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ガンガーの午後



インドで大量に撮りためた写真を整理中。



写真を見ていると、インドを思い出す。

そして、インドの日本、同じ時代でもこんなに環境が違う・街の姿が違う・習慣が違う。

世界は本当に広く、奥が深いと感じる。



写真は、ガンジス川の午後。


朝日の写真や朝日に向かい祈る写真が有名なガンガー


この写真は、午後太陽が街の後ろの方に進んでいく写真。





午後のガンガーを見ながら、チャイを飲んでいた時間を思い出す。

時間は、世界中どこでも同じスピードで流れるが、なぜかゆっくり時間が流れていたような感覚を思い出す。




Ganga river in Varanasi by ryosho shimizu on 500px.com

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インド祭り!?春季彼岸会はインド尽くし。奈良、善福寺


皆さんこんにちは。


3月22日
お彼岸の期間でしたが、奈良にある浄土宗のお寺、善福寺にインドのお話をしにいってきました。

こちらのお寺は、和文のお寺言われており、お経を和文で唱えられているお寺です。
だいたい皆さんが耳にされるのは、漢文のままのお経ですよね。

先代の住職が今年2月インドに行かれ、その際いろいろ感動をされ印象に残ったようで、今回お彼岸ですが法話として、インドのお話をして欲しいとお願いをされました。

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当日は、インド祭り!?と題して、お参りに来られた方に無料でカレーが振る舞われました。
カレーはインド式ではなく、日本式ですが。


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もちろん、私もお昼ご飯としてカレーを頂きました。
たくさんの野菜や、鶏肉が入っていましたが、ブッダガヤにいる時、カレーというと普段は野菜が多く、お肉のカレーは特別なお祭りやお祝いの時にしか食べません。
なので、鶏肉が入っているのをみて、少しうれしくなった自分がいました。


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昼食後の1時から1時間時間をいただき、主にブッダガヤの写真や動画を見ていただきながら、お話をしました。

食後で、しかも、ストーブがついているという眠くなる要素が満載でしたが、皆さん熱心に話を聞いてくださり、時折首を振ったり、驚いた顔を見せてくださったりと、話がしやすい雰囲気でのお話でした。


終了後、檀家様の一人が
「インド行こうと思ったらどれぐらいの期間が必要や?
 帰って嫁と相談するから、ツアーあるとき教えてくれ。」
と声をかけてくださり、少しでもブッダガヤに興味を持ってくれたかな?と自分自身満足しております。

当日の様子は、住職もブログで書いてくださいました
http://zenpukuji.info/archives/1962


日本に帰国(ガヤ空港からバンコク経由)

3月13日にブッダガヤを出発し、3月14日,日本に帰国しました。


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日本までの経路
ガヤ空港→バナラシ→バンコク(スワナプーム空港)→関空


午後2時過ぎに出発し、一旦バンコクとは逆方向のバナラシへ。
機内で1時間ほど待ち、再度バンコクへ向け出発。
バンコクに到着後、数時間待った後、夜中11時すぎの飛行機に乗り、翌早朝6時には日本到着。
タイ航空を利用したこのルートが、オススメです。



出発時のブッダガヤの気温は、30度以上。
日差しは、日本の真夏のような強さ。

外を歩くと、日差しの強さで眩しい。
洗濯物は、数時間でカラッと乾く状況。

日本に到着すると、気温は一桁。
一気に冷えるので一層寒く感じますが、インドと比べてほこりっぽさがない空気は新鮮に感じました。



いつもでしたら、バンコクの空港で2時間ほどの待ち時間なのですが、今回のフライトはバナラシを経由しないルートに変更されたので、バンコクの空港での待ち時間が数時間伸びました。
せっかくの伸びた時間を利用し、ブッダガヤで出会った空港で働いている方と待ち合わせをして、夕食をご供養していただきました。

今年1月に出会い、仏心寺へも足を運んでくれた方。
その後、帰りがバンコク経由だと話していたことを覚えていてくれ、仕事の休み時間を合わせて到着ゲートまで迎えにきてくださいました。

夕食は、空港職員御用達の食堂。
といっても、おしゃれで大変綺麗な店内
(ブッダガヤから見るとどのお店も綺麗ですが・・・)

料理はもちろんタイ料理

パパイヤサラダのソムタム、
トムヤムクンスープ
名前は忘れましたが、チキンの焼いたもの・短い米粉の麺を炒めたもの・肉団子


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味はもちろん、文句なし。
ブッダガヤでも、何度もタイ料理を食べましたが、本場は違いますね。

美味しい料理に感動しましたが、何より国が違っても僧侶として布施をしてくださる信者さんの信仰心に感動しました。

もちろん、私自身がタイ語ができるわけもなく、その方も日本語ができません。
その方自身英語も、すごく英語ができるわけではなかったですが、一生懸命片言の英語で話をし、一生懸命お世話をしてくださいました。
国が違う僧侶でも、自国と同じ僧侶として対応してくれ、信用してくれます。
大変有難いですし、その頂いたお布施をしっかり活かしていかないといけないと、実感します。


