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大学で学ぶミャンマー僧侶達と朝食。「マハボディーテンプルがあるからここにいる!」

先は、ブッダガヤ近郊の大学、マガダ大学で仏教を学んでいるミャンマー僧侶達と一緒に朝食を食べてきました。


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マガダ大学は、1962年に設立された大学で、州政府が管理する総合大学。
44もの組織から成り立つ大きな大学で、敷地も広大です。
その広大な敷地の中には、多く学生が住むホステルや従業員や教師の為の家も多く存在します。
ヒンドゥー教のお寺もあり、知らずに敷地内の道を走っていると大学の中というより、点在する家や村があるように感じます。

様々なコースがあり、日本語コースもあります。
また、ブッダガヤが近いので仏教コースもあり、多くのミャンマー僧侶やベトナム僧侶・尼僧が仏教を学んでおり、その他にタイの僧侶の姿もあります。
ミャンマー僧侶だけでも、200名ほどの僧侶が在籍していると聞いています。


前々から仲良くしているミャンマー僧侶が、今回私がブッダガヤに戻っているということで、一緒に朝食を食べようと誘ってくれました。

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ミャンマー僧侶達は、4階建てのホステルに宿泊しながら仏教を学んでいます。
それぞれ個室が与えられていますが、トイレやシャワーは共同。
ホステル内には、お世辞でも綺麗とはいえず、廊下のガラスが割れた状態であったり、廊下は私物の物の靴が並び、大学生の寮を思わせる雰囲気。
外には、バドミントンやサッカーのコートも。
いかにも大学生という感じです。




ただ、年齢は20代前半というよりは、私と同い年30歳ぐらいが多いみたいです。
ある程度、ミャンマーで僧侶として勉強をしてから、こちらに来る流れがあると言っていました。


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朝7時過ぎ、ホステルに到着して、友人僧侶の部屋で朝食の準備待ち。
部屋の中は4畳ぐらいで、ベットと机で一杯の状態。

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机の上には何か再生中のタブレットが置かれており、どんな動画どんな動画か見てみると、

なんと!!!



僧侶の話のyoutube!!!




こちらで出会う僧侶は、かなりの確率でスマホやタブレットで法話を聞いたり、法話関係の動画を見ています。
テクノロジーに対して、大変柔軟に対応しているように感じます。



驚いていると朝食の準備ができ、移動。

廊下の中間地点にあるオープンテラスのような場所で食事でした。


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全てのホステルにいる僧侶が一緒に食べるのではなく、8人ぐらいのグループが作られており、そのグループで食事を作ったりという行動を共にする決まり。



普段は質素なご飯のようですが、今回はミャンマー料理、モヒンガを作ってくれました!
朝5時に起きて約2時間かけて、料理が得意な僧侶が頑張ってくれました。
(本来、ミャンマーなどの上座部仏教では、自炊が戒律で禁止されていますが、ここでは不可能なので許されるということです)

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味はもちろん、本場ミャンマーの味!(ミャンマーで食べたことがないので、想像です)

米粉麺に、魚のだしで作ったスープ。
今回はカレーが多いので、本当にありがたく、美味しいご飯でした。

そこからはしばし歓談しながら、ある質問をしてみました。


「なぜブッダガヤを選んだのか?」


すぐに一言


「マハボディーテンプルがあるから」


別の僧侶も同じ答えでした。


「マハボディーテンプルに近いから」



大変シンプルですが、大切なことですよね。

仏教が始まった場所、ブッダガヤ
お釈迦様がこの地を選び、この地で悟った場所。
仏教が始まった場所。

仏教を少しでも勉強し、お釈迦様に少しでも思いがある人なら、その原点に行ってみたい・見たみたいという気持ちがわき出てくるのが自然ですよね。

そして、このシンプルな答えを聞いて、日々の生活でも様々な理由やいいわけ、自分の都合を自分自身考えたり、付け加えたりして、逆にややこしくしているのが自分の姿じゃないかと感じました。


どうしてブッダガヤにいるのですか?

「そこで仏教が始まったからです!」



大変有意義な朝食で、他国の僧侶と接する大切さを感じた、有意義な朝ご飯でした。


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今回は、2人でインドに!僧侶の卵が初インド。観光ではなく、修行としてのブッダガヤ

 いつも1人でブッダガヤと往復していますが、今回は同行者がいます。

23歳、僧侶の卵
初インド!!



