スペインの学生からのサンガダーナ
僧侶も集まらない。。。
このあたりは、各国の習慣がでるなと毎回感じます。
年齢は15〜17歳。
僧侶と学生が対峙して座り、まずは、学生さんが一人一人恥ずかしそうに自己紹介をしてくれました。
なので、チベットのお経、日本のお経、最後にパーリ語のお経の順番でお唱えが行われました。
その思いをこれからも持ち続けてください。
また、ボランティアをするという流れの中で、ブッダガヤに来ることができました。
この体験は、皆さんに撮って貴重な体験になるはずです。」

布施なんでも、自分のできることをすればいいので、日本では考えられないかもしれませんが、今回はラッシーのみでした。
でも、それでもOKで、僧侶はそれを飲んで帰っていきました。
「イード・ムバーラク」イスラム教の友人宅で、ラマダン明けお祝いの食事
ブッダガヤは、仏教の聖地ですが、現地の仏教徒は実は大変少ないです。
(ほぼいないとも言われています)
一番多いのは、ヒンドゥー教徒
その次に多いのは、イスラム教徒
日本ではイスラム教徒というと、女性は黒い布で顔を覆っているイメージがあると思いますが、ブッダガヤのイスラム教徒は、もちろん覆っている人もいますが、全員がそういうわけではありません。普通に顔を出して歩いている女性の方が多いのではないかと思います。
村の中でイスラム教とヒンドゥー教の方が共に住んでいる場所も多く、お互いの祝日の日には、学校なども休みになり、共存している事がわかります。
また、ヒンドゥー教の方は、牛は神様の乗り物なので食べないですが、豚も食べません。(一部カーストの人は食べる)
それはなぜかと聞いたら、イスラム教の人達が食べないから食べなくなった。とも言われました。
ただ、「黒はイスラム教の色だから、黒を着ないようにしている」というヒンドゥー教の方の話や、「イスラム教の人は、牛の肉を食べるから。。。。」という話もあります。
先日、イスラム教の友人と話をしていたら、ある州では当選した議員がヒンドゥー原理主義の方で、「イスラム教徒は、バングラデッシュに行け!」と発言して、大きな問題になっていると聞きました。
また、イスラム教の人達は牛肉を食べますが、州の法律で牛肉の所持自体を禁止し、違反すると逮捕されたという事例もあります。
このような大きな問題がありますが、一般的な生活レベルでは、うまく共存し、お互いの宗教を尊重し合い、認め合って生活しているように感じています。
そんなイスラム教徒にとって、6月26日は、ラマダン月の終わりの祝日でした。
ラマダン月には、日の出から日の入りまで断食をし、それは貧しくて食事ができない人の苦しみを共有するためだと言われています。ただ、日の入り後は食事ができます。
そして、そのラマダンが終わった祝日の日を、「イード」といい、みんなでごちそうを食べてお祝いをします。
習慣では、モスクに行き貧しい人の為に寄付をしたりするという事もあるようです。
そんな中、昨日は昼過ぎに電話があり、「イードだから食事を振る舞うからおいで」と言われ、家まで行ってきました。
街中は至る所で飾り付けをされてお祝いムード。
「イード、ムバーラク」(おめでとうの意味)
という祝う言葉の看板が様々な場所に掲げられ、白いイスラム教の服をきて、頭に帽子をかぶった男の子や男性が大勢出歩き、家族で買い物を楽しんでいる人達が。
モスクのお祈りの時間には、バイクが大勢モスクの前に並び、いつも以上に人が集まっていました。
友人の家は市場の奥ですが、途中ムスリムの若者が自分の背丈ぐらいのスピーカーで爆音を鳴らして踊っていました。
この辺はインドの共通の祝い方
まずは、お祝いの際に食べないといけないものから。
左手前は、セバイと呼ばれる甘い物
右手前は、ダヒバラという少し酸っぱい食べ物
上は、手作りのパンにひよこ豆のカレーです。
これを食べたあと、メインディッシュのビリヤニ(ドライカレー)とカレー!
家々によってマサラの配合も違うので、家に呼ばれるたびに違った味のカレーが食べる楽しみがあります。
特に、今回のビリヤニには、あまり入っていない、粒こしょうがそのまま入っていたことが驚きです。(一緒に炊きあげているので、粒はやわらかいです)
もうお腹いっぱいと言っても、あと少しあと少しとどんどん運んできてくれ、お腹いっぱいを超えるぐらいまで食べさせてくれました。
宗教が違っても歓迎してもらえ、共に祝い、習慣を体験できることは、大変うれしいことです。
日本では悪いイメージが多いイスラム教。
でも、ここではヒンドゥー教・仏教と共存しており、お互いが宗教の壁を越えて共に祝っている、時には祈っている姿があります。
インドにいると、宗教の大切さ、それを信じる人の熱心さ、そしてその伝統を続けていく大切さを肌で感じます。
タイの寺で、食事のダーナ(お布施)
かといって、威張っていて会いづらいこともなく、お寺に行くと普通に歩いており、気軽に話しかけることができ、普段でもLineなどでもやりとりをしています。
今回も「ブッダガヤに戻ってきた」と話をしにいくと、「今度表彰されるんだ」と言ってスマホで写真を見せてくれました。
日本では、お布施と言うと「お金」のイメージがありますが、それいがいのも食事や衣など、様々なお布施を頂きます。
今回は、一人の女性の修行者メーチー呼ばれる方が、施主となってお布施をされていました。
ちなみに、上座部仏教では、12時までにお昼ご飯を終わらし、12時以降は食事(固形物)は口にしたらダメという戒律があります。
(ただ、病気がある場合や薬を飲まないといけない時など、特例やお寺によって厳しさも違うようです)
食事をする場所では、、ボランティアの信者さん、メーチーという女性の修行者、そして僧侶と机が別々に用意されてます。
日本ではそのようなことはないですが、上座部仏教ではこれも戒律で決まっており、机を別にして食べないといけません。

