ブッダガヤの楽しみ。他国僧侶との会話
ブッダガヤでの私の楽しみの一つは、他国の僧侶との交流
他国のお寺の中や、お祭りの仕方、そこにいる僧侶や信者の姿を見ること、そして交流することに、大変興味があり、大変面白しろく感じます。
日本にいると日本のお寺しか見れないですが、ブッダガヤにいると、世界中のしかも、その国を代表するお寺や僧侶達が集まっているので、わざわざ他の国に行かなくてもいいという特権?があります。
今回は会ってきた僧侶は、ブータン僧侶
ブログでもたびたび法要に参加したことを書いていましたが、今回は私が久々にブッダガヤに戻り、ブータン僧侶もブッダガヤに戻っていたので、会ってきました。
現在52才で、過去には日本に1年ほど滞在したこともあります。
友人が属しているお寺は、数十人の若い僧侶を抱えるお寺で、メインのお寺がカリンポンというインド北東部にあり、その支店としてブッダガヤにもお寺があります。
友人は、メインのお寺とブッダガヤのお寺を往復する中で、他国へも行き、他国でチベット仏教の法要も行っている、大変アクティブで、数日後にはベトナムへ3ヶ月ほど行くと言っていました。
会うたびに、仏教の伝え方やブータンの状況を聞いており、今回もいろいろ質問をしてみました。
日本では今後、少子化と共に、僧侶自体も減っていくという統計が発表されていたので、ブータン・友人のお寺ではどうなのか聞いてみました。
私「今何歳ぐらいの僧侶がいて、どうやってお寺に小さい子が来るんですか?」
友人「半数は親が僧侶になって欲しいから。半数は貧しい理由や孤児」
私「若い僧侶になる人は、減っているように感じますか?」
友人「あまり変わっていないように感じます」
一番小さい子は、5才ぐらいからお寺に住み始めて、僧侶の勉強を始め、僧侶の勉強だけでなく、一般教育や英語教育もお寺内でシステムを作って教育しているようです。
ただ、途中でやめていく若者も多いようで、連れてこられたとき・小さいときはそれが当たり前だと思っていても、歳をとるにつれて様々な理由で僧侶をやめていくようです。
質問を変えて「若い子達に、スマートフォンについてどう教えているのか、禁止しているのか」聞いてみました。
「スマートフォンを禁止することはしておらず、むしろこれからは絶対に必要な物だから、それを止めることはできない。
だから、どのように使うのか教えている」
と言っていました。
「何か時間をつぶすためや、遊びで使うのではなく、自分で調べ物をしたり、分からないことを知るために使う。
勉強のため、いい行いの為に使うことを重点的に教えている」
と教えてくれました。
他にもたくさんの質問をしましたが、他の国の仏教の考え方・時代の変化への対応の仕方は、大変参考になります。
ブッダガヤという聖地で多くのお寺が集まるからこそ体験できることですね。
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