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2010.11.17

 本日からまた二日間お祭りがあります。
今回のお祭りは、イスラム教のお祭りで、ヤギを殺して食べるお祭りだそうです。

 現在二人の日本人と、一人のヨーロッパの女の子が仏心寺に宿泊しています。

 二人の日本人と屋上で話をしていて、スジャータ村の話しになりました。
ブダガヤの隣に川を挟んでスジャータ村があります。
日本ではスジャータという名前のクリープ?があります。
コーヒーに入れるミルクです。
その名前はこのスジャータからきているといわれています。

お釈迦さまは悟りを開かれる前は、ずっと苦行をされていました。
ある日、苦行をやめ疲れきって弱っていたお釈迦さまに乳粥を供養したのがスジャータという女性でした。
その後、体が元気になられたお釈迦さまが菩提樹の木の下で悟りを開かれました。

そのスジャータさんの名前からスジャータ村といわれています。
別名ではセーナー村と云う、一説では、お父さんの名前にセーナーが付いていたからだそうだ。

スジャータが乳粥を供養したことは有名な話なので、スジャータ村に行ったら乳粥屋さんがあるのかな?などと冗談話をしていたら、友人から電話が入った。
「今日は牛のお乳がたくさんとれたから、乳粥作ったよ」と、
すごい偶然でした。

2010-11-17a.jpg


家にお邪魔してご飯を食べた。
今日は年に数回のヒンドゥー教のお坊さんに来てもらいお祈りをしてもらう日だそうだ。

その日は、朝から何も食べずお祈りが終わって、お坊さんが食べるまで誰もご飯を食べないという。
ただ、私は僧侶なので、先に食べてもOKということだった。
私が、僧侶と見てもらえているというのが大変うれしかった。

お坊さんが食べるご飯も、ガスなどは一切使わず、牛糞を使って作るのが昔からのならわしらしい。


ご飯を食べヒンドゥーのお坊さんに合わせてもらった。

201-11-17b.jpg


果物やお米、また牛乳など沢山のお供えをして、火を焚いてお祈りをする。
最後に、神様の物語をみんなで聞いてお勤めが終わる。

この家では、昔からの伝統をちゃんと守っている。
素晴らしく感じる。
友人の息子さんは、デリーでプログラミングの勉強を終え一流企業への就職も決まっている。
ゆくゆくはアメリカなどで働くと言っている。
このように都会に出ている若い世代の人たちであっても、ちゃんと準備を手伝いお祈りに参加している。
本当に素晴らしい!と感じる。

普段の生活の中に、素直に物事を受け止めていく心が培われているのだと感じた。
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