清潔は、サービス(ブッダガヤでクリーン作戦)
次回戻ったら一緒に参加させてもらうと考えています!
カディの作務衣で日本に帰ります。
日本にいったん帰ります。
短い間でしたが、今回の目的を終え一度日本に戻ります。
次にインドに戻ってくるのは、何もなければ11月前半の予定です。
その時には、ブッダガヤではシーズンが始まり、たくさんの仏教徒で溢れているはず。
今回は、雨がほぼなく、予想以上に暑かったブッダガヤ。
たくさん汗をかき、1日に何枚もTシャツを着替えた毎日。
作務衣ももちろん汗だくです。
でも、そんな時に役立つというか、助かるのが、現地で作った作務衣。
インドの人が着る伝統的な布、カディ
手紡ぎ・手織りので作られたぬので、 チャルカと言われる糸車を使って紡いでいく。
その為ムラがあるが、逆にそれが生地に独特の風合いをかもちだしている布。
ブッダガヤには、政府公認のカディの専門店があり、毎回違う色・デザインのカディがある。
逆に同じ物を後で手に入れるのは難しいともいえますが。
私はそのカディを使い、現地のテーラーで作務衣を作って着ています。
そして、これがすごく快適!
軽い。
着続けるほどに肌触りがよくなる。
風通りもいい。
そして何より、乾きが早い!
前回の写真で着ているのが、カディでできた作務衣。
毎日、毎時間大量の汗をかくので、日本から持ってきた服は汗の吸収がまにあわず、常にぬれている状態。
でも、カディで作った作務衣は、涼しい場所に入れば、すぐ乾いていきます。
(匂いは残りますが。。。)
郷に入れば郷に従え
その地で根付いていた物は、その風土に合うようにできているんだと改めて実感します。
逆に年々暑くなっている日本では、この作務衣が大変役に立つかも。
興味がある方はご一報をw
ということで、日本に向けてブッダガヤを出発します。
ブッダガヤの楽しみ。他国僧侶との会話
ブッダガヤでの私の楽しみの一つは、他国の僧侶との交流
他国のお寺の中や、お祭りの仕方、そこにいる僧侶や信者の姿を見ること、そして交流することに、大変興味があり、大変面白しろく感じます。
日本にいると日本のお寺しか見れないですが、ブッダガヤにいると、世界中のしかも、その国を代表するお寺や僧侶達が集まっているので、わざわざ他の国に行かなくてもいいという特権?があります。
今回は会ってきた僧侶は、ブータン僧侶
ブログでもたびたび法要に参加したことを書いていましたが、今回は私が久々にブッダガヤに戻り、ブータン僧侶もブッダガヤに戻っていたので、会ってきました。
現在52才で、過去には日本に1年ほど滞在したこともあります。
友人が属しているお寺は、数十人の若い僧侶を抱えるお寺で、メインのお寺がカリンポンというインド北東部にあり、その支店としてブッダガヤにもお寺があります。
友人は、メインのお寺とブッダガヤのお寺を往復する中で、他国へも行き、他国でチベット仏教の法要も行っている、大変アクティブで、数日後にはベトナムへ3ヶ月ほど行くと言っていました。
会うたびに、仏教の伝え方やブータンの状況を聞いており、今回もいろいろ質問をしてみました。
日本では今後、少子化と共に、僧侶自体も減っていくという統計が発表されていたので、ブータン・友人のお寺ではどうなのか聞いてみました。
私「今何歳ぐらいの僧侶がいて、どうやってお寺に小さい子が来るんですか?」
友人「半数は親が僧侶になって欲しいから。半数は貧しい理由や孤児」
私「若い僧侶になる人は、減っているように感じますか?」
友人「あまり変わっていないように感じます」
一番小さい子は、5才ぐらいからお寺に住み始めて、僧侶の勉強を始め、僧侶の勉強だけでなく、一般教育や英語教育もお寺内でシステムを作って教育しているようです。
ただ、途中でやめていく若者も多いようで、連れてこられたとき・小さいときはそれが当たり前だと思っていても、歳をとるにつれて様々な理由で僧侶をやめていくようです。
質問を変えて「若い子達に、スマートフォンについてどう教えているのか、禁止しているのか」聞いてみました。
「スマートフォンを禁止することはしておらず、むしろこれからは絶対に必要な物だから、それを止めることはできない。
だから、どのように使うのか教えている」
と言っていました。
「何か時間をつぶすためや、遊びで使うのではなく、自分で調べ物をしたり、分からないことを知るために使う。
