2010.11.15
本日は、近くの村で刺繍を教えている日本人の方を訪れた。
毎年、日本とインドを行ったり来たり。9年近く繰り返している人である。
日本でも何度かお会いした。今回もこっちに来ることがわかっていて、夜の大塔で出会った。
今日から、刺繍教室を始めるという。来てほしいと言われて訪れた。
刺繍教室は、学校の授業が終わった3時から4時まで一室を借りて行っている。
一番小さい子は5歳。上は10歳ぐらい、約15人ぐらいが学んでいる。
日本人の先生に頼らず、みんなで出来るようにと教えている。
今では、それなりに刺繍ができる14歳ぐらいの4人の女の子がいる。
この子達を先生として進めていくというのである。
しかし、まず始めに問題が。
3時から始まるはずが・・・・。
そこはインド時間、3時20分になりやっと準備が整い開始。
スリランカに留学している私と同年代のインド人の僧侶がホリデーで帰ってきていた。
その僧侶が授業の前にお祈りをする。
仏心寺でも、授業の始めに生徒みんなでお祈りをする。
なかなか日本の学校では無い習慣である。
何事にも感謝する習慣が子供の頃から学べるような環境になっているのがインドである。
お祈りが終わり先生が子供達の前に立つ。
今日から授業を始めるからしっかり来るようにとヒンディー語で話をする。
インド人の僧侶も「ちゃんとこれからがんばるように」と挨拶。
私のことも『日本のお坊さんで、これからちゃんとしているか見に来るから』と説明される。
呼び名は「ジャパニーバンテージ」(日本のおぼうさん)ということになった。
今回は初めての子供達もたくさんいるので、まずはまっすぐ縫う練習から。
賑やかなのは良いが、なかなか言うことも聞かない。
楽しくのんびり進んでいくものの、教える事がなかなか伝わっていかない感じを受ける。
そのたびに、怒ったり、静かにするように先生役の女の子や先生が注意する。
そんなこんなであっという間に4時過ぎ。
最後まで課題が終わるわけもなく、明日のホームワークということになった。
最後は、お菓子でご褒美。
ビスケットだったが、子供達は目の色を輝かせていた。
ただ、もらってすぐ食べる子は少ない。
たぶん持って帰って兄弟で分けるのであろう。
あっという間の30分ちょっと。大変であったが、楽しい時間であった。
終わってから先生とお話をした。
これからも、ここに来てほしいと。
子供達がちゃんとするように甘い顔だけじゃなくに、
「チェックしているぞ」という怖い顔をして見てくださいと言われた。
さすがに毎日は無理だが、一日おきぐらいには行ってみようと思う。
授業の間、インド人の僧侶と話をしていたのだが、
彼の夢はこの村に戻ってきて、お寺を造りみんながお祈り出来る場所を作ることだと言っていた。
大変貧しい村であり、彼もまた貧しい家の生まれで、僧侶の道を進んだ。
幸いにも彼は勉強が良くできたので、
スリランカの仏教寺院への留学をすることができ(数人しか選ばれない中に選ばれた)、
今は二年目という状況である。
去年はスリランカに残るか、インドに戻るか分からないと言っていた。
今は、決心が決まりあと三年で修行が終わるので、こっちに戻ってくると言っている。
スリランカからもこまめにメールをくれていた。
見た目も話をしていても誠実な僧侶である。
村の人達からも信頼が厚く、子供らもこの僧侶のいうことは何でも素直に聞く。
その僧侶が真剣に自分の村のためにがんばるといっている。
その姿は、話をしていて感銘を受けた。
28日まで滞在してスリランカに帰るので、またご飯に行く約束をして別れる。
同年代で、こうやって修行してがんばっている姿を見せられると、
自分自身の行動や姿も大変考えさせられる。
まだまだ、先は長いだろうが、できることを出来る範囲でがんばっていくしかないと感じる。

写真は、インドの安いタクシー、リキシャー(三輪自転車)からの車窓?です。
横を走っていくのは、オートリキシャー(三輪自動車)。
インドではどこに行ってもたくさん走っています。
この車体に、10人近く乗ったりします。
はみ出ても足だけ入れて、体は外にはみ出したまま平気で乗ります。
