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仏心寺 駐在 2月19日

今日はビジャイさんが所属する政治のグループが主催する、貧しい人たちの集まりに参加してきました。

ビジャイさんは、現地の準備やまとめ役をしており、「是非今回の集まりにきてほしい」と紹介してくださいました。
お昼からのスタートでしたが、やはりここでもインド、時間通りにはいきません。
スタートの時間に現地に行ってもまだスピーカーの設置。
もう慣れたので、ゆっくり気長に準備を見守ります。
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観客席の椅子に座っていると、グループの会長のような方や、偉い方々がどんどん集まってきます。
それと共に一般の人も集まってきて、その人達から少しずつの募金を集めていました。
何をするのかと聞いたら、このお金でご飯も食べれない人たちに無料で配る(約2千人分)と教えてくれました。
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式が始まろうとしたら、いきなり舞台の上に呼ばれ行ってみると、「ここに座れ」と言われ、なんと来賓席へ。
気軽な気持ちで来ていたのでびっくりです。
もちろんインド人以外は、私しかいません。
座って待っていると英語ができる人が横に来て、今回の集まりの主旨を説明してくれました。

大昔、夫婦がいて旦那さんの方は山を越えていつも仕事場へ通っていました。
お昼になると奥さんが毎日お弁当をもって職場へいっていました。

ある日、ご飯の時間になっても奥さんがお弁当をもってきませんでした。
旦那さんが家に帰り奥さんに怒鳴りつけると、奥さんは怪我をしていました。
話を聞くと、山の途中に大きな岩がありそこで足を滑られてしまい怪我をして、
お弁当を届けられなかったということでした。
それをきいた旦那さんは、毎日少しずつ岩を削っていき、長い年月をかけて、山に谷のように深い道を作りました。
そのおかげで奥さんだけでなく、他の町の人たちも便利に通り抜けれるようになった。

こんな話があり、その人のお祝いを兼ねた行事で毎年行うということでした。

数百人の貧しい人から、偉い人まで集まってやっと集会がスタート。

初到着後、大塔へお参りに行ったところ、この時期のインドでは珍しい雨が降っていた。
雨にぬれた大塔を、靴下を脱いで裸足でお参りしたのは、初めての経験であった。
今年はダライラマが来ていないせいか、チベット僧のお参りが少なく、ゆっくりと大塔とその周りをお参りすることが出来た。
子供たちが描いた絵を偉い方が見て回り、その説明をしていきます。
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絵を見終わると、ステージに移動し、そこで演説が始まります。
先ほどのストーリーの話や、貧しい人に手を差し伸べるということ、そして、これからどうしていくのか、ずっと話が続いていきます。
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この話は数時間続き、夜になると、ステージで催しものをして終わります。


周りの人からは、なんで日本人が?という顔で見られていましたが、その場所にいれたことはよかったな実感。(自己満足ですが)

帰り際にビジャイさんが「本当にきてくれてありがとう」と手をにぎって言ってくれた顔が大変印象的でした。


少しずつ仏心寺、また日本人がブッダガヤにいるということが伝わっていってくれたらいいなと思います。
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