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仏心寺でも、サンガダーナ。7カ国の僧侶が集合

6月30日、仏心寺でサンガダーナを行いました。


サンガダーナをするには、施主が必要になります。
お寺・ブッダガヤに来た信者さん・グループなど、様々な施主がいますが、今回は、ブッダ・仏教が好きで仏跡を旅している日本の28代後半の女性が施主となって、仏心寺の本堂で行いました。


前回のブログに書いた、サンガダーナの話をその方に、誰でも施主となり自分の為・家族の為などお経をあげてもらること、お布施も自分ができる範囲でOKということを話していたら、是非出発前に行いたいと言うことになり、急遽セッティングしました。


前日に決まったことですが、一件ずつお寺を回り「明日(6月30日)9時から、仏心寺で行いますから来てください」とお声がけして回ると、どのお寺の僧侶も笑顔でOKと引き受けてくれてくれました。


今回お声かけした僧侶は、全部で9人(私入れると10人)

インド
バングラデシュ
タイ
チベット
ブータン
ベトナム
日本

これだけの国の方が前日の声かけで集まるのは、ブッダガヤの特徴だと思います。


お願いした9時前になると、少しずつ各国の僧侶が仏心寺に集まりだし、声がけした僧侶同士もよく知っている僧侶同士なので、話をしながら全員そろうのを待ちます。

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その中で話をしていると、日本の若者の宗教の話になり、

「日本の若者は、仏教を信じないのか?じゃあ、どの宗教を信じているんだ?」

とタイの僧侶から質問がでました。

「仏教を信じていない」=「無宗教」

とは結びつかず、何か別の宗教を信じているのが前提という考え方が、少し日本とは違うようにかんじました。


そこで私は一言

「宗教はこれ!」

とって、スマホを出して指さしたら、僧侶全員が一致して、

「Google teacher」

といって爆笑をしてました。


その後本堂に移動。

まず、一人一人お線香を本尊様にお供えしてもらったあと、各国僧侶一列に並んでもらい順番に読経。


パーリ語のお経(インド、バングラデシュ、タイ)

チベット語のお経(チベット、ブータン)

ベトナム語のお経(ベトナム尼僧)

日本語のお経(日本尼僧)


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それぞれ違った雰囲気のお勤めで、一つの場所でこれだけのお経を聞くことができるのはブッダガヤの特徴です。

その後、施主の女性が僧侶一人一人に、お布施とお水を、直接手で渡すのではなく、僧侶の前に置いてダーナしていきます。(国によって直接手渡しはダメだという国もあるので、その国の習慣に準じて)

そして、年長の僧侶の方から少し法話。

「仏教での幸せとは何か。
 外面的な部分にとらわれないで、内面に目を向けること。
 今生まれてきたことには、意味がある・すべきことがある。」


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10分ほどの法話。

最後は、施主の女性が僧侶に対し、三礼して終了。


お勤めが始まると同時に停電が起こり、扇風機がとまってしまい、窓がない本堂はサウナのような状態の中でのお勤めは、大変もうしわけなかったですが、嫌な顔せず、笑顔で帰って行かれる僧侶の方々には、ありがたいです。
そして、なによりダーナ(布施)をする機会をくださったことへ、感謝の一言です。


施主の女性自身、様々な悩み・迷いがあっての仏教の聖地を回っていたので、少しでもその悩み・迷いが軽くなることを祈っております。

なにより、自分の為を思ってくれる人達、祈ってくれる人達がいて、どのような道を進もうが後押しをしてくれることを忘れないで欲しいと感じる、サンガダーナでした。



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観光だけでなく、サンガダーナなどに興味がある方は、お声がけください。





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