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バンド!(デモ行為)

お昼12時前、いきなり集団で走るバイクの音が聞こえてきました。


いつもクラクションや車・バス・バイクの音が聞こえていてうるさいブッダガヤですが、なんかいつもと違う音の感覚がしたので外を見に行くと、案の定いつもと違う光景が。


緑色の旗を持った何十台ものバイクの集団がゆっくり何かを叫びながら走ってきます。



バイクに乗っている人達は、大きな声で


「バンドバンド!」


といってゲートを閉めるように指を指して走り去っていきました。




インドでは、バンドというデモ行為がいきなり始まることがよくあり、今回も政府に対するデモ行為でした。


今回のデモ行為は、RJD(Rastiy Janta dal)という政党が起こしたもの。
その政党のトップは、ラルー・ヤダブで前ビハール州知事。

現ビハール州知事、ニティシュ・クマールと一時期は仲良くしていたようですが、今は決別した人。



インドの人は政治に対してものすごく興味があり、また意見交換も友人同士道ばたでチャイを飲みながらよくします。
私もインドの友人と話をしているとよく政治の話になり、


「前の州知事はダメだ、今回はOK」
「自分が政治家ならこうする!」


などと言っているをよく聞きます。
また、道ばたで集まっている話をしている人同士も、実は同じ政党で集まっているとうこともあります。
日本では普段政治の話は少ないですし、選挙の際の投票率の低さも取り上げられますが、インドでは正反対に国に関して、政治に関してものすごく興味があり、率先して関わっていくように感じます。
自己主張が激しいインド人らしいです。
でも、自分たちの国を自分たちで考え、そして意見を言うだけじゃなくに関わっていく姿は見習わなければならないと感じます。




話を今回のデモに戻すと、今回のデモはビハール州全土で行われたもので、多くのお店が店を閉めさせられました。
ブッダガヤではお寺も例外ではなく門をしめらせられましたが、午後2時にはそれも解除?というかみんなお店やお寺の門を開けていました。


今回の目的は、砂や土、石などの価格を下げさせることだったようです。


砂に関しては、一トラクター(インドではトラクター一台で値段換算)で、1000ルピーだったものが2年前に1500ルピーにあげられました。

それに関して高いという意見が高まり、値段を昔の1000ルピーに下げるようデモに発展し、結局2年前の1000ルピーに下がるように決まったようです。(友人談)



日本では、あまりデモに遭遇することがないですが、インドでは今回のようにいきなり始まり、そして街自体の機能が停止することがあります。
政治に率先して関わる姿、国を変えようとする姿は、素晴らしいと思いますが、住んでいる側としては、街の機能が正直困ります。


インド生活の一面でした。
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