お布施された食事は、すべて頂くことになっているので、今回も魚などが並んでいました。
殆どの食材をタイから運んでいるので、本場の味です。
本当に美味しいの一言。
最後食事を終えると、また全員でお経を唱えて解散。
また、様々な国の中で、少しずつ独自の形に変わってもいます
マンゴーが到着を祝福してくれました。
6月23日
前日ブッダガヤに到着して、一日目の朝。
蒸し暑い部屋から、ドアを開け外に出ると、なお一層蒸し暑い外。
朝日は日差しが強く、目を細めるぐらいまぶしく感じます。
※屋上からの風景
前回日本に帰った時は、3月の中旬だったので、その頃から比べると、暑さは大違いです。
ただ、冬にはない楽しみがあります。
それは、マンゴー!
日本は高級品ですが、インドでは毎日食べる普通の果物。
至る所、道ばたで売られており、値段は、1キロ50〜60ルピーほど。(90円から130円ほど)
1キロでだいたい5個ほど。
※屋台の山盛りのマンゴー
そして、仏心寺の庭には大きなマンゴーの木があるので、もちろんそこにも大量のマンゴーができています。
今年は、特に多く実がなっているように感じます。
※写真でわかりますか?
朝部屋から出てマンゴーの木を見に行くと、目の前にドンと何かが降ってきました。
そうです、マンゴーの実です。
もう少しずれていたら、頭に直撃でしたが、マンゴーからの到着の祝福かな?と受け取りました。
他にもスタッフが木にのぼり、なれた手つきでどんどん木の上からとって投げてくれました。
3個ほどとってもらいましたが、取り立てはやっぱり堅い。。。一個以外はまだ美味しくなさそうなので、数日おいて甘くなってから頂く予定です。
柔らかい一個は、美味しく頂きました。
マンゴーが食べてみたい方は、ブッダガヤでお待ちしてます!
ブッダガヤに到着。一気に気温が上がりました
20日深夜にインドに到着して、1日デリーで体を休めてから、次の日のフライトでガヤ空港に到着。

ただ、雨が降ったりやんだりを繰り返していて、雨が降るたびに暑さも和らいで涼しい風が吹いていました。
空港に到着し、建物を出た瞬間、むっとした蒸し暑く、少し息苦しい空気に。
マイペースでブログをアップしていきます。
ブッダガヤへ戻ります。
今年は、空梅雨ですね。
天気予報を見ていると、私が日本でいる関西地方では、明日ぐらいから曇りや雨空が続くようなので、いよいよ梅雨本番という感じですね。
インドは、季節は基本的に、雨季乾季という分け方で、ちょうど今ぐらいが季節の変わり目になります。
ずっと乾季で暑い気温(50度前後)が続いてきて、その後雨が降り始めると、雨季の始まり。
それと共に、気温が下がっていきます。
なので、雨を待ち遠しい声をよくききます。
現地では、モンスーンと言われ、大量の雨が降り、乾いた大地を潤します。
仏教では、「夏安吾」(げあんご)と言われる習慣があり、雨のは、外にでることが難しい、また、たくさんの虫たちが外で活動する時期で踏んでしまう可能性があるので、この時期は普段遊行している僧侶達が、1カ所で過ごすという習慣です。
日本では薄れてしまってますが、上座部仏教の国々では今でも、行われている国もあります。
今回は、デリー経由でのブッダガヤ入りです。
暑いのか、気温が下がっているのか、湿気が多いのか。
いろいろ考えてしまいますが、青々とした菩提樹の葉がきれいなこの季節。
マハボディーテンプルにお参りすることが楽しみです。
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