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タイの寺で、食事のダーナ(お布施)

ブッダガヤには、現在50を超える各仏教国のお寺があり、今でも年々増えています。


お寺同士の交流も盛んで、法要があるとお互い呼び合い、それ以外でも僧侶同士相談をしたり、時間があるとお互いのお寺に行って話をするということもしばしばあります。


ブッダガヤに戻ると仲良くしている僧侶に会いに行きます。



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昨日(25日)に会いに行ったのは、タイの国が運営しているロイヤルタイテンプルの僧侶、ニップン。


1年のうちタイに戻るのは、数週間。
ほぼインドで過ごしているタイ僧侶。
パスポートもオフィシャルパスポートを持っており、Chif monk は他にいますが、様々な国の法要には、ニップンが参加しており、ロイヤルタイテンプルを代表する僧侶だといえます。


かといって、威張っていて会いづらいこともなく、お寺に行くと普通に歩いており、気軽に話しかけることができ、普段でもLineなどでもやりとりをしています。



今回も「ブッダガヤに戻ってきた」と話をしにいくと、「今度表彰されるんだ」と言ってスマホで写真を見せてくれました。



そこには、海外で様々な布教活動や支援活動をしている僧侶として表彰するという招待状が表示されており、他にも様々な法要の写真・支援活動の写真が、僧侶の紹介として編集されていました。




話をしているとちょうどお昼の時間になり、一緒にお昼ご飯のお布施をいただきました。

日本では、お布施と言うと「お金」のイメージがありますが、それいがいのも食事や衣など、様々なお布施を頂きます。
今回は、一人の女性の修行者メーチー呼ばれる方が、施主となってお布施をされていました。

ちなみに、上座部仏教では、12時までにお昼ご飯を終わらし、12時以降は食事(固形物)は口にしたらダメという戒律があります。
(ただ、病気がある場合や薬を飲まないといけない時など、特例やお寺によって厳しさも違うようです)


食事をする場所では、、ボランティアの信者さん、メーチーという女性の修行者、そして僧侶と机が別々に用意されてます。

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日本ではそのようなことはないですが、上座部仏教ではこれも戒律で決まっており、机を別にして食べないといけません。



それぞれが机に座ると、今回のお昼ご飯をお布施したメーチーが真ん中に座り、信者さん・僧侶・そして信者さん、最後に全員でお経を順番に唱え食事を始めます。





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※今回施主のメーチー








僧侶=精進料理というイメージがあるかもしれませんが、上座部仏教ではそうとはきまっていません。
お布施された食事は、すべて頂くことになっているので、今回も魚などが並んでいました。

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味付けは、もちろんタイの味!
殆どの食材をタイから運んでいるので、本場の味です。

本当に美味しいの一言。


最後食事を終えると、また全員でお経を唱えて解散。


同じ仏教でも日本のスタイルとは違う僧侶の姿・生活スタイルがあります。
また、様々な国の中で、少しずつ独自の形に変わってもいます

日本にいると、本でしか触れることができない世界を、同じ僧侶として接することができることは、大変ありがたいことです。


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