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仏心寺駐在25日目

今日は、先日仏心寺を訪れてくれた先輩ツアーの人達が、生徒達の為に寄付していただいたお金を使って、キチリーというカレー雑炊とポテトサラダみたいなポテトチョーカー・パーパルという揚げせんべいを振る舞った。(すべてインドではポピュラー)

「生徒達に!」という願いがあったので、良いものを振る舞う事とした。本来は、キチリーは少しのご飯と豆のみ、もしくは少しの野菜を入れるだけだが、にんじんやキャベツ、カリフラワー、玉ねぎなど、野菜をふんだんに入れた。(こちらでは、本当に贅沢な作り方である)

今は、テスト週間なのでお昼まで学校をして、その後振る舞った。

生徒達を、一列に並べてバナナの葉で出来たお皿をくばる。
生徒達は、まだかまだかと待ちわびた顔で、配る人の方を一心に見つめる。

自分の皿にキチリーが入ると、他の人を待たず食べようとする。
もちろん手で。
しかし、出来たてなので、すごく熱くてなかなか手でつかめない。
食べたくても熱くて食べられない、何ともいえない顔でお皿を見つめている。
賢い子は、お皿(バナナの葉)の端をちぎってスプーン代わりにして食べようとする。が、なかなかすくえず断念。

少し冷めてきてから、美味しそうに食べ始める。
キチリーに続き、ポテトチョーカーを野球のボールぐらいに固めて配っていく、最後にパーパルを配る。

40人もいるので、一通り配り終えると始めに配った子がお代わりを要求する。
何日もご飯を食べていないかの様に必死に食べる。 そして、すぐお代わり。

時々、私たちに顔を上げて笑顔で語りかけてくる。カメラを向けると本当にうれしそうな顔をしてくれる。

生徒達を見ていると、うれしそうで、おいしそうで、よかったなと心から思える。
しかし、家ではどんなご飯をどれだけ食べているのだろうか?という心配もでてくる。

ここ数日で、物価が上がり野菜の値段も二倍ぐらいになった。給料はあまり変わっていないので、厳しい状況の中ご飯も満足に食べられていのではないかと思う。

日本の、幼稚園・小学校低学年ぐらいの年齢の子が、直径15センチ深さ8センチのオタマですくったキチリーを何杯もお代わりをする。

前回来たときも振る舞ったのだが、その時はこんなには食べなかったように思う。
スタッフさんや先生も、こんなに食べて「びっくり!」と言っていた。

普段から、お腹一杯食べられていないのか、余程美味しかったのか分からないが、取りあえず振る舞って良かった。また、寄付してくださった先輩達に感謝をしたいと思う。

ちなみに、一人分の食事は15ルピーの計算で作ってもらった。
15ルピーとは、日本円で約30円。それが40人で1200円。

これで、こちらでは豪華なご飯が作れる。

この金額が高いか安いかは、国が違う(物価や豊かさが違う)ので何とも言えないが、日本のお金1200円でインドの子供達がこんなに笑顔に、そして元気になってくれる。

日本も確かに厳しい時代だが、もっともっと厳しい現実がインドにはある事を感じる。
そして、私たちが出来ることというのは、本当にたくさんあると思う。


インド、ブッダガヤは、お釈迦様が悟りを開いた仏教徒にとっては聖地である。
そこに、「仏心寺」がある。
そこは、長い間でも安心して泊まれる処である。
そこで、日本とは違った不便な、頑固な、でも優しいインドの生活を体験することが出来る。
沢山の情報を読んだり聞いたりして知るのではなく、実際に見て聞いて触れてみて知ってもらいたい。
そして、日本人が忘れてしまった物を見つけてほしい。
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コメント

掲示板でごめんなさい

以前教えていただいた電話がつながらないのですが、国際電話だとなにかしないといけないのでしょうか?8から始まりますよね!
インド出国カードにインドの滞在先、電話番号を入れないといけないのですがどうすればいいですか?
住所とかあるのですか?

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