勉強のため、いい行いの為に使うことを重点的に教えている」
と教えてくれました。
他にもたくさんの質問をしましたが、他の国の仏教の考え方・時代の変化への対応の仕方は、大変参考になります。
ブッダガヤという聖地で多くのお寺が集まるからこそ体験できることですね。
暑いブッダガヤ、でも仏教を求めて足を運ぶ若者達
5日ほど前に一度降ったあとには、涼しい風が吹いて心地よかったのですが、それから雨がなく、もわっとした漂っています。
「どうしてブッダガヤにきたの?」
中には、
そして、いろいろ仏教に対する質問・ブッダガヤに対する質問もされ、40分の勤行の後、1時間・1時間半と話をすることもしばしば。
一方でブッダガヤにきて悟りを開いた場所を見て、周りのお寺をみて、さっと帰って行かれる方もいます。悪いわけではないですが、せっかくこの場所まできたので、そして来ることができたので、仏教のたくさんの智恵が集まっている教えに触れてもらいたいというのが私の、そして一僧侶の願いです。
Ullanbana Festival(盂蘭盆会)
Ullanbana Festival(盂蘭盆会)
9月5日
前回の日記に書いたサンガダーナに参加するため、マハボディーテンプルへ。
朝9時に集合なので10分前に行くと、約100人近くの僧侶が集まっていました。
祭壇には、Ullambana Festibalと書かれており、日本の盂蘭盆会の法要でした。
(招待状には書いてなかった)
メインオーガナイザーは、ベトナム、ハノイからきた信者達。
それを、ブッダガヤにいるベトナム僧侶が、準備をして行われた法要でした。
信者さんから来た僧侶への挨拶
テーラバーダのお勤め
チベットのお勤め
ベトナムのお勤め
と続き、最後は信者さんのお勤め。
そのお勤めがなんと、チベット仏教のお勤めでした。
ベトナムは、上座部仏教と大乗仏教、両方存在する唯一の国というのは知っていましたが、まさかチベット仏教のお経を唱えるとは思わず、驚きました。
法要の最後には、BTMC(大塔管理委員会)のチーフ僧侶、チャリンダバンテ(バンテとは僧侶のこと)から信者さんへ一言
「テーラバーダ仏教では、今回のUlambana chantingはありません。
ただテーラバーダ仏教では、布施をするための法要を行います。それと同じような意味だと認識しており、親の為・先立たれた人の為に法要を開き、布施行を行うことは大変重要なことです。そこで得られる徳を大切にしてください。そして、布施ができることが大変ありがたいことだと認識してください。」
といって法要の締めの言葉とされてました。
その後は、場所を移動し参加している僧侶全員に食事のダーナが行われ終了。
ブッダガヤにいていつもすごいと感じる事は、やはり布施行を熱心に行う信者さんたちの姿です。
自分の国から遠く離れたブッダガヤまできて、布施行を行う。
一番の聖地で行うことで、いつも以上に徳を積むことができ、自分の来世に繋がると言うことを心か信じて行っている姿は、見ているだけでありがたく感じます。
その気持ちを受け取り生活をしている僧侶。
自分自身がどのような気持ちで僧侶として生きていくのか。
どのようなことをしていくのか。
毎回考えさせられます。
佛教大学の学生ツアーと仏心寺とタイ寺
佛教大学の学生ツアーがブッダガヤへ来られ、仏心寺も訪問されました。
2・3・4回生の16人
参加者の3分の2が将来僧侶の道を進む子達です。
私も佛教大学出身なので、後輩?に当たる学生さんがこれらる事は大変嬉しいですね。
到着してからすぐ本尊様にお線香をお供えしてもらい、一緒にお経を唱えたあと、仏心寺の話・ブッダガヤの話をしました。
その後、お寺内の見学。ロビーから見学してもらい、屋上まで。
屋上からは、周りのお寺の風景やこの周辺で唯一残っている仏心寺の横の原っぱの風景が見えます。
面白話として
「隣は大きなトイレですよ。」
と伝えると、みんな一瞬思考が停止したように。
ちょうどその時は、トイレしている人がいなかったですが、今でもトイレが外というインドの現実を少し触れてもらいました。
仏心寺のあとは、他のお寺や僧侶に触れてもらうために、タイ寺へ。
ブッダガヤで一番古いタイ寺は国営のお寺で、友人僧侶がいるので、今回は特別に内陣(本堂の内側)に。
日本のお経・タイのお経を唱えたあと、友人僧ニップンから学生さんへ少しお話で、このタイ寺の住職が修行している僧侶達によく伝えている言葉を教えてくれました。
