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仏心寺駐在18日目

いつもの通り「仏心寺」のおつとめを終え「大塔」へお参り。

一日中、カレーもあきてくるので、最近の朝ご飯は「大塔」の前でチベットの人が朝早くから作って売っているパンを食べている。

朝5時ぐらいから地面に座って20人近くの人が横一列に並んで、丸いドーナツ型の揚げパンやひねった揚げパン、また揚げずに焼いただけのパンを売っている。
大塔前のパン売り

基本的にはみんな同じ種類のパンを売っているのだが、人によって堅めの人や柔らかい人、ちょっと甘めの人など、個性がある。日によっても違う。(日本ならほぼ毎日同じ味が基本だが)
チベットのパン

同じ物を売っているので、当然みんなお客の取り合いになり、大きな声を上げてこっちにきてと誘ってくる。

でも、お客さんを取り合いながらも、おつりが無いときはくずしてあげたり、英語があまりわからない人には、わかる人がお客さんの相手をしたりして、競いながら笑顔で助け合っている。

毎日通っていると顔を覚えられる。お参りの帰りにいつも買うのだが、通り過ぎると「自分の店で買ってって!」と言わんばかりにチベット語で挨拶をしてくれる。
(チベット語は全くわからないのであくまで想像だが)

田舎出身の私としては、このように気軽に声をかけて笑顔で話しかけてくれるのは本当にうれしいこと。 (言葉は通じてないが?)

朝は眠いし、寒いのであまりテンションもあがらないが、笑顔で話しかけてくれるとこちらも元気になる。

今日は前々から約束していた、シンさんにインド料理の作り方を教えてもらった。
シンさんは、160センチぐらいの体に体重は自称80キロ近く?の立派なお腹の持ち主。
色も黒く、これぞインド人と絵に描いたような人で、第一印象は大変怖い感じがした。
けれど、仲良くなるといろんなことを教えてくれるいい人である。
シンさんと

今回は、野菜のカレー(じゃがいもとカリフラワーのカレー)とダールカレー(豆カレーでご飯を食べるときには絶対に必要なカレー)とご飯の作り方。

作り方を全部書いていくと長くなるので簡単に。

じゃがいもとカリフラワーを切り、形が崩れないようにあぶらで軽く揚げる。あとは、マサラとニンニク、ウコン、チリなどでタマネギを炒め、そこに具を入れて水を加えれば、野菜のカレーのできあがり。

次に、ダールカレーは、ダール豆にウコンと塩を入れて圧力鍋で茹でる。最後に、バターを熱して混ぜるのが隠し味。

ご飯は日本とは違い、大量の水のなかで煮るように茹でて、いい堅さになったら水から出してできあがり。(お米は、インディカ米といい、ぱさぱさしている。)

だいたい10人前ぐらいを作るのに、2時間ぐらいかかった。

今、日本で流行りの手抜き?料理というか、三分間クッキングとは行かない。

おいしさは格別!

油もマサラも少ししか使わない本当の家庭料理なので、あっさりしていて辛さも控えめ。
野菜の甘さが感じられる料理です。

野菜は日本にもある野菜だし、マサラとちょっとしたカレー作りに使う葉っぱさえ手に入れれば日本でもインドの家庭料理が楽しめるはず。

ただ、ダール豆とお米は手に入りにくいかな?

今回はしっかりと見ていたので、次は自分でトライする予定!
予定のままで終わらないようにして、日本で作りたい。
また、楽しい一日が終わった。
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