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仏心寺駐在12日目

今日は、隣にある「日本寺」で晋山式(新しい住職さんが着任された式)があった。招待状が来ていたので朝から出席してきた。

京都/比叡山で有名な天台宗の方が、住職になられた。年齢は91歳。!!
飛行機で、ここまで来る大変さを考えたら、すごい。!!

式の前に、まず「大塔」でお参りをする。
その後、御輿(みこし)に乗り行列をして日本寺まで行く。
参加者(30人程)は、行列を作って後ろに続く。

何にでも興味があり、すぐに人だかりができるインドなので、あっという間に人だかりができ、行列の人数がどんどん増えていく。

インドやタイ、チベットの僧侶の衣は、基本的に一色しかない。
みんな同じ色の衣を着る。インド・タイは、ダイダイ色。 チベットは、アズキ色。

それに比べ日本の衣は、僧階などで色が変わる。
明るい色が多いので行列をみると、緑やオレンジ、青色の衣に金色の袈裟をつけているので、華やかな行列であった。

日本寺に到着すると本堂で式典が開催された。
ブダガヤがあるビハール州の知事さんなど、政治家の方もたくさん参加されていた。
また、知事さんや政治家の方を守るため、軍や警察の人がそこら中で目を光らせていて、その肩には本物のマシンガンがぶらさがっていた。!!

チベットのお勤め。パーリ語のお勤め。そして最後に日本のお勤めが行われた。

チベットやパーリ語のお勤めは、鳴らす物などがなく一人が唱えるとみんなが唱えて、失礼だが少しばらばらな印象を受ける。

日本のお勤めは、みんなが声をそろえタイミングも揃えたりするので、見た感じも聞いた感じも大変きれいで、それだけで一つの劇というかパフォーマンス(いい意味で)に見える。
(同じ僧侶として、見慣れているからだけかもしれないが)

その後、参加した来賓の祝辞(日本以外の国の人のあいさつも)がありたくさんのあり、国際交流を掲げている「日本寺」の大きさを実感した。

「日本寺」では朝晩のお勤めの時に、旅行客などが座禅をするのが口コミで広がっている。
そのことは、知事さんの挨拶の言葉の中にも入れられていて、国際的にも日本の仏教が注目され、認められていることにも実感した。

日本だけじゃなく、もっと諸外国にも目を向けていかないといけないなと、またまた実感。
そんな感じで、式典が終わった。

参加させてもらって、いろんなことを感じさせられ、すぐ隣にあるお寺だが改めていろんな意味で、日本寺の大きさを実感した。!!

今、自分がいる「仏心寺」も国際的に知られるお寺になることを願い、今できることを少しずつしていき進んでいきたい。
ただ、簡単にはいかない・中途半端な思いでは無理・みんなの思いが一つになり、何より一人ではできない、たくさんの人の協力が必要だ。

課題はたくさんある。やることがあることは楽しみであり、うれしいことである。

堅い日記なので、最後にどうでもいいことですが、頭を昨日剃ったので、頭がスースーする。
改めて髪の毛の大切を実感。!!
いろんなことを実感した一日だった。
今日もまた、いい日で終わりました。

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