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ブッダガヤ、バンダ(ストライキ)1日目!

今日からブッダガヤはストライキです!

政府が進めている政策に対しての、反対の意を示したストライキ。

今回は、政府が1キロ圏内に車の立ち入りを禁止したことに対して行われています。




全部で3日間の予定で行われ、今日が1日目。


朝から街中を見てきましたが、本当にすべてのお店が閉まっています。

大通りはバイクと、電動リキシャーと自転車が殆どで、たまに許可された車が通るだけ。
いつもはバスや車、バイクでぐちゃぐちゃなので、大変静かで、歩きやすい状態でした。
心なしか、空気も澄んでいるように感じます。


ただ街中は、静かな状態で、寂しさを感じました。


閉まった店の前で、立ち尽くす店主

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両側野菜で溢れていたバザールは、閉まってます。

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観光客で賑わうお土産物屋も、閉まっています。


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両側お店があり、その前にも地面で野菜を売っているバザールも閑散としています。


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街中には警察がバイクや車で走り回り、ものものしい雰囲気。



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現地の友人は、

「政府は、現地の人のことを何も考えてくれない!
 勝手にいろいろなことを決めて、進めていく!
   何もいいことはない!」

と怒ったように話をしていました。




レストランなどもほぼ閉まっているので、これからブッダガヤに来る旅行者は気をつけてください。

できることなら、3日後からくることをおすすめします!!


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マハボディーテンプルから1キロ圏内の車の立ち入りを禁止!明日からは街中がストライキの予定。

今年初め爆弾事件があったブッダガヤ。

その時から、ブッダガヤの警備がだんだん厳重になり、マハボディーテンプルに入るには、二重のボディーチェック、鞄のX線チェックを通らないと入れなくなりました。

また、街中でも、至る所で警察がたち検問を行い、安全ですが、地元の人からは少し過ごしづらい雰囲気になっています。


そんな中新たな条例として

「マハボディーテンプルから1キロ圏内の車の立ち入り制限を行う!」

というものが発布されました。

ニュースサイト
https://www.telegraphindia.com/states/bihar/no-cars-1km-around-temple-210146



今までもブッダガヤ周辺には検問があり、立ち入り制限がされていましたが、正式に条例を作り対応していくようになりました。

本来は、2月15日スタート予定でしたが、2月20日から施行されました。

その目的としては、大気汚染への対策と、歩行者の安全面への対策。
当初は、2輪車も対象でしたが、今回は除隊されたということです。
また、一部のホテルやお寺に対しては許可書を発行し、それを使うことによりバスなどが入ってこれるということです。



確かに、ブッダガヤにはここ数年で多くのインド人の観光客が訪れ始め、また収入も増えているので車やバイクの数も見違えるように増加しています。

それに伴い、街中の空気は悪くなり、また道路を歩いていてもぎりぎりを車が通って行くので、怖い思いをしたことは多々あります。
そのことが改善されるのであれば、喜ばしいことはないですが、現地でずっといる人達からすると、不便です。

また大通りが封鎖されている一方、一本路地に入った細い道は制限がないので、村の中などの細い車が一台でいっぱいの道を多くの車が通るようになったので、村の中の危険度が増しているのも事実です。
そして、なぜか検問の警察も、裏道を通って行くように進める始末。。。


そんな形で現地の人達の不満が爆発し、明日2月23日からブッダガヤでは3日間のストライキを行うことが決まりました!

明日からというのは理由があり、現在ブッダガヤが属するビハール州の州知事は、日本を訪れています。
明日インドの戻る予定なので、それに合わせてストライキを行い、明日の夕方ガヤ県のDMや警察関係者とMEETINGを行い、その結果によっては1日で終わる可能性もあると聞いています。


経済発展と共に様々な問題が起きているブッダガヤ。

仏教の聖地として、平和で安全な場所になること祈ります。

今年2度目のお正月。チベット・ベトナム・ブータン・台湾・中国

Happy new year!
Happy Losar!
新年快楽!
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2月16日は、チベット・ブータン・ベトナム・台湾・中国のお正月。



今年2回目のお正月。

前日の15日夜は、ベトナムのお寺で前夜祭。

ベトナムとラオスの僧侶とお祝いのご飯と爆竹



当日の2月16日は、早朝から菩提樹の下にベトナムの人達がブッダガヤにいる約200名ほどの僧侶を招待して、各国の読経と、サンガダーナ

その後、お寺でお祝いのご飯と、お正月にするベトナム式のくじ引き大会。


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お昼は、ブータンの友人のお寺でお祝いのご飯。


若いお坊さん達は、ブータンの国技手で投げるアーチェリーを楽しんでいました

ブータンでのお正月の楽しみ方は、男の人はアーチェリー。女性はご飯を作って、外でアーチェリーを見ながら食べるらしいです)


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チリばかりのチーズスープ


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夜は、国営のブータンのお寺に住んでいる女の子で、私が日本語を教えているブータンの子がお正月の食事に招いてくれました。
 

