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新婚家庭で、食事のダーナ

ダーナ(布施)というと、日本ではお金のイメージが強いと思いますが、こちらでは食事のダーナがよく行われます。

それも1週間前などに連絡がきて、予定が決まって行われるものばかりではなく、前日や当日の朝いきなり連絡が来ることもしばしば。


今日はブッダガヤの隣、ガヤという大きな街に行ってきました。
前日の昼ごろ電話がなり「明日空いている?」と聞かれ、一緒に行くことになりました。

一人の僧侶(下の写真の一番左)の兄弟の息子さんが結婚したのが10日前。

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その新婚夫婦が、お坊さんを招待して食事のダーナをしたいということで、呼ばれました。

一緒に行ったのは、インド・シッキム・マレーシア・日本の僧侶

マレーシアの僧侶は、数ヶ月の予定でブッダガヤに滞在しており、他の二人の僧侶はブッダガヤに数十年住んでいるブッダガヤでは有名なお坊さん。
有名だから偉そうにしていることもなく、気軽に会うことができ、気さくに話をしてくれ、今回のように電話で一緒にダーナへ行こうとも誘ってくれます。

道中の車でも、「いろんな国の僧侶が集まっていいな。」と笑いながら話をしたり「お互いの国のお坊さんの違いなどの話で盛り上がりました。


ブッダガヤはからは、車で30分ほど。
静かな住宅街に新居はありました。

到着すると、新郎新婦がそれぞれの僧侶の足を右手で触り、それを額に当てて敬意を表す挨拶で迎えてくれました。

挨拶もそこそこにすぐ食事へ。

今回は、チキンカレーにご飯と、プーリー(あげパンのようなもの)
お祝い事などのご馳走では、油をたっぷり使ったスパイシーなチキンカレーがよく振る舞われます。

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施主は一緒に食事はせず、隣で待機していて、カレーやご飯プーリーなどがなくなりそうになると、すぐ運んできてくれます。
大変嬉しいのですが、ここからが少し大変なところで、お腹いっぱいと断っても、あとちょっとといって次々お皿に入れていきます。
毎回恒例の作法?

おいしく食事をいただいた後は、お経を唱えて感謝の意を示します。
インドの僧侶のお経の後、私も日本のお経を唱えました。
「今日はいろんなお経があって特別だ」とインド僧侶がお話をし、終了

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最後は恒例の記念撮影。

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インドの地で、僧侶がどのような生活をし、どのように信者さんと関わっているのかを知る、貴重な体験でした。

そして、国が違っても、共にお経を唱え、共にダーナを受けさせていただける体験は、毎回ありがたいなと感じます。


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