毎年、日本とインドを行ったり来たり。9年近く繰り返している人である。
日本でも何度かお会いした。今回もこっちに来ることがわかっていて、夜の大塔で出会った。
今日から、刺繍教室を始めるという。来てほしいと言われて訪れた。
刺繍教室は、学校の授業が終わった3時から4時まで一室を借りて行っている。
一番小さい子は5歳。上は10歳ぐらい、約15人ぐらいが学んでいる。
日本人の先生に頼らず、みんなで出来るようにと教えている。
今では、それなりに刺繍ができる14歳ぐらいの4人の女の子がいる。
この子達を先生として進めていくというのである。
しかし、まず始めに問題が。
3時から始まるはずが・・・・。
そこはインド時間、3時20分になりやっと準備が整い開始。
スリランカに留学している私と同年代のインド人の僧侶がホリデーで帰ってきていた。
その僧侶が授業の前にお祈りをする。
仏心寺でも、授業の始めに生徒みんなでお祈りをする。
なかなか日本の学校では無い習慣である。
何事にも感謝する習慣が子供の頃から学べるような環境になっているのがインドである。
お祈りが終わり先生が子供達の前に立つ。
今日から授業を始めるからしっかり来るようにとヒンディー語で話をする。
インド人の僧侶も「ちゃんとこれからがんばるように」と挨拶。
私のことも『日本のお坊さんで、これからちゃんとしているか見に来るから』と説明される。
呼び名は「ジャパニーバンテージ」(日本のおぼうさん)ということになった。
今回は初めての子供達もたくさんいるので、まずはまっすぐ縫う練習から。
賑やかなのは良いが、なかなか言うことも聞かない。
楽しくのんびり進んでいくものの、教える事がなかなか伝わっていかない感じを受ける。
そのたびに、怒ったり、静かにするように先生役の女の子や先生が注意する。
そんなこんなであっという間に4時過ぎ。
最後まで課題が終わるわけもなく、明日のホームワークということになった。
最後は、お菓子でご褒美。
ビスケットだったが、子供達は目の色を輝かせていた。
ただ、もらってすぐ食べる子は少ない。
たぶん持って帰って兄弟で分けるのであろう。
あっという間の30分ちょっと。大変であったが、楽しい時間であった。
終わってから先生とお話をした。
これからも、ここに来てほしいと。
子供達がちゃんとするように甘い顔だけじゃなくに、
「チェックしているぞ」という怖い顔をして見てくださいと言われた。
さすがに毎日は無理だが、一日おきぐらいには行ってみようと思う。
授業の間、インド人の僧侶と話をしていたのだが、
彼の夢はこの村に戻ってきて、お寺を造りみんながお祈り出来る場所を作ることだと言っていた。
大変貧しい村であり、彼もまた貧しい家の生まれで、僧侶の道を進んだ。
幸いにも彼は勉強が良くできたので、
スリランカの仏教寺院への留学をすることができ(数人しか選ばれない中に選ばれた)、
今は二年目という状況である。
去年はスリランカに残るか、インドに戻るか分からないと言っていた。
今は、決心が決まりあと三年で修行が終わるので、こっちに戻ってくると言っている。
スリランカからもこまめにメールをくれていた。
見た目も話をしていても誠実な僧侶である。
村の人達からも信頼が厚く、子供らもこの僧侶のいうことは何でも素直に聞く。
その僧侶が真剣に自分の村のためにがんばるといっている。
その姿は、話をしていて感銘を受けた。
28日まで滞在してスリランカに帰るので、またご飯に行く約束をして別れる。
同年代で、こうやって修行してがんばっている姿を見せられると、
自分自身の行動や姿も大変考えさせられる。
まだまだ、先は長いだろうが、できることを出来る範囲でがんばっていくしかないと感じる。

写真は、インドの安いタクシー、リキシャー(三輪自転車)からの車窓?です。
横を走っていくのは、オートリキシャー(三輪自動車)。
インドではどこに行ってもたくさん走っています。
この車体に、10人近く乗ったりします。
はみ出ても足だけ入れて、体は外にはみ出したまま平気で乗ります。
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