「とにかく本堂(メインホール)を大切にしなさい。
そして、毎日仏様の顔を見なさい。見せなさい。
理由は2つ
一つは 仏を見ることによって、仏の姿・イメージを自分に受け付けること。
そして、仏に私たちの顔を覚えてもらうこと。
お互いがお互いの顔を合わせることによって、信頼が成り立っていき、言葉を信じてることができるはず。
会社での、上司と部下の例えを出して、毎日顔を合わせて、直接話すことによって、信頼成り立つはずと。
そして、最終的に、亡くなった時に仏が顔を覚えてくれていて、導いてくれる。
もう一つは、仏を見ながら、お経を唱え、三宝に対する気持ちをしっかりと持つ。確認する。
そのことにより、仏や法の教え、そしてサンガへの気持ちをベースにちゃんと持って、そこから他の人達、家族・友人・様々な方に気持ちを向けることができる。」
他の国の僧侶がどのようなことをシニア僧侶から教わっているのか、私も大変興味ぶかい話でした。
その後は、タイ寺の境内を共に散歩をしてホテルに移動して晩ご飯。
私もお邪魔して、仏心寺ではほぼ質問が出なかったで、食事をしながら話をしていると、学生さんも緊張が溶けたのか、いろいろ質問がでました。
なぜブッダガヤ?
食事は?
驚いたことは?
etc
いろいろ話をしていく中で、引率の先生が言われた印象的な言葉が、
「お坊さんになる人がほとんどでしたが、僧侶の道を進む中で、いろいろな選択肢があると知っていて欲しい。
清水君(私)のようにずっと往復をするという生活を目指すというのではないですよ。
時間がある際にインドにくるという選択があるということ。
ツアーで来るだけではなく、数日1カ所に滞在してみる。
一ヶ月滞在してみる。
いろんな物の見方ができるようになりますよ。」
4時頃から9時までと、5時間程の時間でしたが、あっという間に感じ、私自身が大変充実した時間に感じました。
少しでも学生さんにとって、何か得るものがあったら嬉しく感じます。
何より、またこの場所に帰ってきてくれることを願います。
サンガダーナの招待状が届きました。
カップルで二人乗りをして訪れるカップル
毎年増えているので、これも経済発展が進んでいる証拠のように感じます。
その尼僧さんは、仏教を勉強するためにブッダガヤの近くマガダ大学に通っており、5年が過ぎた方。
といって、時間や場所が書かれたカードをくれました。
そういうと、次はブータン寺に行くからと言って、忙しそうに移動して行かれました。
明日の朝9時から、世界中の僧侶・仏教徒とお参りをしてきます!
建築増築ラッシュのブッダガヤに到着
一方で日本人は減っていますが。
両手には桃が一杯。ブッダガヤへ出発します!
ブッダガヤへ出発
8月31日ブッダガヤに向け、日本を出発しました。
今回は、関西国際空港からデリーに行き、そこからブッダガヤへ向かいます。
航空会社は、エアーインディア
毎回ながら飛行機に乗った瞬間、そこはインド。(匂いが)
平日なので比較的すいているかと思っていたら、飛行機はほぼ満席。
家族連れや団体の中国の方々が大勢乗っていました。
というのは、この関空からデリーの路線は、香港で一度停まり、掃除や燃料補給をしてからデリーへ向かう路線です。
どこかを経由して飛ぶフライトを、ホッピングフライトという名前もあるようです。
多くの人が両手に荷物を抱え機内へ向かっていましたが、特に目立ったのが桃の箱。
両手に4箱桃の箱を持っている強者もいました。。
中はもちろん、生の桃!!
台湾では日本の桃がお土産に喜ばれるときいてことありますが、中国でも同じようですね。
国に着いてから検疫などどうなるんだろうと、勝手に心配しながら見ていました。
途中の香港では、離陸直前に雷雨になり、そのまま1時間ほど滑走路で待機となり、インド到着も1時間ほど遅れたフライトとなりました。
日本のゲリラ豪雨のように、いきなり振り出し、10秒ごとぐらいに雷が1時間鳴り続けていました。
※ゲリラ豪雨前の空港。このあと真っ暗になり豪雨。
今回のフライト
Air india
日本時間、午後2時10分に関空を出発
デリー到着は、現地時間午後10時すぎ(日本時間午前1時半頃)
デリーで2泊したあと、ブッダガヤへ向かいます。
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