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仏心寺駐在22日目

昨日に引き続き、ツアーの方が朝一番から「大塔」へお参りに行くというので同行。

まだ夜も明けぬうちにお寺を出て大塔へ歩いて行く。

「大塔」は、朝と昼と夜では全然顔が違う。

昼間は観光客の人ばかりなので、観光地という印象を受けるが、早朝や夜は、沢山の人が五体投地をしたり、お経をあげたり、一カ所に集まってお勤めをあげたりしている。

私たちが到着した時間帯も、観光客は全くといっていい程おらず、修行やお参りの人ばかりである。

その中をツアーの人達とお参りをしながら、お釈迦様にまつわる場所を見学していく。
「大塔」自体は、高さ52m、その敷地は一変が400mぐらいの四角形である。

途中、特別な場所にも入れてもらい、静かに1時間かけてお勤めを行った。
そこは、他の人は一切入れないのでツアーと私たちだけの本当に贅沢な時間を堪能。

朝ご飯は、いつもお世話になっているインド人の家でカレーをごちそうになった。ツアーの人達は、お昼には日本に向けて出発するので、そのお見送りに空港へ。
(車でだいたい15分ぐらい)

嵐の後の静けさという感じか、何かほっとして、お寺で一息ついた後、夜のお勤めを行う。
そして、晩ご飯。

いつものチベット料理やさんに行くと、「今日はパーティーだから」と言われる。

「じゃあ明日きます」といったら、
「キッチン!」と言って手を回しながら裏へ連れて行かれる。
特等席を用意していてくれた。

調理の最前線、出来上がった料理がいち早く運ばれてくる場所、「キッチン」である。

その、ど真ん中の調理台の横にイスを置いて座る。

チベットの女性が3人に、男性が1人、あとインド人のスタッフ5人ほどに囲まれて、複雑な心境。

はじめは、「こいつは、何んだ?」って顔をしていたが、ご飯を食べていると少しずつ近くに寄ってきて、食べ終わる頃には横に立って「暑いだろう」などと話しかけてきた。

いつもお世話になっている料理屋さんのオーナーのお母さんも横に座り、
「今日は、学校のパーティーでダンスとかがあった。」とか、
「今はどこに住んでいるの?」
「いつ帰るの?」
「次はいつ来るの?」・・・・と。

私は、22日帰ります。と言うと
「1月にダライラマが来るのに帰っちゃうの?」と言われた。

何だかんだで1時間半ぐらいご飯と会話を楽しんで、帰ろうとキッチンを出て、また立ち話。

万国共通の話題、年齢について!
お互いの年齢を、当て合っていると不思議なことがわかった。

インド人は日本人の顔が基本的に童顔に見えるのだが、チベット人はそんなことがないらしい。インド人にとって太っている人は、お金持ちの象徴だが、チベット人は太っている人は年を取っている人にみえるらしい。(チベット人の場合、若い僧侶は五体投地とかして引き締まっている人が多いからかな?)

言葉は片言ながら、笑顔でたのしく話をして帰路につく。
チベット料理店

今日も楽しく一日が終わりました。

言葉が違うとなかなか気持ちとか言いたいことを伝えにくいが、それでも、笑顔で笑うと笑顔で返してくれる。

国が違えば習慣も違うが、こうやって笑顔で交流できるのはうれしいことである。
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