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仏心寺駐在15日目

今日は、お釈迦様がお悟りをひらかれた日である。

明けの明星の時に悟りを開かれたと伝わっているので、朝日が昇る前に「大塔」へ行き、悟りを開かれた場所でお参りをする。

去年も、同じ日に同じ場所にいた。と思うと、一年は本当に早いなと実感。

しかも、日本ではなく、海外の同じ場所にいるということは本当に貴重な体験だと思う。そして、そんな事ができる自分は本当に幸せ者である。

お釈迦様が悟りを開かれた日なので、向かいにある「日本寺」では大きな法要があった。

招待状が届いていたので、参列した。

日本側のお勤めの後、チベットのお勤め、パーリ語(インドやタイ)のお勤めが行われ、式は終了。

日本にいては、他の国のお勤めはなかなか聞くチャンスがないが、こうやっていろんな国のお勤めを、しかもいっぺんに聞けるのは貴重な経験である。

そこには、「日本寺」の僧侶以外に、ラジギール(お釈迦様の仏跡の一つ)にある「日本山妙法寺」というお寺の僧侶の方も二人と、その「妙法寺」で泊まっている旅行者が二人参加していた。

法要が終わると一番上の僧侶の方はすぐ帰られたが、もう一人の僧侶の方がブダガヤに宿泊されるということで、「仏心寺」を訪れてくれた。

本堂でお勤めをしていただき、その後いろんなお話をした。

話を聞くと、お寺に生まれた訳ではなく、5年ほど世界中を旅していて、二年前ぐらいに「日本山妙法寺」を訪れた時に出家をされたという。

年齢は、26歳と私と一つしかかわらない。

知識もたくさんあり、なにより話し方が大変ゆっくりで、ずっと笑顔で話をするので、僧侶の尊さが伝わってくる感じでした。

どんな活動をしているのか。!どんな一日を送っているのか。!
等々、気づけば2時間近くお話をしていた。

その方が言っていた言葉で印象的なのが
「これもご縁ですから」「皆、同じ仏教徒だから、同じインドにいるので協力し合いましょう」

インドで旅をしている人がよくいう言葉
「これもご縁ですから」
この言葉、よく日本では仕事などでよく使われていると思うが、こちらで聞くとまた違った響きに聞こえる。

一日一日の中で、いろんなご縁をいただいている。

それを日本の忙しい中ではなかなかとらえられないが、こうして違った土地にきていろんな世界をみて、いろんな人を見ていろんなことを感じると、「ご縁」という言葉の深さを実感。

今日もまた一つ勉強になり、楽しい出会いがあり、いい一日で終わった。
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