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仏心寺駐在12日目  7月20日

 少しずつ、涼しくなってきている感じがするインドです。
ただ外歩くと相変わらず汗だくです。

今日は、子供たちの家にいってきました。

10人ぐらいがいつもまとまって帰るので、その後を付いていきます。
仏心寺を出て、すぐに田んぼの方に歩いていきます。

雨が全く降らないので、もちろん田んぼは日上がってます。

その中、人が歩いた場所だけ土色の道ができています。
正面には地平線が見え、ところどころにヤシの木が生えている。
大変眺めがよく、すがすがしい気持ちになる。
12日目01

子供たちの後ろを歩いていると、
みんなが嬉しそうに、何度も後ろを振り返りながら歩く。

15分ぐらいで小さい村が見えてくる。
村に近づくにつれて、田んぼには、とうもろこしや稲が植えてある。
草もふえ、その草になっている実をとって食べながらみんな歩いていく。

それから歩くこと10分、やっと村に到着。
壁はほとんどの家が土塀。ところどころレンガを積んだ家もある。
村の中の道には、牛の糞とおしっこなどが散乱している。
12日目02

家の中や前には、いたるところに牛ややぎがいる。
日本人が珍しいらしく、みんな家からでてきて不思議そうに見ている。

子供たちの家に入ってみると、玄関にはやはり牛がいる。
そして中では、お父さんお母さんが内職をしていた。
子供と一緒に写真をとって次の家に、次の家の人は中に入ってほしくないといわれた。
また、他の子の家を訪ねると、「自分の家は貧しいから」といわれた。
12日目03

真っ暗な部屋の中で、子供がカレーとご飯を混ぜたものを食べている。
もちろんその横には、牛がいて糞がたくさんある。

そんな感じで一軒ずつ回っていくが、どの家を見ても、土塀で暗いのである。
けれども、子供たちはどうか?
大変元気で、笑顔に溢れている。
他の家にも、どんどん入っていくが、誰も文句を言わない。
村中が、一つの家族のように見えた。

帰るときには、村の外までみんなで見送りをしてくれた。そして、その中の3人の子はお寺まで道案内をしてくれた。

その間、物乞いは一切しませんでした。

現実をみて、やはり支援は必要だと感じる。
特に今の時期、雨が降らないため農業をしている人たちは打撃を受けている。

けれど、子供たちの心と笑顔は大変素晴らしいものがある。
そして、みんな仲良く暮らしている風景は、見ていてほほえましいものがあった。
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