世界中の信者が1万人以上集まるチベット仏教、カギュモンラム
世界中の信者が1万人以上集まるチベット仏教、カギュモンラム
早速、下の動画を見てください。
毎年この場所で、行われるチベット仏教カギュ派の大法要、カギュモンラム
数週間行われる大法要に参加するため、昨年は7000人の僧侶や尼僧、一般の信者が約3000人集まりました。
信者は、毎年この法要に参加するために仕事の休みをとってきます。
台湾・中国・マレーシア・シンガポール・アメリカ・カナダ・西洋諸国など全50カ国から集まり、法話は、13ヶ国語に同時通訳されます。(日本語は、残念ながらなし)
日本で毎年行われる仏教の法要で、これだけ人が集まることはあるでしょうか?
実際何度もこの会場に足を運んでいますが、人の多さ、舞台の大きさに圧倒されます。
そして、スピーカーを通して行われる独特の低音のお経は、一度聞くと忘れられません。
さらに驚くことは、この場所に来れない世界中にいる信者のために、すべての日程をfacebookのライブ動画でリアルタイムで配信し、数日後には、youtubeの専門チャンネルにすべてアップロードされるということです。
仏法を伝える上で使えるものは、すべて使っているという感じです。
実際、動画配信などは、どの国の仏教も行ってます。
法要の中継、法話の中継、そして、youtubeでいつでも観れるようにすることは、仏法を広める上で必要と認識されています。
そのモンラムの最後に行われるものが、「マルメモンラム」と言われる法要。
「ランプ供養」や、「光の供養」とも訳されるようで、夜に行われます。
3月2日に行われた動画がyoutubeに上がっているので、ごらんください
光や音楽、煙などを使った演出。
世界中からこの日のために集まってきた、一流の音楽家たち。
飛び交うレーザー光線
カメラも何台も用意されており、まさにコンサート会場。
司会は、僧侶により、チベット語、英語、中国語に同時通訳
すべて、この法要の為に用意されたものです!
クライマックスは、カギュ派のトップ、カルマパ法王自身が歌を歌い、参加者全員で大合唱
その歌も、チベット語、中国語、英語に訳されています。
ブッダガヤではこのような大法要が毎年行われています。
言い忘れてましたが、この大法要に参加する方法は、会場にきてパスカードを作るだけ。
参加費は、無料
すべて信者さんのドネーションで賄われています。
お金がある人は、お金を。
お金がない人は、ボランティアとしてスタッフになる
数週間続く法要では、お茶やパーレというチベット式のパンも無料で全員に配られます。
世界中に信者を持つチベット仏教の凄さをうかがえる光景です。
そして、世界で仏教を勉強する人が増えている証だと感じています。
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