことをお勧めします。

街中での両替に関してですが、ドルからの両替に関しては、少しずついいレートがもらえるようになってきております。100ドル以上の両替が出来ている場所もあるということです。
ただ、円に関しては、受け取ってもらえなかったり、大変悪いレートでの両替が行われています。

ただし、ルールがよく変わるので、この先どのようになっていくかはわかりません。

早くこの混乱が解消されることを祈るばかりです。

ブッダガヤで、成道会 

12月8日、成道会 in ブッダガヤ

ゴータマ・シッダールタ(お釈迦様)が悟りを開いた日

早朝からマハボディーテンプルへ行き、お経を唱え、静かに菩提樹の下で座ってみました。


Under bodhi tree in bodhgaya india by ryosho shimizu on 500px.com




約2500年前のブッダガヤは、どのような風景だったのだろうか。
それからどれだけの人か、この場所を求め、そしてたどり着いたのだろうか。
今でこそ行きやすくなったが、昔は一生に一度この場所で拝むことをどれだけの人が望んだのだろう。
日本の各宗派の宗祖・祖師も、ブッダガヤに行きたいと思ったはずだろう。
どれだけの人が、この場所で拝んできたのだろう。

様々なことが頭を巡った。
そして、この場所で成道の日を今年も迎えることができることへの、感謝の気持ちも尽きない。

様々な縁が絡み合い、繋がって、この場所に座っている。
仏教を伝えた人たち・仏教を守ってくれた人たち
どれか一つでも違っていたら、この場所にはいなかったと感じる。

本当にお陰様である。


10時からは、仏心寺で成道会。

近くの一心寺の尼僧様
宿泊中の日本とマレーシアの方
通りすがりのイングランドの二人
現地の方
学校の子供たち

共に、お釈迦様へのお参りをしました。

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インドルピー 新紙幣・両替情報

旧紙幣から新紙幣への両替について

・ブッダガヤ内の銀行では不可能
・現地の人が旧紙幣から、新紙幣へ両替するビジネスがスタート
 例、11,000ルピーを換えるのに1800ルピーの手数料
   旧500ルピーを、400ルピーへなど
 レートは、様々


ATMについて

・一部のATMが稼働中
 列は日々よってバラバラ。
 新500ルピーも届いている模様
 2,500ルピーがリミット(ATM利用料が数百ルピー取られる)

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外貨からの両替について

・銀行は、SBI(State bank of india)のみ可能
 必要書類
  パスポート 
  ビザとパスピーとのコピー 一部

 待っている人は、数名でスムーズに行けば15分から20分で終了

・街中の闇の両替屋も存在
 レートは、銀行レートが66,6の場合、55や50ほど



12th Tipitaka chanting bodhgaya

第12回 Tipitaka chanting が12月2日から始まります。


Tipitaka =三蔵で、経・律・論の三つのお経の集まりのことで、「三蔵法師」という名前を耳にしたことある方もいると思いますが、「三蔵法師」は中国からインドへお経をとりにいったお坊さんのことを、「三蔵法師」といいます。ちなみに「三蔵法師」はたくさんいます。


このTipitaka chantingは、テーラバーダ仏教の集まりで、それぞれの国がマハボディーテンプルの中に各国のテントを作り、Tipitaka(三蔵)を各国で唱えるという法要です。


それに先立ち、今日はbuddhist conference(会議)が行われました。


各国、主にミャンマー・スリランカ・タイ・インド・ベトナムの僧侶が集まっていました。
今回のメインテーマは、「インド仏教徒の興隆」
午前中に4名の僧侶がスピーチをしました。


海外の僧侶からの提案の後、ブッダガヤ在住のミャンマー僧侶からの現地での問題、その後、インド僧侶からの話という流れで、話が進んでいきました。


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言葉は、すべて英語です。


国をまたぎ、仏教徒というくくりで話をし、交流し、共に助け合うこと確認している姿に、うれしさを感じました。

また、それぞれの僧侶の力強い言葉と、インドでの仏教興隆に向けての意気込みを肌で感じることができました。


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※会場の様子