今月初め、出発の2週間弱前に連絡がありました。

「インドに行くことを考えています。いつ行きますか?」


そこからとんとん拍子で決まり、今回一緒に仏心寺にきました。


最近は、E-VISAというインターネットでビザを更新できるようになり、1日もあれば、2ヶ月滞在できる観光ビザをとることができます。
今まで、インドのビザを個人でとるのは、一つの鬼門?(ややこしい)のようになっていたのが、最近は便利になりました。
また、日本人限定でアライバルビザという、到着した空港でビザを更新してもらうことができるシステムもあるので、今回のように急な旅でも対処でき、インドに来るための敷居が下がってきていることを感じます。



いつも1人で往復しているので、一緒に行く人がいるというのは、率直に嬉しいですね。
また、この時期は旅人がほぼいない時期なので、朝晩の勤行なども1人で行うことが多いですが、共に座り、共にお経を唱える事とができることも、有り難く感じます。

そして、これから僧侶になる若い子が、ツアーなどで観光として聖地を訪れるのではなく、ゆっくり滞在して聖地や現地の人の生活を体験することは、仏教を学ぶ上で大変重要なことのように感じます。



なぜか?

だって、お釈迦様はインド人に話をしたから!(日本人にではなく)



私自身も10年ちょっと前、インドに長期で滞在した際に、現地の姿を見て、文化を感じて、そしてそこで修行する僧侶の姿をみて、様々なことを感じ、お釈迦様の言葉が腑に落ちました!
日本の当たり前が当たり前じゃないので、考え方がかわります。
それまでは、知識として知っている言葉でも、「だからこのような言葉をいったのか!」という気づきが多々あり、その気づきがあったので、今でもインドとの往復の生活ができていると思います。
もちろん、今でも多くの気づきがあります。


ツアーなどでブッダガヤを訪れる人が激減している中、今回のように個人でインドにきて、ゆっくり時間をかけて聖地ブッダガヤで修行をする。
そして現地の人達の生の生活をみて、考える。

一昔前は、一部の勇気ある旅人しか経験できないようなことが、今の時代は比較的治安もよくなり、様々な設備も整ってきて、体験できるようになりました。


・インドに行きたいけど、1人では勇気が。でも、ツアーじゃなくゆっくり現地の生活を見たい方!
・率直に聖地で修行をしたい方!


現地まで一緒に行くことは、もしくは旅のアドバイスやサポートもできますので、ご連絡下さい!

特に僧侶の方々。

世界中の僧侶が集まり、
仏教徒が集まり、
お釈迦様がいた、見ていた、経験した世界を経験してみませんか?

観光でのブッダガヤではなく、修行としてブッダガヤに来てみませんか?

お待ちしてます!


暑くて、学校が休み!政府が発表

毎日42度、体感48度が続くブッダガヤからこんにちは!  
 
 例年この時期に来ていますが、今年は特に暑い。 雨が降り始め、地面を冷ましてくれる自然の摂理が、今年は遅いです。 
 
 どうしようもないのですが、 

どうにかなって欲しい。 
雨が降って欲しい。 
いつから雨が降るのか。 

 わからないことを想像して、どうにかしたいと思う毎日。 
どうしようもないのに、どうにかしたいと思うのが人間の性なんだと実感します。 

だからこそ、仏教の教えが日々腑に落ちる毎日を過ごしています。   
 

話は変わりますがインドでは、暑い時と寒いとき両方政府からの発表で学校が休みになります。 
日本ではそのようなことはほぼないですが、インドでは寒さや暑さで人が亡くなります。 
げんに現地の人達でも、熱中症のようになっている人もたくさんおり、昼間は外を歩く人もまばらです。 
そして、この暑い中、学校に行く子供達も大変というか、危険なので政府が学校を休みにするという発表を行います。 
実は夏休みが終わったところでしたが、今日また暑さによって25日まで学校を休校にするという発表が出されました。  
ということで、仏心寺の子供達も25日まで休みとなりました。
 
言葉だけで伝えていると、子供達に伝え忘れることがあるので、先生がいつまで休みか手書きで書き、一人一人手渡しで子供達に渡しました。
 

ただ、子供達は大変元気で、暑い中学校が終わったら境内でサッカーを30分ほどプレーして帰宅。


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子供達の体力に頭が下がります。
 
暑いばっかりいってないで、頑張ろう!!(程々に。。。)


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ブッダガヤに戻りました。今年はいつも以上に暑い?

