日本に帰ります!

慌ただしく過ぎていった、一ヶ月弱。
なにより、ほぼ訪れることがない日本の政府の方が訪れ、大塔を参拝されたことが、一僧侶として大変うれしく感じました。
スタッフの家は、バイクで1時間弱
到着するとすぐに人だかり。

言い換えると、大変素直なんです。
素直に思ったことが、表面(体)にでてきているのをいつも感じます。
写真を撮って見せる、子供達が徐々に笑顔になり、大人達も笑顔に。。。
すると、「どこから来た」など質問攻めもはじまり、少しずつ打ち解けていきます。
このあたりも日本人と違うところですね。
仕事が少ない村では、若者は出稼ぎに出る人が多いようです。
1階建ての建物には、三つ部屋ありましたが、子供達は全員一つの部屋へ。
が、大半はひどい状況だということです。
あくまでもお金をもらうための手段。
学校以外の状況では、村の中の人達は、大変痩せていたのが印象的です。
経済産業副大臣を案内
日本の政府関係者の方が、ブッダガヤを訪れるのは大変珍しいと思います。
1週間以上晴れることもなく、雨やぐずついた天気が続いたブッダガヤ。
久々の真っ青な空。
その後、菩提樹・悟りを開いたあと一週間ずつ移動されたと言われる場所・3年前にテロが起こった場所・最近折れた菩提樹など案内しました。
初転法輪とVassa(安吾)の日
グルとは、師匠という意味、
プルニマは、満月という意味です。
7月8日に向け、タイ国営のお寺には200人以上の僧侶が集まり、夜にはマハボディーテンプルでは、キャンドルオファリングをして、お祝いを行っていました。
満月には、毎日行われるBTMC(大塔管理委員会)のサンガダーナももちろん行われ参加してきました。
今回集まった僧侶は、86人
その時は、サンガの許可を得て最大一週間他の場所へ行ける」
マハボディーテンプル(大菩提寺)の菩提樹が折れた場所について、詳しい写真と動画
一本まるまる折れたわけではなく、根元近くから分かれている内の太い幹一本が塔の方に向かって折れましたが、幸いけが人・塔へのダメージはありませんでした。
マハボディーテンプル内の菩提樹は、どれも大切にされていて枝を支える棒も作られたりしていますが、実際自然の木なので寿命もあり、古い木が多いので、このような事がこれからも起こる可能性が高いです。
マハボディーテンプルの,菩提樹が折れました。
塔側の半分がさけ、等に向かって倒れていました。
だからこそ、祈るという行為が大切であり、人間のできる最大限のことなのかと思います。
ダライラマ法王、82歳誕生日サンガダーナ
大変な災害の写真、情報を見ていると、自然の怖さを感じます。
まず、災害で命をなくされた方のご冥福をお祈りします。
7月6日。
当日の様子
食事なども振る舞われるので、ホテルのロビーで祭壇をもうけて行われました。
集まった僧侶は、100名弱。
両側に分かれて座り、パーリ語のお勤め・チベット語のお勤めを順番に唱えて、最後は食事のダーナ。
が、なんにしろ、たくさんの方にお祝いされるダライラマ法王の影響力を感じます。
そして、誕生日だから祝ってもらうだけではなく、誕生日だからお布施をするという考え方の大切さも感じました。
雨降って、気温が下がり、人間も虫も?大喜び
待ちに待った雨です。
雨が降り始めてから、一気に虫の声が増え大きくなり、そして、蚊や小さい虫も増えました。
夜はカエルの大合唱。
人間だけじゃなく、虫も雨を待っていた?
雨のお陰で、気温も大変快適です。
30度をきるぐらいじゃないか
もしかすると、日本の方が暑いんじゃないかな?
ただ振り方が日本のゲリラ豪雨のよう。
雷が地響きのように鳴り続け、一気に降ります
そして、仏心寺内は川になり、池に。
動画でご覧ください。
今までなかなか降らなかった雨で、いつになるかいつになるか、地元の人は待ちわびており、暑さにずっと耐えていた感じでした。
エアコンを持っている家は一部。
そして、停電も多い。
レンガ造りの家は、強い日光で照らされ家の中はサウナ状態。
大変つらい環境の中で生活しており、この暑さの解決方法は、雨のみ。
思い通りにならないのが当たり前ですが、思い通りにしたいのが人間。
でも、望んだからふるものでもなく、できることは、ただ待つのみ。
そして、祈るのみ。
ブッダガヤで生活をしていると、祈る行為がどういうことなのか体感します。
大切さ、そして人間の心はそのようにできている。
自然と祈ってしまい、最後にできる手段のように感じています。
そのような心に気づき、考えるようになったのは、はやり初めてインドに来たときです。
普段の当たり前(日本にいるときの当たり前)が、当たり前じゃなくなった時、今まで気づかなかった、気にしなかった事に気づきます。
体感するという学びを感じるインド生活です。
YMCAミーティング。人と人の距離感がすごく近い!
数年前から、隣の建物に看板が掲げられたのを覚えています。
と誘いがあり、一緒に行ってきました。
会場に入ると、ヒンドゥー教のバラモンやイスラム教の大学教授、仏教の僧侶などが10人ほど集まって待っている状態。
ヒンドゥー語がちゃんとわかるわけではないので、所々言っている言葉はわかりますが、細かいにニュアンスは。。。
近寄るといっても、ある程度の距離があると思いますが、インドは違います。
これだけ近くてもお互い気にならないというのは、普段からこのような距離感で人と人が接していると考えると納得できます。
仏心寺でも、サンガダーナ。7カ国の僧侶が集合
お寺・ブッダガヤに来た信者さん・グループなど、様々な施主がいますが、今回は、ブッダ・仏教が好きで仏跡を旅している日本の28代後半の女性が施主となって、仏心寺の本堂で行いました。
前回のブログに書いた、サンガダーナの話をその方に、誰でも施主となり自分の為・家族の為などお経をあげてもらること、お布施も自分ができる範囲でOKということを話していたら、是非出発前に行いたいと言うことになり、急遽セッティングしました。
前日に決まったことですが、一件ずつお寺を回り「明日(6月30日)9時から、仏心寺で行いますから来てください」とお声がけして回ると、どのお寺の僧侶も笑顔でOKと引き受けてくれてくれました。
インド
チベット語のお経(チベット、ブータン)
ベトナム語のお経(ベトナム尼僧)
そして、年長の僧侶の方から少し法話。
「仏教での幸せとは何か。
外面的な部分にとらわれないで、内面に目を向けること。
なにより、自分の為を思ってくれる人達、祈ってくれる人達がいて、どのような道を進もうが後押しをしてくれることを忘れないで欲しいと感じる、サンガダーナでした。
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