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ブッダガヤと往復する中で、たくさんの仏教国の方と交流をする機会をいただいております。
一箇所で、世界中の仏教徒と交流ができること・体感できることが、ブッダガヤに滞在する魅力です。
旅行で通り過ぎるだけでは体験できません。


交流する中で、こまめに連絡をくれる方・仏心寺を毎年訪れてくださる方もたくさんいます。

仏心寺は日本のお寺という言い方はしますが、国や人種など関係なく、仏教徒に支えられているお寺が仏心寺なんだと感じております。


ということで、しばらく日本に滞在します。

3.11 東日本大震災7回忌。マハボディーテンプルで供養

3.11 東日本大震災7回忌

ブッダガヤにいる、日本人僧侶3人が集まり、マハボディーテンプルで供養のお勤めを上げさせていただきました。

菩提樹の下、そして本尊様の前では、さまざまな国の人達が、それぞれの思いで祈りを捧げていました。



6年前の3月11日朝、ブッダガヤから日本に到着しました。

昼過ぎにテレビをつけて、津波が来ている映像をみて衝撃をこと忘れません。

6年たった今も、ブッダガヤにいます。


帰り道、結婚式とホーリーの祝いのステージが作られ、笑顔で踊り、爆音で音楽が鳴り、色の粉を掛け合って祝っていました。



それぞれが、それぞれの人生があり、背景がある。


今をしっかり生きていこう。


本尊の前

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菩提樹の下

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世界中の信者が1万人以上集まるチベット仏教、カギュモンラム

世界中の信者が1万人以上集まるチベット仏教、カギュモンラム



早速、下の動画を見てください。



毎年この場所で、行われるチベット仏教カギュ派の大法要、カギュモンラム


数週間行われる大法要に参加するため、昨年は7000人の僧侶や尼僧、一般の信者が約3000人集まりました。


信者は、毎年この法要に参加するために仕事の休みをとってきます。
台湾・中国・マレーシア・シンガポール・アメリカ・カナダ・西洋諸国など全50カ国から集まり、法話は、13ヶ国語に同時通訳されます。(日本語は、残念ながらなし)



日本で毎年行われる仏教の法要で、これだけ人が集まることはあるでしょうか?



実際何度もこの会場に足を運んでいますが、人の多さ、舞台の大きさに圧倒されます。
そして、スピーカーを通して行われる独特の低音のお経は、一度聞くと忘れられません。



さらに驚くことは、この場所に来れない世界中にいる信者のために、すべての日程をfacebookのライブ動画でリアルタイムで配信し、数日後には、youtubeの専門チャンネルにすべてアップロードされるということです。


仏法を伝える上で使えるものは、すべて使っているという感じです。


実際、動画配信などは、どの国の仏教も行ってます。

法要の中継、法話の中継、そして、youtubeでいつでも観れるようにすることは、仏法を広める上で必要と認識されています。


そのモンラムの最後に行われるものが、「マルメモンラム」と言われる法要。


「ランプ供養」や、「光の供養」とも訳されるようで、夜に行われます。


3月2日に行われた動画がyoutubeに上がっているので、ごらんください





光や音楽、煙などを使った演出。
世界中からこの日のために集まってきた、一流の音楽家たち。
飛び交うレーザー光線

カメラも何台も用意されており、まさにコンサート会場。

司会は、僧侶により、チベット語、英語、中国語に同時通訳




すべて、この法要の為に用意されたものです!


クライマックスは、カギュ派のトップ、カルマパ法王自身が歌を歌い、参加者全員で大合唱



その歌も、チベット語、中国語、英語に訳されています。






ブッダガヤではこのような大法要が毎年行われています。


言い忘れてましたが、この大法要に参加する方法は、会場にきてパスカードを作るだけ。


参加費は、無料


すべて信者さんのドネーションで賄われています。


お金がある人は、お金を。
お金がない人は、ボランティアとしてスタッフになる



数週間続く法要では、お茶やパーレというチベット式のパンも無料で全員に配られます。


世界中に信者を持つチベット仏教の凄さをうかがえる光景です。


そして、世界で仏教を勉強する人が増えている証だと感じています。




Happy Losar (チベット暦のお正月)

今年3度目のお正月を迎えるブッダガヤ


西洋暦の1月1日

中国暦の1月28日

そして、チベット暦の2月27日


 「Losar 」がチベット後のお正月という意味なので、「Happy Losa」とお互いお正月のお祝いの挨拶をします。

チベットの各お寺では、新年の法要が行われ、チベット人が経営しているお店は、軒並み閉店。
そして、お寺へお参りに行ったり、家族でお祝いをします。
閉店しているお店の前にカタといわれる、白いスカーフを巻いてお祝いの意を示します。

27日、28日は、友人のお寺に。

ブータンのお寺と、チベット、カギュ派のお寺。


ブータンのお寺ではブータン料理の振る舞い

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チベットのお寺は、新年の法要に参加し、僧侶や友人と記念撮影
チベット僧と、黒い韓国の伝統服を着た友人

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最後は、ブータン寺の夕日
綺麗な光景が広がっていました


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