 

ブータンのバターを使ったバター茶と、お祝いに食べる特別なスープ
唐辛子と、山椒などの配合が絶妙でした。


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それぞれの国のお正月に食べる食べ物を味わうことができ、お正月をどのように過ごすのかも体験でき、楽しいお正月になりました。



西洋のカレンダーだけでなく、自国のカレンダーも大切にしている国が多いことを感じると共に、日本本来の暦もちゃんと知っておくことの大切さを感じました。

宿泊者・子供達・両親と涅槃会

2月15日

「涅槃会」

お釈迦様が入滅された日(亡くなられた日)




12月8日の成道会もそうですが、この日に涅槃会の法要を行うのは、やはり日本仏教だけです。


仏心寺でも、涅槃会の法要を行いました。

参列者は、宿泊しているインド・日本・台湾の方々
そして、友人のベトナム僧侶


学校の子供達はもちろん、両親にも案内を出し参列してもらいました。

「ブッダガヤから仏教が始まりました。 
 その場所に生まれたことを、大切に思ってください。
 お釈迦様の教えに興味を持ってください。」

と伝えて法要を開始。



日本式のお勤めの間に、ベトナムのお経を挟んで、法要を行いました。

各国の僧侶と共に法要ができることは、ありがたいことですし、国や宗派にこだわらず共にお経をあげてくれる友人僧侶にも感謝の気持ちでいっぱいです。





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ブッダ最後の言葉

「いかなるものも移ろい行きます。怠ることなく努めなさい」


お釈迦様の最後の言葉をしっかり受け止め、これからも努め励んで行きます!



シヴァのお祭り「マハ・シヴァラトリ」

今日は、マハ・シヴァラトリというシヴァのお祭りの日


ラトリは、「夜」という意味で、シヴァが夜この世界くると信じられており、シヴァが祭られているお寺では、夜通しシヴァのマントラ「オーム・ナマ・シヴァーヤ(Om Namah Shivaya」が唱え続けられるといわれています。


ブッダガヤでは、特に大きなお祭りはなく、夜も静かでした。
というより、いつも以上に静まりかえり、シーンとした感じで、ちょっと違った夜に感じました。



また、毎年このシヴァラトリの日、もしくは前後は、強風が吹き雨が降ります。
今年も例外ではなく、数日前から強風が吹き、今まで乾期でずっと雨がなかったのにもかかわらず、昨日から雨が降っています。

毎年この時期になると自然と考えさせられること。


昔から続いている宗教。
そして、私たちがコントロールしようとしても、どうすることもできない自然。

そこには、何か見えないところでむつびついているんだろうと、生活の中で感じるインド生活!


これからインドはどんどん暑くなっていきます!


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World Global Peace Festival 2018 in Thai

2月6日からタイに来ており、今日2月10日に、ブッダガヤに戻ります。


昨日(2月9日)タイのバンコクで行われたWorld Global Peace Festival 2018 in Thaiに参加してきました。

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タイにある宗教、仏教・キリスト・イスラム・ヒンディーの宗教者が集まり、平和について語られました。
そこには、マレーシアの王女様も参加され、物々しい警備の中行われました。

会場には、学生や宗教者、様々な職業の人達など幅広い年齢層の人達が数百人規模で集まっていました。




まずは国歌斉唱から始まり、王女様の挨拶、続いてそれぞれの宗教者の挨拶


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それぞれが平和について語り

「平和とは一人一人の心から出てくるものであり、平和を目指すには自分の心の中を見なければいけない」


「それぞれがいろいろな立場で考えているが、その立場の概念を捨てなければならない。
  どんな職業・何人・どこから来た、、、すべてなくしていくと残るのは、人間と言う言葉。
 みんな人間で一緒。そのマインドが平和への道筋です」


最後は、We are the worldが演奏され、地球の模型を囲んで記念撮影。


様々な宗教者の立場からの平和への想いを聞くことができ、大変勉強になりました。


グローバルな社会になり、一つの国だけではなく、国をまたいで行われている宗教間を超えた交流。
国をまたいで行われる平和への祈り、学び。

ますます、この流れが加速していくように感じます。

そして、各宗教が共通のキーワードとして持っている「平和」


最後に一人の男性が言った言葉

「平和の教育を次の世代の子供達に、伝えていかないといけない!」 

自分の時代だけはなくに、次の世代に向けても発信し続け、学ぶ機会を作り考える機会を作っていくことも大きな目標であると感じました!

Global Shanti Amaravati Buddhist Heritage Festival

こんにちは。

2月2日から、仏心寺を離れて南インドのアーンドラ・プラデーシュ州にきています。

この州は仏教に縁がある州で、「龍樹」(ナーガールジュナ 2世紀中旬〜3世紀中旬)という大乗仏教の流れの祖とも言われている僧侶が生まれ、住んでいた場所です。




今でも有名な仏教遺跡が多数存在する州で、州を押して仏教を広げていこうという活動が今回の

「Global Shanti  Amaravati Buddhist Heritage Festival」

https://globalshanti.in/



州が主催する宗教行事です!




