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ブッダガヤの近況。各国の仏教徒の様子

この時期ブッダガヤは、「シーズン」と言います。

そして、2月後半になると「あと数週間でシーズンが終わる」とも言います。



11月からブッダガヤのシーズンが始まり、まずテーラバーダ(上座部仏教)の国々の仏教徒が増え出し、それと同時に、五体投地というチベット仏教の修行を数ヶ月で、数十万回行う人々も集まり始めます。

菩提樹の下ある広場では、順次各国・各お寺・各宗派の法要や短いお勤めが毎日行われます。
ツアーで来た人達も座って、お勤めやお供え物をし、僧侶の法話を聞いて帰られていきます。
もちろん、瞑想するグループもたくさんあります。

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毎年12月2日〜13日は大法要、Tipitaka chantingが行われます。
テーラバーダの全仏教国の僧侶、信者共に集まり、 Tiptakaという三蔵のお経を唱えるという法要。
大規模な法要で、各国の豪華なブースが作られそれぞれの国の言葉で、同じお経を毎日朝から晩まで唱えます。昨年は、僧侶だけでも4000人以上が集まりました。




その法要が終わった後も随時、各国のグループが菩提樹の下で法要を行い、僧侶を招き、衣や毛布、帽子からお金までお布施をしていきます。
また、菩提樹の下で、出家式(お坊さんになる儀式)を行うグループもあります。




12月中旬からは、チベット仏教の4宗派がそれぞれ順次、モンラムという法要を行い、それに参加するチベット人やチベット仏教を信仰する海外の信者たちが集まり、ブッダガヤはチベット仏教一色に。

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その頃が一番ブッダガヤは冷え込み、ブッダガヤの人々の中で「チベット人が寒さを運んでくる」という言い方があり、実際に法要が始まると一気に寒さが来るので不思議です。

マハボディーテンプルも、小豆色の衣のチベット僧や、伝統のチベットの衣装を着た人々であふれかえり、至る所からマイクを使った大音量でチベットのお経が響き渡ります。







そのすべての法要が終わるのがだいたい2月中旬から末頃。

この時期になると気温もどんどん上がり、昼間は半袖で過ごせるような天候に変わります。
暑さに伴いチベット仏教関係者が一気にいなくなり、また、テーラバーダ仏教色に変わり、その後少しずつ仏教徒が減りはじめ、3月末には各国の仏教徒がほぼいなくなりまる。

それ以外の4月〜10月は、シーズンを知っている人からは想像できないぐらい静かなブッダガヤです。


シーズン中は、開門の朝5時〜閉門の夜9時まで、常に人で溢れかえり、昼間は、座る場所がないぐらい人が集まり、メインの本堂の中に入るには、1時間以上並ぶことも。
歩くときは、肩と肩が当たりる時もしばしば。

瞑想をするグループ、座ってお経を唱えるグループ、歩きながらお経を唱えるグループ、五体投地をする人、マに車を回す人、静かにお経の本を読む人。
それぞれが、それぞれ気に入った場所で、自由に自分の修行を行っていく。
お互い譲り合い、尊重し合い、協力し合い、共に修行をする・法要をするスタイルがブッダガヤ、マハボディーテンプルの姿です。

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マハボディーテンプル周辺にある各国のお寺でも、たくさんの法要が毎日行われます。
特に多い国は、タイ、スリランカ、チベット、ミャンマー。
タイに関しては、近いと言うこともあり、毎日たくさんのバスで信者さんが訪れ、現地の僧侶を呼びたくさんの徳を積んで帰ります。
もちろん、修行も欠かさず、マハボディーテンプル夜閉門ぎりぎりまで、ツアーのグループで瞑想している姿もよく見かけます。

近年は、チベット仏教が世界中に広がっている影響もあり、西洋諸国や、アメリカ、カナダ、ロシアなどの人々が増えています。

ブッダガヤにいると、仏教国の状況や、信者さんの様子がよくわかります。


そして、残念なことに、日本の仏教徒はほぼ来ないという状況ということも。

もちろん、この場所にきておつとめをしたから、修行をしたから偉い・すごいというわけではないですが、仏教が始まった場所、お釈迦様がこの場所を選び、悟りを開いたという尊い場所に足を運び、観光として見るだけではなくに、修行をしていく、お経をゆっくりというということは、一仏教徒として経験しておくべきではないかと感じます。



チベット仏教では、この場所で修行をするこ、法要に参加することは、ほかの場所で同じ事をするより数十倍の効果がある。

テーラバーダ諸国の仏教徒は、この場所はやはり力がある場所、平和な場所、なによりお釈迦様が選んだ大切な場所といいます。

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すこしでも、ブッダガヤに巡礼にくる日本仏教徒が増えることを祈っています。

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