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仏心寺 駐在14日目 7月22日

 少しずつ涼しくなってきたと思ったら、また暑さが戻ってきたインド、ブッダガヤです。

今日は、二日前に行った村を再訪問。
田んぼのあぜ道を歩いていると、田植えをしている人が増えてきて、二日前まであった道がなくなっている場所もところどころあった。
けれども、それにも負けず子供たちは、歩いていく。
水が入っている田んぼがあれば、そこに入って水遊び。
すっきりしたらまた歩き出す。
それの繰り返しで汗だくになり到着。

村に入っていくと、道のど真ん中に大きな牛が寝てこっちをみている。
身体が大きすぎて、人が一人通れるぐらいのスペースしかあいていない。

子供たちは普通に走って通っていくが、私が近づくと牛は立って逃げだそうとする。
たぶん牛は怖がっているのだと思うが、私も怖い。

そんな気持ちを察してくれたのか、他の細い道から回って子供たちが迎えに来てくれた。
両側が土壁で人一人が通り抜けれるような道を通ると、子供達の家が。
後ろを振り返ると前回同様村の人たちが集まってきている。
ビデオカメラやデジカメで写真を撮っていると自分も自分もとみんなが寄ってくる。
ただ、カメラを向けた瞬間笑顔がなくなって、真剣な顔になるのは何回見ても不思議である。

一時間ぐらい滞在すると、雷が鳴り始めたので帰ることに。
ブッダガヤの周りは、高い建物があまりないので、雷がよく響いて来て、まるで地響きのような感じに聞こえます。
雷とともに、真っ黒な雲が近づいてきて、ちょうどお寺に着いたころに雨が降り出した。

夜は、友達の家に。
いつも仲よくしてくる40歳ぐらいの人で、いつもふざけてかってきたりしてくるインド人であるいるが、かなり頭のきれるホテルのマネージャーです。
今まで一回も家に行ったことがなかったので「家に行っていいですか?」と聞くと喜んでOKを出してくれた。

小雨の降る中バイクに乗り5分。
家は一階と屋上だけで、小さい8畳ぐらいの部屋が6個ぐらい。
そこにお父さんとお母さん、自分と妹の夫婦と子供が住んでいる。
お父さんは屋上に部屋を作って寝ていた。
レンガで建てた家で、レンガが丸見え。
入り口にはお決まりの牛がいて、ガスは使わず、牛の糞を燃料にカレーを作ったりしている。
部屋で話をしていても、横で牛の糞に火をつけて、チャイ(紅茶)を作ってくれた。
14日目01

家中の部屋を嬉しそうに案内してくれて、家族みんなを紹介してくれた。
正直な感想は、ホテルのマネージャーが住んでいるような家ではないというのか感想だった。いつもきれいなシャツとパンツをはいて決まっているので、まさかこのような家だとは失礼だが思わなかった。
そう思っていると彼が「お金がすべてじゃない」といった。
そのあとに「お金は死んだら持っていけない。死んだら心だけが一緒に行く。お金が重要じゃなく心が大切。だから、心から良いことするこが大切。」と。

大変考えさせられる言葉。
そして、大変納得できる言葉。
実際に家を見て、ホテルでの仕事姿や普段助けられていることを思い出すと、行動と言葉が伴っているのを感じる。
これ以上は、どう言葉にしていいのかわからないが、ぜひ伝えたい言葉だと感じた。


インドにいると、本当に心という部分を考えさせられる。
簡単そうでなかなかできないことである。
インド人は、今でもみんな宗教を信じ、神様が見守っていてくれて、亡くなったら神様の場所に行くだけだと言っている。
「善い行いをしていくのと、しないでいくのと、どっちがいい?。善い行いをした方がいいでしょ!」という。
日本には、本当になくなっている姿ではないかと感じる。

宗教が本当に根付いていることを改めて実感させられた日だった。
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