インドはもちろん、スリランカ・ミャンマー・チベット・中国・ブータン・ネパールなど多くの仏教国の僧侶が集まって、2月3日〜5日の3日間の予定で開かれています。

ただ、会場周辺は、キリスト教徒が大変多い地域で、教会が多く存在します。
大変興味深い行事。




朝から夜までみっちりスケジュールが組まれており、朝7時半からピースウォークから始まり、各国僧侶の法話、遺跡訪問、夜も法話にカルチャープログラムと盛りだくさんの3日間




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改めて詳しくブログは書きますが、2月10日まで仏心寺を離れております。
宿泊は可能ですが、僧侶はいませんので、お話をしたい・お勤めをしたい方は、2月10日以降に訪れてください。













1月30日。ガンディーが暗殺された日。今年で70年目。政府式典に参加してきました。

マハトマ・ガンディー

この名前を聞いたことある日本人は多いと思います。

また、ガンディーの有名な言葉「非暴力」と言う言葉も、聞いたことある方多いと思います。


もちろん、インドでも大変有名なマハトマ・ガンディー

1869年生まれ
18歳の時ロンドンに留学し弁護士となり、南アフリカで開業。
その時に受けた差別をきっかけに、差別撤廃運動などを行った。

インド帰国後は、イギリスからの独立運動に励み、「非暴力・非不服従」を唱えた。
また、「不可触民」制度撤廃に関しても、精力的に活動した。

ただ、1948年1月30日、自宅庭でボディーガードのヒンドゥー教徒による暗殺という、大変悲しい形で、人生の最後を迎えた。
最後の言葉は「ヘイ・ラーム」「おぉ、神よ」という言葉だったと伝わっている。



1月30日は、暗殺された日として、毎年国を挙げて式典を行います。


午前中は、荼毘に付されたラージガート
夕方からは、暗殺された場所、ビルラー邸内の庭


大統領から首相、各大臣から軍関係者まで、国を代表する方々が勢揃いするこの式典。
また、インドにあるすべての宗教の代表者が集まり、それぞれが5分ほど祈りを捧げていく日本ではあまりないスタイルの式典です。


今回ご縁があって、この式典に参加することができました。
セキュリティはもちろん厳しく、招待状の名前とパスポート、全身のチェック。


9時半頃に始まった式典

アルファベット順にそれぞれの宗教の代表者が祈りを捧げていきます。

一番はじめは、Buddhism.仏教

しかも、そこで声を出すのは日本人僧侶です。
あまり知られていない事実ですが、毎年仏教徒代表は、日本人僧侶なのです。

その後、ヒンディー教、キリスト教、イスラム教、ゾロアスター教、ジャイナ教、シク教(順不同)の代表者が祈りを捧げられました。

最後に、ヒンドゥー教のバジャンと言われる歌のような祈りが捧げられ始めると、各要人が会場に一人ずつ入場し、荼毘に付した場所に花を捧げていきます。

(全員がそろってから始めるのではなく、最中に集まってくるところもインドっぽいです)


全員がそろったところで、軍隊による空砲が発射され、数分間の黙祷で終了。
(そんな中でもクラクションが聞こえるインド。。。)


約1時間ほどの式典はあっという間に終了。


次は、午後の3時過ぎから暗殺された、ビルラー財団の家に集合。
現在は美術館になっているので、誰でも観覧することができます。

当日は、もちろん招待状がないと入れません。

そして、午前中にいなかった周辺の学校の多くの子供達が招待されており、子供達の歌から式典がスタート

その後、午前中と同じ順番で各宗教者が祈りを捧げて、式典が進んでいきます。
午前中は、ピリっとした雰囲気の式典でしたが、午後は子供達や、有名な歌手の歌がありアットホームな雰囲気な式典でした。

会場の中心では、ガンディーの象徴である、チャルカという糸つむぎの木で作られたものを使って子供達が糸をつむいでいました。

以下写真(午前中は写真撮影ができませんでした)


招待状

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入り口で待つ子供達

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会場

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暗殺された場所

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祈りを捧げる、ガンディーさんの孫娘


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並ぶ各宗教者

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モディ首相の到着

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会場の全風景

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参加した宗教者

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非暴力・非不服従を掲げたガンディー。

その意思を次いで行われているこの式典。
各宗教者が集まり、それぞれのスタイルで祈りを支えるスタイル。
それを国が主催しているインド。


もちろんこの行事は、テレビで生中継されインド国中の人が観覧できている。

平和の象徴として、大切に残していってもらいたい式典だと感じました。
そして、これが式典だけでなく、インド自体が宗教の調和がとれた国として長く続いていくことを祈ります。