佛教大学の学生ツアーと仏心寺とタイ寺
佛教大学の学生ツアーがブッダガヤへ来られ、仏心寺も訪問されました。
2・3・4回生の16人
参加者の3分の2が将来僧侶の道を進む子達です。
私も佛教大学出身なので、後輩?に当たる学生さんがこれらる事は大変嬉しいですね。
到着してからすぐ本尊様にお線香をお供えしてもらい、一緒にお経を唱えたあと、仏心寺の話・ブッダガヤの話をしました。
その後、お寺内の見学。ロビーから見学してもらい、屋上まで。
屋上からは、周りのお寺の風景やこの周辺で唯一残っている仏心寺の横の原っぱの風景が見えます。
面白話として
「隣は大きなトイレですよ。」
と伝えると、みんな一瞬思考が停止したように。
ちょうどその時は、トイレしている人がいなかったですが、今でもトイレが外というインドの現実を少し触れてもらいました。
仏心寺のあとは、他のお寺や僧侶に触れてもらうために、タイ寺へ。
ブッダガヤで一番古いタイ寺は国営のお寺で、友人僧侶がいるので、今回は特別に内陣(本堂の内側)に。
日本のお経・タイのお経を唱えたあと、友人僧ニップンから学生さんへ少しお話で、このタイ寺の住職が修行している僧侶達によく伝えている言葉を教えてくれました。
「とにかく本堂(メインホール)を大切にしなさい。
そして、毎日仏様の顔を見なさい。見せなさい。
理由は2つ
一つは 仏を見ることによって、仏の姿・イメージを自分に受け付けること。
そして、仏に私たちの顔を覚えてもらうこと。
お互いがお互いの顔を合わせることによって、信頼が成り立っていき、言葉を信じてることができるはず。
会社での、上司と部下の例えを出して、毎日顔を合わせて、直接話すことによって、信頼成り立つはずと。
そして、最終的に、亡くなった時に仏が顔を覚えてくれていて、導いてくれる。
もう一つは、仏を見ながら、お経を唱え、三宝に対する気持ちをしっかりと持つ。確認する。
そのことにより、仏や法の教え、そしてサンガへの気持ちをベースにちゃんと持って、そこから他の人達、家族・友人・様々な方に気持ちを向けることができる。」
他の国の僧侶がどのようなことをシニア僧侶から教わっているのか、私も大変興味ぶかい話でした。
その後は、タイ寺の境内を共に散歩をしてホテルに移動して晩ご飯。
私もお邪魔して、仏心寺ではほぼ質問が出なかったで、食事をしながら話をしていると、学生さんも緊張が溶けたのか、いろいろ質問がでました。
なぜブッダガヤ?
食事は?
驚いたことは?
etc
いろいろ話をしていく中で、引率の先生が言われた印象的な言葉が、
「お坊さんになる人がほとんどでしたが、僧侶の道を進む中で、いろいろな選択肢があると知っていて欲しい。
清水君(私)のようにずっと往復をするという生活を目指すというのではないですよ。
時間がある際にインドにくるという選択があるということ。
ツアーで来るだけではなく、数日1カ所に滞在してみる。
一ヶ月滞在してみる。
いろんな物の見方ができるようになりますよ。」
4時頃から9時までと、5時間程の時間でしたが、あっという間に感じ、私自身が大変充実した時間に感じました。
少しでも学生さんにとって、何か得るものがあったら嬉しく感じます。
何より、またこの場所に帰ってきてくれることを願います。
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