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2010.12.07

明日からチベットの大きな法要が約2週間始まります。
今、ブッダガヤは泊る場所の争奪戦になっております。

日本で言えば、小さい町に何千人という人が一度に集まり宿泊をします。
仏心寺にも、今日5人以上の人が部屋がないかと尋ねてこられました。

仏心寺も部屋の予約が入っていて満杯の状態です。

「部屋が見つからない。」とみんな困った顔をしている。
泊めてあげられないのが大変つらい感じです。


夜になて、昨日到着したアメリカ人と話す時間ができました。

6年前から毎年ブッダガヤに来て、チベットのお勤めに参加しておられます。
ただ、持病もお持ちのようで、南インドでアーユルベーダの治療も受けておられます。

いつもは、もっと中心地に当たる場所に泊っていたみたいです。
(仏心寺はちょっと外れになります)
毎年値段が吊り上がっていく上に、埃ぽくうるさくてゆっくりできなかったそうです。
この場所は、本当に素晴らしいと言っておられました。

いつも言うように、ブッダガヤの道は大変ほこりが多い。
車が通ると砂を巻き上げます。そして、クラクションも聞かない日はありません。

いつも、部屋でメディテーションをしたくてもできず、疲れて帰ったそうです。
今回は、静かな部屋の中でゆっくり落ち着いて泊ることができる。
ブダガヤで、こんな処に泊ることができたのは奇跡だと言ってくださいました。

「気が早いですが、来年も来ますから予約はいつからできますか?」と・・・・

こんなに心から喜んで、満足してくれる人が少しずつ増えてきている。
今、肌身でもって実感します。
そして、それが広がって行きつつあることも実感できます。
お寺として、安心して泊まれ、落ち着ける、そのことを第一にしたい。
安い宿代だけの喜びではなく、この様な心からの喜びが本当にうれしいです。
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