今回の大阪での地震でなくなられた方へ、哀悼の意を捧げます。合掌
また、被災された方々が、1日も早い日常を取り戻されることを祈ります。



本日ブッダガヤに戻りました。

ガヤ空港に到着して外に出た瞬間、デリー以上にムッとする思い空気に押されました。
明らかにデリーより暑い!
サウナにいる状態で、一気に汗が噴き出しました。

気温は、41度!
体感、47度の表示。。。

明らかに例年以上に暑く感じます。が、インドの友人は、いつもと変わらないよと長袖のシャツを着ているところにギャップを感じました。

ただ、見慣れた風景を見た瞬間、「ああ、ブッダガヤに戻ってきた」と懐かしい気持ちと共に、この場所にまた戻ってくることができた「うれしさ」がこみ上げてきました。



前回滞在していたときとは違い、海外の仏教徒がほぼいないシーズン外のブッダガヤ。
到着して少し街を歩きましたが、大変静かなブッダガヤ。
のどかでゆったりとした時間が流れる雰囲気は、そこにいるだけでホッとできます。

もちろん大塔(マハボディーテンプル)も人が少なく、鳥の声と風の音、そしてその上で大きく枝を広げた菩提樹が、静かな時間を与えてくれます。



今回は、聖地で自分自身の修行をしっかりし、この暑い時期でも仏心寺を訪れてくれる数少ない旅人としっかり交流したいです。

また、村の中に入っていき、村の中の人々の変化や何を必要としているのか、しっかりと直接話をして見てきたいと思います。


 
今インドを旅している方。

是非ブッダガヤへお越し下さい!!

デリーに到着!今回のエアーインディアを利用

6月12日  日本からエアーインディアのフライトでデリー入り。
お昼2時前に出発したフライトは、香港を経由して、デリーに到着。
 
 
日本を15分早く出発した飛行機でしたが、デリー到着は約1時間ほどおくれ。


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飛行機は最新式のボーイング787なので、快適な空の旅でした!
USBで充電もでき、最新の映画も見ることができ、美味しいインドのカレーを食べることができ。
 
 
エアーインディアの特徴は、やはり「飛行機に乗った瞬間そこがインドに変わる」ということ!
特に匂いがインドの匂いに変わるので、「これからインドに行くんだ!」というよりも、「インドだ!」という感覚を毎回感じます。
もちろん、嫌な感覚では無いですよ!
 
 
機内食は、もちろんカレー!
ベジ、ノンベジが選べ、ノンベジの中でもチキンと魚が選べましたが、圧倒的にベジを選ぶインド人が多く、食事の用意が足りず、ベジを選べずに途中でインド人が大声で怒鳴りつけて、機内が騒然となっていました。
これも「インドに来たな!」と感じる瞬間でした。

機内食のカレーは昨年よりも美味しくなっていて、これも大満足。
バターチキン?は普通に美味しいレストランで出てくるような物でした。


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食事と睡眠をとりながら、日本時間夜中の1時頃インドに到着(インド時間午後9時半頃)

空港のイミグレーションでもいつもながらフレンドリーに話しかけられ、ここもインドだなと感じる瞬間。ただ、その分動きが遅くなるので、後ろで待っている人達の視線が痛かった。。。


イミグレーションを通り抜けると、昨年までなかった大きな免税店のお店がいくつも繋がってびっくり。売られているのは主にお酒と化粧品で、多くの到着したインド人が両手一杯に買い込んでいました。経済発展の影響でしょう。


そこから、いつもお世話になっている日本人が作ったデリーのお寺へ。
お寺に到着したのが、午後11時近く。

明日の夜にはダラムサラに向けて移動するので、すぐ就寝しました。

ちなみに夜中でしたが、気温は30度以上。
空港の自動ドアを抜けた瞬間、暑く重たい空気に押され、汗が一気に噴き出しました。。。

さあ、暑さとの格闘が始まります!!



今回のフライト情報

関西国際空港→デリー
航空会社  エアーインディア
週3便運行中

荷物の量が23キロ×2とたくさんに持つが持てるのが特徴
また、唯一の関西エリアからデリーに直行で飛んでいる飛行機!
 
 
 

ブッダガヤに戻ります!

3ヶ月ほど日本に戻っていましたが、ブッダガヤに戻ります。


日程は、6月12日に日本を出発しデリーを経由して、6月19日にブッダガヤに到着予定です!

そこから7月11日まで、仏心寺に滞在します。

また、6月デリーに到着した後は、北インドに位置する、ダラムサラという、チベット亡命政府がある場所に数日行ってきます。
ブッダガヤにいると多くのチベット僧、チベット人の人達とであり、チベット仏教を勉強している人達も、多くがダラムサラからこられ、ダラムサラに帰ってきます。
なので話にはよく聞いている場所ですが、実際に見たことがないので、今回ダラムサラに行き、チベット仏教の現状、インドに亡命したチベットの人達がどのような生活をし、どのように街を作っているのかしっかり見てきます。
何より、世界中の人達がチベット仏教を学ぶために集まっている中心地で、世界の仏教の生の姿を感じる事ができたらと考えています。

ブログにも現地の様子などをUPしていくので、ご覧下さい!
 

そして、インドを旅中の方は、6月19日〜7月11日の間に是非ブッダガヤへお越し下さい!
お話をしましょう。